絵本の棚 第4回

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『ノルウェーの昔話 三びきのやぎのがらがらどん』

(マーシャ・ブラウン 瀬田貞二訳 福音館書店)

 

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定番中の定番の絵本。幼い頃に読んでもらったのではないでしょうか。

もしかしたら家の本棚にある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

三匹のやぎがえさを食べに橋を渡ろうとすると、

トロールという大きな怪物が現れて、やぎたちを食べようとします。

2匹はトロールをうまいこと言ってやり過ごし、

三匹めの大きなやぎがトロールをやっつけるというお話。

 

わりと恐く描かれているので、

子どもたちはトロールが登場するたびに、どきどきして聞いていることでしょう。

そして最後には、大きなやぎがやっつけてくれるという

スカッとした気分にさせてくれるところが、このお話の醍醐味でしょう。

子どもたちが喜んでお話を聞くと言います。

是非読み聞かせたい絵本のひとつですね。

 

トロールは北欧に伝わる有名な怪物。

さまざまな作品で登場するようです。

そういえば、トーベ・ヤンソンが生み出した「ムーミン」の本名は「ムーミントロール」でしたね。

 

 

 

『となりのせきの ますだくん』

(武田美穂 ポプラ社)

 

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時々学校を休みたいなってことありますよね。

学校に行きたくない理由はいろいろあると思います。

みほちゃんもそんな子の一人。

それもそのはず。なんと隣の席の子が怪獣のますだくんだからです。

「こっからでたら、ぶつからな」「へたくそのくせに、いばんなよな」などと

何かするたびに意地悪ばかりしてきます。

 

そんなある日、

みほちゃんの気に入っている鉛筆を、怪獣ますだくんが折ってしまい大げんか。

次の日、みほちゃんは、学校なんてもう行きたくないと思いながら登校。

校門をくぐると、怪獣ますだくんが、ぐっと手をつかみ謝ってきました。

そして、最後のページは...。

 

学生が選んだ理由は、小学校の時に読んだことがあるからとのこと。

そして数名が懐かしいとこぼしていました。

この作品を読むと、なんとも男子とは不器用な生き物で、

どうしてこうもうまく思いを伝えられないのだろうと思いますね。

ついつい意地悪という逆の行動に出てしまうのです。

男子諸君そんな経験はありませんか。

 

読後、ふとジブリ映画の『おもひでぽろぽろ』のあるシーンを思い出しました。

ある日クラスで嫌われていた男の子が転校するので、お別れ会をしたのですが、

最後にみんなと握手していくのです。

無論そのたびに相手の子たちは嫌そうな顔をします。

そして主人公タエ子の番になると、その男の子は

「お前とは、握手してやんねえからな」と握手しないのです。

なんで私だけ。すごく嫌われていたみたいで、それがとても嫌だったと。

そんな想い出をトシオに話すと、「タエ子さん、男心、分かってねえな」と言われるシーンです。

これ以上は言わずもがな。

この作品の最後のページが印象的です。是非読んでみてください。

 

 

【スポーツ健康学部 滝浪常雄】



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