『母さんごめん、もう無理だ』

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法学部資料室よりオススメ本の紹介です!

母さんごめん、もう無理だ.jpg

この本は朝日新聞の記者が実際に行われた様々な凶悪犯罪の裁判を傍聴し、その事件の経緯や裁判の様子を記したものです。

嘘の結婚で8人もの女性から総額1000万円以上を騙し取った男性。
子育てに悩み、わが子の首に手をかけてしまった母親。
息子の暴力から家族を守るために愛する子どもの胸に刃物を突き刺した父親。

自分は決して犯罪に手を染めることはないと思っていても、人生は些細なことから歯車が狂いだすようです。
判決を言い渡す際に裁判官が被告人に対して言うのが「今後の人生では家族や友人に相談しなさい」という言葉。
被告人たちも口々に「もっと家族に相談すれば良かった」と後悔の気持ちを口にしています。

先の息子を殺害した父親の事件に関しては、もし自分が同じ立場だったら違う選択ができただろうかと考えされられました。
自分の大切な家族の命を守りたい、息子を犯罪者にしたくない、という葛藤でついつい間違った選択をしてしまわないか、と。
読んで損はしないと思いますので、気になる方は法学部資料室へどうぞ!


(学生サポーター: じゅーしぃ・からあげ)

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