とにかくチョコレート!
このひと月ほどの間、デパートやスーパーでは、どこへ行っても特設会場までできて
チョコレート祭り状態でしたね。
以前は「何もそこまで...」とその熱気にちょっと引き気味だったのですが、
最近は贈る方も贈られる方も、ちょっと力が抜けてきた感じがあって、
季節の行事として普通に受け入れられるようになってきました。
"お世話になってます""いつもありがとう"という感謝の気持ちで贈るのも素敵ですよね。
(義理と感謝はまったく違います!)
それに何と言っても、この時期にしかお目にかかれないようなチョコがたくさん並んで
いるのを見ると、心躍ってしまいます。
チョコ好きとしては自分チョコ買いは欠かせません。(こっちがメイン?)
せっかくなので、本もチョコレートでいってみたいと思います。
『銃とチョコレート』 乙一
大富豪の家から次々とお宝が盗まれ、現場には毎度「ゴディバ」のサイン入りカードが。
ぼくらのヒーロー名探偵ロイズが怪盗ゴディバと対決するため立ち上がる。
少年リンツは偶然ある手がかりを発見、探偵ロイズに手紙を書いたが...。
子ども向けのミステリー、という感覚で読み進めていくと、思わぬブラックさとダークさに
どっきりさせられます。
いろいろな前提がどんどん崩されていく感じ。
いい人はあくまでいい人、悪人はとにかく悪いというキャラ設定や、いじめっ子は最後には
改心するかやっつけられるかがお決まりだと思っていた事が、全然あてはまらないのです。
二転三転する物語と合わせ、予想もつかない展開にきっと驚くと思います。
そして、登場する人名や地名などの固有名詞が、有名ブランドやショコラティエ、
チョコレートの種類など、全部チョコレートに関係するものになっているところも
とても凝っていて面白いのです。
中には知らないものもあったのですが、↓の本で見たら載っていました。
『高級ショコラのすべて』 小椋三嘉
わからなかったら調べてみるのも楽しいかも、です。 それにしてもおいしそう!
(名古屋のスタッフ くり)
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