すごいぞ 植物❁

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こんにちは、もくもくです。

緑がきれいな季節になってきましたね。今回はそんな「緑」、植物についてのお話です。

植物は人が近づいて来るのを「見ている」。さらに自分の位置、重力の方向も「知り」

葉がちぎられたことを「記憶する」という。

勿論、人のそれとは異なりますが、驚くほど発達を遂げた植物の感覚を、

研究結果を踏まえて本書は詳しく解説してくれます。 

 

動物は暮らす環境を、自ら選ぶことができます。

植物はより良い環境に移るということが出来ないぶん、

生き残るために、変化する周囲の状況に敏感になり

複雑な感覚機能と調整機能を進化させる必要がありました。

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植物はそこまで知っている:感覚に満ちた世界に生きる植物たち

感覚というと、ついファンタジーのように植物が、痛みや感情を持つように

考えてしまいがちですが、「植物に脳はなく、苦しむこともない」と遺伝学者であり

植物学の教授でもある著者は擬人化にクギを刺します。

 

植物と私たちは、どう見ても違う生き物だけど、一部に同じ遺伝子があるのだそうです。

20億年前に枝分かれし、それぞれが長い時間をかけて進化したという

はるか遠い「親戚」について考えるのも、面白いのではないでしょうか。 

(名古屋の図書館スタッフ:もくもく)

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