おすすめ本。
学生サポーターたまちゃんです。
かんてんぱぱの会社の代表取締役会長 塚越寛さんが書かれた本です。
木の年輪の写真が表紙のほっこりした見た目、中身は衝撃的な内容がたくさん書かれているのです。
この会社、なんと2年に1度は海外旅行が可能なくらいの福利厚生をずっと続けているそうです。優良企業のお手本のような、伊那食品工業株式会社。今の時代でこんなのあり?くらい社員への愛に満ち満ちた会社であることが1冊を通じてひしひしと伝わってきます。
そして、どうしてリストラをしないのかも現実的な理由がしっかり書かれています。
私がはっとした一言は、年功序列にお給料が出る仕組みの理由でした。
「弟が力持ちでよく働けるからといって、お父さんやお兄さんのごはんを減らして、弟に食べさせるでしょうか。」(67ページより)
本当に社員を家族としてみていなければこの一言は出ないな、と感動したと共に私が慣れ親しんでいる「個人主義」への疑問がふつふつとわきあがってきました。
私は個性を大事に!と言われて育った世代です。ベンチャー企業の成果主義にも憧れますし、腕一本で稼いでいるライター業の人にも興味があります。
そうやって、個人の利益を最優先し夢へとひた走っている人のことを、安定は無いけれどスリルがあって、自立していてかっこいい!とひそかに尊敬していました。大企業には正直あまり興味がありませんでした。
個人主義と対極にある伊那食品工業株式会社ですが、こんな会社なら私も採用されたい!と心から思える素敵な経営者の方の本に出会えて久しぶりにパワーをもらえた気がしました。
いつか、かんてんぱぱガーデンに遊びに行こうと思います。
(学生サポーター たまちゃん)
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