2年間の休暇
こんにちは。小豆です。
今回も児童書から紹介させてください。
タイトルは
『十五少年漂流記』
原題は、
2年間の休暇
15人の少年たちが漂流後、ほぼ2年間無人島で生活するお話です。
子供の頃に読んで、内容は忘れてもこのタイトルは、ずっと記憶にあって無意識に私のお気に入りとなっていました。
読み返してみて、
山を走り回り、基地を作って遊んでいた子供の頃の私が好きそうな内容でした。
8歳くらいから15歳くらいの少年、15人。
頭の良い子たちです。
学校での勉強もよくできた優秀な子たちのようです。
自然のこと、潮の満ち引き、季節のようす、地球のどのあたりか予測を立てること
などなど、学んだことを活かしています。
勇気と行動力もすばらしいです。
人は15の時にすべてを知り、その後、少しずつ忘れてゆく
そんな言葉を思い出しました。
まさに、彼らの知りうるすべてを駆使しての2年間だったと思います。
途中、どのシーンか忘れましたが、泣けてきました。泣けるシーンではなかったと思います。
その時、私が感じたのは、私たちもこの世で、この地上で、ある意味、探検、冒険をしているようなものではないか、ということです。
終わりの見えない、実際には終わりはあるのですが、そのことをあまり意識しないで、来る日も来る日も、生きるために働き、時に休息、安らぎのひとときを過ごして、また働く。
この繰り返し。
栄華を極めたソロモンも
空の空。
地上の営みは空しいと言っています。
けれど、彼は最後に大切なことにたどり着きました。
話が逸れましたが、探検のお好きな方、子供たちの無人島生活、
一緒にハラハラドキドキしてみませんか。
『十五少年漂流記』おすすめします。
(図書館スタッフ:小豆)
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