三分で理解するビール
「とりあえずビール」
とは必ずしも言わなくても、はじめはビールを飲んでおこうというような、もはや儀式と化したこの習慣
ありますね
「ビール」という素晴らしい飲み物を、ただなんとなく、種類も銘柄も選ばず飲みの場における当たり障りのない、とりあえず喉を潤しておこうというような存在にしている
ありますよね
もちろんビールからいくことはとても良いことです
少なめのアルコールだし、食欲を掻き立てる効果もあり、世界的な傾向です
だがちょっと待ってほしい!
我々がとりあえず感覚で飲む日常的なビールのほとんどは
「ピルスナー」
という世界のビールの中でもごくごく一部の種類のビールに過ぎないのだ
ビールの種類(スタイル)は140以上あります
しかしその中の一部だけを知り、取り上げて、ビールとはこういうものだ、という感想を持たれては困るのです
この傾向はビール嫌いやビールに対するイメージの低下につながる一つの要因ではないかと個人的に思います
ではざっくりと紹介すると
まず上面発酵酵母(エール)と下面発酵酵母(ラガー)
の2種類に分けられます
エールとラガーは発酵温度や発酵期間が違って、口当たりや香り、甘味苦みなどいろんなものが少しずつ違います
エールの中の主流はペールエールというスタイルであり、そこからIPAなどの派生したものもあります
一方ラガーの中にはピルスナーがありボヘミアンやジャーマンなどのスタイルがあります
こっちがより低温で日本の主流
おおまかに種類分けすればこんな感じです
主な作り方は、
1 まず麦を麦芽(麦に水を与え、乾燥させ、ローストさせてつくる)
2 それを砕く
3 汁が出てきて、デンプン→糖へ (糖が多いとアルコールも多い)
4 濾過
5 ホップ(アサ科の植物で、苦み香りの元)を入れて煮沸後、
冷却して酵母(イースト)を投入
6 発酵(ここでアルコールと炭酸ガスができる)
7 熟成
だいたいこんな感じでビールがつくられます
時間と手間がかかるんですねえ
ところでビール瓶がどれも茶色なのはなぜでしょう
それは光の波長にあります
光酸化を起こしやすい波長があって、それを最もカットする色が
茶色というわけなんですね
さていざ飲んでみる際のポイントですが、種類によってグラスの形や温度に気を使ってみたり、どんな食事とあわせるかを吟味したり、楽しみ方は無限にあります
最近の流行はクラフトビールでしょうか
アメリカで定義されたものですが、小規模で伝統的な造りをしているもので
地ビールのことです
小規模といってもさすがはアメリカで、他のクラフトビールとは桁が違うんですねえ
こちらが文字通り、あらゆるビールが載ってる本
『ビールの図鑑』
そしてビールについての疑問を解く一冊
『ビールの教科書』
とビールの世界について紹介しましたが、
日本も決してビール文化の水準が低いわけでは無さそうです
日本人は特にラガービールがお好きなのですが、そのラガーにも細かな違いがあって飲食店やスーパーなどを見る限り、ちょっとずつ差がみえます
我々の舌は、意外と差の分かるような敏感さがあるのかもしれません
以上
ビールについてのちょっとしたお話でした
先日ラシック地下のスタバ前にあるフルーツジュースの店で売られている
美味しいヨーグルトパフェを知った
学生サポーター あっきイ
(さすがにビールには合わないか...(笑)でも実はチョコやフルーツなんかと合うビールもあるんですよ)
トラックバック(0)
このブログ記事を参照しているブログ一覧: 三分で理解するビール
このブログ記事に対するトラックバックURL: https://blog.ngu.ac.jp/mt/mt-tb.cgi/5847