無理して持つこともないとは思います
いつも周りに何かしら生き物がいたような気がします。
ペットとして飼っていた生き物以外にも、庭や、時には家の中まで入って来る
野良や野生の生き物たち。
犬、猫、ウサギ、小鳥、金魚、カエル、トカゲ、蝶、バッタ...。
特別動物好きと言えるほどではないと思うのですが、人から見ると
いまだに素手でトカゲやバッタを持ってしまう私は、やっぱりちょっと
変わってるんでしょうか。
去年の夏、私がまだ瀬戸図書館にいたころ、事務室に迷い込んできたトカゲが
何日も室内を逃げまわっていました。
は虫類が苦手な人はもちろん、そうでなくてもいきなり目の前を横切られると
ギョッとしてしまいますよね。
実はその前の年にも同じことがあって、その時は段ボール箱に追い込んで
箱に入れたまま外へ持って行き、さかさまにして放しました。
でも去年のその時は、トカゲの動きにそれ程素早さがなかったので、手で捕まえて
外に出しました。
数時間後、そのトカゲは私が放したその場所で、裏向きになって死んでいました。
なんで?どうして?
いきなり掴んだのがいけなかったのか。
そういえば動きにキレがなかったのは弱っていたせいなのか。
それを追いかけまわして捕まえたりしたから、ショックで死んでしまったの?
なんだかとても悲しい気持ちになりました。ごめんね、トカゲ。
『生き物の持ち方大全 : プロが教える持つお作法』 松橋利光, 神谷圭介, 高岡昌江著
生き物には正しい持ち方があるんだって。
あのトカゲも正しく持ってあげれば死ななかったのかも。
というわけで、いろいろな生き物の持ち方を面白おかしく写真やマンガで紹介している
本です。
ただこの、面白おかしく、というところが曲者でして、正直ウケ狙いのオヤジギャグが
とても鼻につくというか、だんだん腹が立ってくるというか、あのかわいそうなトカゲへの
仕打ちをとても反省している身には、許しがたいふざけっぷりではあります。
もちろん持ち方については(変なネーミングだけど)正しく紹介されているみたいだし、
写真も、持たれている生き物たちが嫌がっていない様子がうかがえて、やっぱりちょっと
ほほえましく感じたりもしますので、読んで損したとまでは全然思いませんでしたけど。
(私はオオカマキリのカメラ目線にやられました。とてもキュート!)
まあ、最後には「そんな動物絶対持つ機会はない」というものまで出てきたりもしますが、
そこはもう、突っ込んでくれというお約束ですから。
いろいろな生き物を自分の手で持ってみたいと思っている方は、一度見てみると面白いかもしれません。 (・・・いますか?そんな人)
(名古屋のスタッフ くり)
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