ピンを探しなさい

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フランスの哲学者アランのことばです

 赤ん坊が泣いてどうにも手がつけられないと、
 乳母はその子の性質や好き嫌いについていろいろうまいことを思いつく
 ついには遺伝まで持ち出して、
 この子はいまからお父さんそっくりだなと言う
 こんな具合にあれこれ推理力を働かせているうちに、
 おむつに刺さったピンを見つける
  なんのことはない、原因はピンだったのである
人がなにか問題にぶち当たったとき「そんなはずない、おかしい」と
ついつい理屈で考えてしまうものです
その考えがあらぬ方向へと行ってしまうのは難しく考えるから
なんのことはありません そんなときはピンを探そう
そんな単純な原因に気付かず、難しく余計に考えてしまうことが
不幸を生むのです

これがアランの幸福論ですね

 私たちの敵は常に想像上のものである
 幸福だから笑うのではない 笑うから幸福なのだ

このようにアランの魅力は、哲学にありがちな難しい用語を使わず
とてもシンプルな考えにあります

この世界はシンプルだ
人生が困難なのではない あなたが人生を困難にしているのだ
 
と説くアドラーも同じですね
 
 
 
ふとした瞬間に、気の向くままに
読んでみてください
意外な方向からあなたの苦痛が無くなるかもしれません
何事も望むのに遅すぎるということはないのです


学生サポーターあっきイ






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