ビブリオバトル東海決戦 in ジュンク堂
NGU図書館では、今、ビブリオバトル旋風が吹いています。
わたしもその風に乗っかって、今回はビブリオネタでいきたいとおもいます。
ビブリオバトルっておもしろいなあ、とわたしが思ったきっかけとなったのが、
6月に名古屋・栄のジュンク堂で開催された
「ビブリオバトル東海決戦」を観てきたことでした。
ビブリオバトルについては周りの方から話をきいたり、
それにまつわる本を読んだりしていたものの、実際に見るのは、はじめて。
その日の会場は、観客100名が集まり、これからはじまる決戦への期待と初夏の暑さで
熱気に包まれていました。
東海決戦は、それぞれチャンプ本として勝ち進んできた静岡・愛知・岐阜・三重の大学生
4名と社会人2名(大学教授と書店員さん)の計6名で行われる東海地区決戦でした。
バトラーさん(特に大学生の4名)は、勝ち進んできただけあって、話し方も構成も上手。
本の魅力を熱く語るひと、逆に冷静沈着に紹介するひと、笑いを取り込むひと、
と紹介の仕方は様々でしたが、みなさんの惹き込まれるような話しっぷりは、
さすがだなあと唸りました。
観客側の目線からみてビブリオバトルは、普段手に取ることのない自分の知らないジャンル
の本を知れることが単純におもしろいかったです。知的好奇心がくすぐられました。
そしてバトラーさんは、やはり勝ちたい、チャンプ本に選ばれたいと思って
参加されるわけでしょうから、どのようにすればこの本の魅力を5分間で相手(観客)に
伝えれることができるだろうかと、あれこれ考えて話しているのでしょう。
その要約されたような5分間と言うのは、バトラーさんはもちろんのことだと思いますが、
観客もちょっとした緊張感があって、集中して聞こうとする時間がとても濃密に
感じられました。
それはすべてを聞き終えた後に、心地よい疲れを感じるくらいでした。
バトラーになるのはちょっと敷居が高いなあと思っているひとは、
濃い時間を味わえる観客としての参加をおススメします。
日本全国でますます盛り上がりをみせているビブリオバトル。
秋に開催される首都決戦@東京を目指し、本学でも予選会を行います。
ただ今、バトラーの参加申込を受付中!
気になった方は図書館カウンターへお越しください。
◇ ビブリオバトル東海決戦2013 で紹介された本はこちら ◇
・『ファスト&スロー (上・下): あなたの意思はどのように決まるか?』
ダニエル・カーネマン著 村井 章子訳 友野典男(解説)
・『モノローグジェネレーション』 小坂俊史著 ※漫画
・『九つの、物語 』 橋本紡著
・『いつやるか? 今でしょ! 』 林修著
・『続・悩む力』 姜尚中著
・『動物に心はあるだろうか? 初めての動物行動学』 松島俊也著 佐竹政紀イラスト
先日学内で行われた「モーニング × ビブリオバトル」で紹介された図書とともに、
現在、図書館で展示中です。
(なごやのスタッフ 春)
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