Scarecrow
みなさんこんにちは
毎日が逆光のカシスオレンジです(>_<)
最近何かと留学生とお話する機会があるのですが
日本の漫画やアニメの人気は、すごいと実感しっぱなしです。
さっそく今日もオススメの本を紹介します。
J・Dサリンジャー[著],村上春樹訳
なんとなく題名は、耳にしたことがあるのではないでしょうか?
本学の図書館には、野崎孝さんが翻訳した古い方もありますが
私は、村上春樹さんが翻訳した新しい方を読みました。
あらすじ
物語の主人公である16歳のホールデン・コールフィールドは、高校を退学となり
家を一人で帰っていく、家族はまだ誰一人退学のことを知らないので
帰宅途中に彼は自由気ままに振舞い、ほぼ現実逃避に近い自分探しの旅にでる。
主人公は、大人のうわべだけの社交辞令や大人が作り上げた虚構の世界を
疑いのこもった眼差しでどうしても見てしまい
過敏な神経や臆病な反抗心が、それを馬鹿に嫌悪しています。
それは、矛盾だらけの世の中に対する怒りであり
純真なホールデンには、世間というのは理不尽であり、住みにくくありました。
そして正直者は、馬鹿を見るということを知り嘆き憂いています。
正直私は、この作品がよくある反抗期で
特にヤマもオチもなく面白いとは思えませんでしたが
この本が世界でたくさん読まれている理由は
ホールデンの苦しみが「ライ麦畑でつかまえて」という叫ぶような願いとなり
それが、たくさんの人の心に響いているからなんどろうと思いました。
まぁ日本で言う
太宰治の「人間失格」のようなそんな魅力のある作品でしょうかね。
それでは、現場の法学部資料室からは以上です。
(名古屋の学生サポーター カシスオレンジ)
トラックバック(0)
このブログ記事を参照しているブログ一覧: Scarecrow
このブログ記事に対するトラックバックURL: https://blog.ngu.ac.jp/mt/mt-tb.cgi/3627