長いお別れヽ(・∀・)
みなさんこんにちは
毎日が遠回りカシスオレンジです(・ω・)ノ
いやぁ~
ビブリオバトル参加させて頂きましたー
会場が図書館の一角であったため
とても開放感があってよかったです。
今回のビブリオバトルを通して
自分にはあまりビブリオバトルには、向いていない気がしました。
緊張もありますが、私にはプレゼンテーション能力が著しく欠如しており
制限時間のあるなか喋るのは苦手だなぁと
他のバトラーの方々を見てつくづく感じました。
というか心が折れかけましたね。
こうやって栞輪にひっそりブログでおすすめしている方が
自分の性にあっている気がしました。
チャンプになった方々は、おめでとうございました。
京都に行けるよう健闘を祈ります。
それでは、今回のビブリオバトルで紹介した本を紹介しましょう。
「内容紹介」
私立探偵フィリップ・マーロウは
億万長者の娘シルヴィアの夫テリー・レノックスと知り合う。
あり余る富に囲まれていながら、男はどこか暗い蔭を宿していた。
何度か会って杯を重ねるうち、互いに友情を覚えはじめた二人。
しかし、やがてレノックスは妻殺しの容疑をかけられ自殺を遂げてしまう。
が、その裏には哀しくも奥深い真相が隠されていた...
大都会の孤独と死、愛と友情を謳いあげた永遠の名作が
村上春樹の翻訳により鮮やかに甦る。
アメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞最優秀長篇賞受賞作。
(amazon参照)
はい、でました(>ω)
今回またしてもノーベル文学賞を逃した( ꒪꒫꒪ )
世界のHARUKI MURAKAMIさんの翻訳です。
最近では、NHKでドラマ化され浅野忠信さんが主役を演じていました。
ヽ(・∀・)ノ
あくまで、作家の村上さんが
翻訳するということは
相当この本に思い入れがあるそうで
それを、体言するかのように
50ページ近く、あとがきが書かれておりました。
今回、初めてのハードボイルド&準古典小説で
なかなかのページ数と感情移入できない乾いた文体でしたが
非常に気の利いたシニカルなセリフ回しに悦に浸れました。
例をあげると
「握手するほど親しくなることはない」
「法律通りことを進める警察なんかはいやしない」
「汚れた新聞紙と間違えて君の顔を踏まないように気をつけよう」
などなど人の神経を逆撫でするような饒舌で
さらっとした毒舌がたくさんあり
おまけに
「大衆というのは、分厚い本に何か価値があると思い込んでやがる」
と読者さえも皮肉っていたりします。
あげくの果てには
ファイトコミュニケーションとでも言うのでしょうか
行く先々で相手にふっかける喧嘩口調は
だいたいが「歯医者に行きたくなかったら~」から始まり
「とっととうせやがれ」で終わる、始末になるのですが
日本では、考えられないブラックジョークで
読んでいて癖になっていました。
物語の魅力は
なんといっても、タフでシニカルな語り手である
私立探偵フィリップ・マーロウを存分に味わえる作品であり
同時にもう一人の主人公テリー・レノックスとの
ある種の友情が最大の魅力ではないでしょうか?
そして
読了後は、『グレート・ギャツビー』を彷彿とさせる
どこか切ない哀愁に包まれること間違いなしです。
ようやくこの長く思案したブログ記事ともお別れです。
最後に、あまりに有名で一番心に残ったセリフを紹介しましょう。
To say goodbye is to die a little.
「さよならをいうのは、少し死ぬことだ」
ハードボイルドと最高のあとがきが読みたい方は、ぜひご一読を。
(学生サポーター:カシスオレンジ)
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