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みなさんこんにちは

毎日が号泣カシスオレンジです(*^・ェ・)ノ

 

いやぁー、雪が降りましたねー

私の肌身感覚ですが

愛知県は、下手したらオリンピックよろしく、雪が積もるのが珍しく

雪に見慣れていないぶん、少しだけテンションがあがりました。

そういえば、ソチオリンピック開催しましたね。

日本選手一同には、頑張ってほしいです。

 

 

それでは、今日もオススメの本を紹介したいと思います。

 

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太陽の塔

森見登美彦著

 

あらすじ

京大5回生の森本は「研究」と称して自分を振った女の子の後を日々つけ回していた。

男臭い妄想の世界にどっぷりとつかった彼は、カップルを憎悪する女っ気のない友人たちとクリスマス打倒を

目指しておかしな計画を立てるのだが...。

 

でました

私の大好きな、森見さんのデビュー作であります。

そして本書は、2003年のファンタジーノベル大賞を受賞した作品です。

 

世間の恋愛至上主義を、怒り、憎み、反駁しながらも

彼女を求める気持ちや青春虚しさや葛藤をつぶさに描いています。

この作品の魅力は、なんといっても男臭いということ

妄想が妄想を呼び、妄想に生きた京大生の友情とも言える

ストーリーがたまらなく可笑しい。

その可笑しいストーリーを牽引する文体や諧謔を弄した語呂がこれまた可笑しく

日常さえ非日常に変えてしまう、あまりにも古風な文体である

マジックリアリズムの世界に迷い込むこと間違いなしです。

 

注意としましてはこの小説は、変人しかでてきません。

背伸びをし虚勢を張っている主人公の内面の理屈は

首尾一貫しているように見えながら 実は融通無碍であり

基本的に 「すべて彼らが間違っている。なぜなら私たちは正しいからだ。」という

「真理」から「論理的」に導かれるため、完全無欠なのです。

この真面目くさった屁理屈がだんだんと笑いを誘います。

笑いも誘いますが、同時に恥ずかしい気持ちを思い出し赤面する。

とどのつまりは、痛い奴らの集まりなのです。

だけどそれが、愛すべき馬鹿に見えて仕方がないのです。

正しく、作者の公言した「読了したあかつきには、体臭が人一倍濃くなっているだろう」とする

ド青春小説です。

 

京都が好きな方や体臭が薄い方は、是非ご一読を

 

 

 

それでは、今日は加湿中の図書館から

(名古屋の学生サポーター カシスオレンジ)

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