「応天の門」
『応天の門』
時は平安、藤原家が宮廷の権力を掌握せんと目論んでいたその頃。検非違使を務める在原業平は、月夜に一人の青年と出逢う。その青年の名は―菅原道真(単行本16巻「STORY」より)。そう、あの菅原道真。
大学寮の学生・道真と女性大好き・在原業平―身分も生まれも違う、およそ20歳差のふたりが京で起こる怪異を解決するクライム・サスペンス作品。
舞台は平安時代だけど、事件が起こってそれを解決するという構図はどの時代でも同じこと。業平の依頼や、まわりの人々のせいで道真がいやいや関わって解決する。本人は家にこもって好きな本を読んでいたいという引きこもり気味の人。唐に憧れていて、遣唐使になりたいと秘かに思っている。そのために唐由来のモノにつられて事件と関わってゆくことも。
本作の監修を東京大学史料編纂所の本郷和人氏が担当していて、単行本には平安時代の文化・風俗に関する解説文も載っている。平易な文章で読みやすく、わかりやすい。
(図書館スタッフ:飛梅)