【部屋の中で見る青空】恋の噂
「愛しと吾が念ふ妹は早も死ねやも生けりとも吾に依るべしと人の言はなくに」
初っ端から古典が苦手だった人には頭の痛くなる文字列ですね!
今回ご紹介するのは斎藤茂吉『万葉秀歌』です。
作家である斎藤茂吉さんが『万葉集』から秀でた歌を選出し解説しています。
そのなかの1つである冒頭の歌を訳してみると・・・
「僕が可愛いと思っているあの子はいっそ死んでしまえ!
生きていても、僕のことが好きだって噂もないのだから」
噂なんて関係ないでしょ?と思うかもしれませんが、当時は噂がなければ恋は始まりもしなかったのです。
「五七五七七」の形式はまだ整っておらず、
「大丈夫?」と心配になるような八つ当たりぎみな失恋の歌が載っていて、
元号の案となるような厳かな詞書(ことばがき)も載っているのが現存する日本最古の歌集『万葉集』です。
「令和」でせっかく話題にもなったところですし!
万葉の歌を令和の時代にぜひ読んでみてくださいね!
※斎藤茂吉『万葉秀歌』は青空文庫からすぐに読めます。タイトルをクリックしてください。
(瀬戸のスタッフ もんぴぱ)