50年前に予見されたネット社会
中学に入ったばかりの頃に星新一のショートショートが面白くて読んでいた中に、この『声の網』がありました。
一話一話は短いのですが全体として一つの長編となっています。
機械に人間が支配されていく恐ろしさに、こんな世界がいつか訪れるのだろうかと衝撃を受けました。
当時インターネットはまだまだ一般的ではなく、まさかという思いと恐怖心とで複雑な気分でした。
が、その後のネット環境の進み具合を見ていると、次第に現実のものとなっているようで、作者の先見の明を感じずにはいられません。
初刊が1970年7月だということを考えると声の網(ネット)という表現にも驚きます。
子どもが読んでも大人が読んでも面白いと思います。
(図書館スタッフ フエルトうさぎ)