オスマントルコ帝国の税金のあつめ方

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どんな図書館にも、どこか異世界のような場所に通じている秘密の入り口があります。意外な場所から地下空間へとつながっていて、私たちはふとしたことからそこへ入ってしまうことがあります。もちろん本学図書館にも、地下へと続く秘密の道が存在します。おもしろそうですね。

しかし一度そこへはいってしまうと、もう引き返せません。地下へと続く階段があって、中は迷路のようになっていて、進めば進むほどどこから来たのかすらわからなくなります。気付いたときにはもう遅い。まわりにはネズミらしきものがいたり、なにか正体のわからない生き物がいたりします。凶悪な犬がいるかもしれません。

でももしかしたら羊男(↓の表紙の中にいる、羊の着ぐるみを着た変な男)と出会えるかも。

ふしぎな図書館


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主人公のぼくは図書館にいき、司書のお姉さんに、オスマントルコ帝国の税金のあつめ方について書かれた本があるかどうか尋ねます。すると地下に連れて行かれる。地下には、怖そうな老人がいて、その本を探してくれるそう。しかし持ってきた本を見てみると貸し出し禁止となっている。奥の閲覧室で読むことになり、くねくねとした道を連れて行かれ、地下に入っていく。ずっとずっと奥のほうにある、鍵の付いた部屋にいれられてしまい、そこには羊男がいた。しかし僕はそこで本を読み終わるまで閉じ込められてしまうはめに‥‥。暗記をするまで帰してもらえない。ぼくは決まった時間までに家へ帰らないとお母さんに怒られてしまうのだ。

しかし帰るどころか、ここで寝泊りしながら、その分厚いオスマン帝国の税金のあつめ方に関する本三冊を読まなくては、ここを脱出できない。そのあいだ羊男が揚げたてのドーナツを持ってきてくれるのが救いだ。そして謎の女の子の登場も‥。

ぼくはこのふしぎな、奇妙な図書館の世界に入ってしまうのでした。

皆様も、図書館でなにか本を探すときは、くれぐれも十分にお気をつけてください。注意していないとこのようなふしぎな世界に巻き込まれてしまうかもしれません。もっとも、気付いたときにはもう遅いのですが‥。

本には、それだけなにか魔力のようなものがあるのです。


図書館サポーター あっきー

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