世はなべて金も無し

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皆様こんにちは、図書館スタッフの勝山道です。
さっそく今回も本の紹介、『お金本』となっております。

 
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このタイトル、そして表紙にしたためられた一文。


「金儲けを考へるが、自分で働かうといふ気がしない。」


これだけでこの本がどのような本か、まる分かりですね。
そんなことはない? それでは簡単な紹介をしましょう。
 
本著には誰もが教科書で見覚えのある文豪を中心に漫画家、ミュージシャン、実業家などいわゆる成功した人たち合わせて96人。
そんな方々の「金がない!困ったー」というエピソードが計100篇収録されています。
 
しかもただ単に金欠であるというのではなく、
「今しがた原稿料を貰ったが酒に使ったんで其方に返す金はない。あと実は競馬とか始めようと思ってるよ。じゃあまた」
と堂々と手紙に書き連ねていたり、
「一生に一度のお願いですお金貸してください。貸してくれなかったら自殺してやるぞ」
とまあコメントに困る書面を残してしまっていたり。
 
要するに、人間追い詰められても結構たくましいし面白いのです。
今も昔も誰も彼も、金に困ればすることは同じ。名だたる大作家も人間なんですねえ。
そんな気分でだらりと読んでみるといいかもしれません。
 
それでは失礼します。

 

(しろとり図書館スタッフ 勝山道)

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