短篇ミステリのすすめ

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ザ・ベストミステリーズ推理小説年鑑 2016.jpg
お腹がすいて頭の中がからあげでいっぱいの、じゅーしぃ・からあげです。

みなさんはミステリー小説は好きですか?
僕の場合、読む小説はミステリー/サスペンス系が多いです。

僕がミステリーを読むようになったのは、小学生の時に好んで読んでいた講談社の青い鳥文庫刊行の『パソコン通信探偵団事件ノート』通称「パスワードシリーズ」がきっかけだと思います。
小学生数名が謎解きをするのですが、読みながら主人公たちと一緒に謎解きをするあのハラハラ感は今でも覚えています。
あれから時は経ち、脳にシワが増えてしまった今となっては読み返しても簡単に種が分かってしまうかもしれませんが、
当時の僕は必至に考えて考えて、種明かしされてもページを行ったり来たりして楽しんでいたものです。

そして今、ミステリが好きな人にはもちろん、そうでない人にも僕がおすすめしたい本が今回ご紹介します、『ザ・ベストミステリーズ:推理小説年鑑2016』です。
今年の5月に発売され、過去1年間に発表されたミステリーを選び抜いた一冊です。
新人作家からベテラン作家までたくさんの作品が載っています。
厳選された作品ですし、すべて短篇小説で1作品30分程度で読了できるので、普段あまりミステリー小説を読まない人にもおすすめします!

執筆時点ではまだすべての作品を読んではいないのですが、
永嶋恵美さんの『ババ抜き』という作品が印象的でした。

社内で「古株」と呼ばれる女性社員たちが旅行先の宿でトランプに興じ、負けたら罰ゲームとして社内の秘密を暴露していく。
という話なのですが、序盤はただ平穏な空気でゴシップを披露していくような、どこにでもあるような楽しい雰囲気なのですが、
秘密が明かされていくなかで、後半は楽しい雰囲気が一転して殺伐としたトランプゲームになってしまいます。

この作品を読んだ僕の感想は、
「オンナノヒトッテコワイ......」
女性の人間関係の闇(?)を垣間見ることのできる素晴らしい作品です。

これを読んでミステリー小説が好きになってくれたら嬉しいです。
興味のある人は3階図書館へ!


出版:講談社
資料ID:3000367790
請求記号:913.6/1199


(学生さぽーたー:じゅーしぃ・からあげ)

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