カンヌ国際映画祭
退屈な映画ってありますよね。
名作と言われる映画や見終わったあと「ああ、割りと良かったな」と思うような映画でも、序盤はよくわからない場面があったり、後々振り替えってみると中盤の内容をうまく思い出せなかったりする。
あるいは、始まりから終わりかたまでだら~っとして、淡々とつまらない90分間の講義のように続いていくのもよくあります。
でもそんな映画って、だらだらしながらも最後までつい観てしまうこともけっこうある気がする。
「結局最後まで退屈だったな」とか「自分には合わないな」とか感じることももちろんあるけど、何故か嫌いになれないことがけっこうあるんです。
なぜそんなものを観てしまうのかを考えてみると、きっと謎の部分が多く隠れているんではないか、もしくは何か仕掛けのようなものがあるのではという理由があるからかもしれない。
きっと制作者の意図や伝えたいことがあちこちに、間違い探しのように隠れている気がして、「何なんだろう」と深く考えふけてしまい、この制作者たちは実はすごいことをしてるんじゃないかと勝手に変な想像力が働いてしまいます(実際はそんな深いこと考えて作ってないのかもしれないけど...)。
そしてそんな映画が世界で評価されたり、国際映画祭で賞をとったりする。
典型的なハリウッドらしい、大味で派手なアクションやCGを詰め込んだ、分かりやすいものやサスペンスやミステリーのようなものもいいけど、たまには現実的な淡々とした映画を観てもいいと思う。
誰か人に勧めたことはあまりないけど...
そしてそんなやつを今回特集してしまいました。
カンヌ国際映画祭です。賞をとった作品、特にパルムドール(カンヌ国際映画祭における最高の賞)を中心に揃えました。
娯楽というよりは、その国や地域の文化や歴史、戦争、その他には社会問題に焦点を当てたり、あるいは制作者の強い想いが写し出されてたりする作品が多い。
学術情報センターの特集コーナーに揃えておきました。
そんなマイノリティな人が観るような映画ですが、ぜひ観てやってください。
そんなこといったら、作ったひとに申し訳ない気持ちになりますが。。
まあ、とにかくカンヌ作品、特にパルムドール作品はきっと良き映画なんです。
【貸出可】
【館内利用】
4F学術情報センター メディアコーナー
(学生サポーター あっき~)
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