夏の庭 : the friends
スタッフさんにお勧めされて読んでみたくなった本です。
『夏の庭』
小学生の男の子たち3人組の夏の出来事
初めて葬式に行った子
初めて"死体"を見たその子の話に
人が死ぬってどういうことだろう?
お化けって本当にいるのだろうか。
誰もがいつかは死ぬということはわかっていてもそれがどういうことなのか。
人が死ぬところを見てみたい
三人は、もすぐ死にそうなおじいさんを観察することに。
その人の最後を見てやるんだ
そんな思いで三人は、そんなに仲良しって感じではなかったと思うんだけど
その夏、三人は、協力してこの見張り計画を実行するのです。
ある日の新聞記事を見ながら、主人公(この物語を書いている設定)は
「まるで同じ日が永遠に続くみたい」という感想を書いています。
確かに、明日も同じようにやってくる
そんなつもりで生きている人は多いと思います。
人は生まれたら、余命のカウントはスタートするのです。
死に向かって生きています。
わかっているのに、明日は生きていると信じている。
人間ってある意味、楽天的。
だからこそ、死に向かっても生きていけるのかもしれません。
そこに真の希望を見つけることができる人は幸いです。
さてこの子たちは、この夏の計画、課題を終えるころ
死は彼らにとってどんなものになっているでしょうか。
途中、小学生にとってはどぎつい話も聞きますが、そのことによっても
死を理解すること、そして
いのちの大切さを考える良い体験になったのではないかと思います。
子供にも大人にもおすすめしたい本です。
紹介してくださった方に感謝して、
あたなにもおすすめしたいと思います。
(図書館スタッフ:小豆)
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