松岡正剛の千夜千冊
6月28日(火)、名古屋学院大学で、東海地区協議会研究会の特別講演会があり、
多くの図書館関係者が集まりました。
「本と大学生をつなぐ:図書館員の発想力と連携力で」をテーマとして
編集工学が専門の松岡正剛先生とジュンク堂書店の角石美香先生の講演を
お聞きしました。
編集のプロと 書店のプロが 棚づくり・人づくり・図書の分類と
語るすべてが勉強となりました。
発想・創造・・・頭の中で編集という作業をするためには、ベースとなる知識が
まず必要であり 幅広い情報を 頭の引き出しに整理しておかなければならないと
あらためて 感じました。
そこで、今日は
セイゴオ(松岡正剛)先生の本をご紹介したいと思います。
読書のあと、少したってから この本に何が書いてあったかを思い出そうとして、
思い出せないことって・・・よくあるかと思います。
あのセイゴオ先生もおなじで、あるときから本を読んだら
感想を書くことにしたそうです。
書評ではなくて、自分がどのようにして その本と出会い、
どういう状態で その本を読んだかを記録する。
土日をのぞいて毎日毎日・・・
それも ひとりの著者につき1冊と決めて
それが、
というウェブサイトに2000年から綴られています。
現在は、すでに千夜はすぎ、1420夜まで至っています。
千冊を超えたところで、
これを書籍 『松岡正剛千夜千冊』(全七巻+特別巻) として刊行。
なんといっても千冊ですから、これはものすごいボリューム で
各巻の厚みが、7cmくらいあります。
残念ながら図書館には まだ所蔵していませんが、この全集の"虎の巻"
があります。
この本は、セイゴオ先生にインタビューする形式で書かれているので、
とても読みやすく、先生の人柄も伝わってきます。
虎の巻を読んだだけでも、紹介されている本をいくつか読んでみたい
という気持ちにさせてくれます。
セイゴオ先生の書かれた本は そのほかにもたくさん図書館にあります。
例えば、
「日本力」
「多読術」
「白川静 : 漢字の世界観」
「17歳のための世界と日本の見方 : セイゴオ先生の人間文化講義」
「日本という方法 : おもかげ・うつろいの文化」
「知の編集術 : 発想・思考を生み出す技法」
「情報の歴史を読む : 世界情報文化史講義.」
・・・・
などなど たくさん。
ぜひ、読んでみてください。
(名古屋のスタッフ そら)
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