図書館スタッフの最近のブログ記事

栄枯盛衰

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皆様こんにちは、図書館スタッフの勝山道です。

由々しきことです。感染症拡大や緊急事態宣言の影響により閉店を余儀なくされるお店が珍しくない世の中になってしばらくが経ちます。それは飲食店だったり旅館だったりと、やはり人が集まれる類の業態に大きな打撃を与えているようですね。

そして個人的にもう一つ、ゲームセンターの閉店が相次いでいることにショックを受けるのです。

いちゲーム好きの立場としましては、ゲームセンターとは日本における重要な文化的拠点の一つなのです。しかしお家でも快適にゲームを楽しめる世の中が実現された現代において、ゲームセンターの価値は相対的に下がっていました。そこに感染症がダメ押しとなった店舗が少なくなかったようです。おいたわしや......。

というのは前座の話。こういった悲しい知らせを目にする機会が増え、ある本の事を思い出したのでした。

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ゲームセンター文化論:メディア社会のコミュニケーション

本著は、今でもあるところにはあるゲームセンターのコミュニケーションノートから、ゲームセンターにおける人間関係などを分析しています。

研究論文として執筆された文章を書籍にまとめているため、文体は固いものとなっていますが、その内容には興味深いものがあります。

詳細の説明は省きますが、「その実が良きにしろ悪しきにしろ、若者がゲームセンターに通うのはゲームを遊ぶためだけではない」ということが入り口になる考え方でしょうか。

少し長いかもしれませんが、触りとしてはこんなところでしょう。

たかがゲーム、されどゲーム。そこに真剣で生きている人も、そこに真剣でいなければ生きていられない人も、それぞれ居るのだということです。

 

それでは失礼いたします。

 

 

(しろとり図書館スタッフ 勝山道)

瀬戸図書館では、5月に国際宇宙ステーションから帰還される野口聡一さんに

「おかえりなさい」の思いを込めて、ミニ展示『宇宙~近くて遠い世界~』を開催しています。

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人類が初めて宇宙飛行をして「地球は青かった」の名言を発してから、今年で60周年になります。

また、アポロ11号で人類初の有人月面着陸を成功させてから約50年の月日が経ちました。

宇宙環境への適応や経済的理由等で、なかなか進まない宇宙計画・・・

そんな中、野口聡一さんは約半年間の任務を終えて国際宇宙ステーションから帰還します。

アメリカ航空宇宙局(NASA)は『アルテミス計画』を打ち出し、継続的な有人月面探査計画の実行(2024年)や将来的には火星への有人探索も期待されています。

いよいよ人類が本気で宇宙に目を向ける時が来たのかもしれませんね。

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瀬戸図書館では、宇宙に関する図書を展示しています。

アポロ号をイメージして作られた某お菓子メーカーの『アポロ』チョコレートを食べながら、本を片手に夜空を見上げてみてはいかがでしょうか。

場所:瀬戸図書館2階カウンター

期間:4月~

(瀬戸図書館:かるみあ)

昨年から栞輪ブログでは図書館にある本だけでなく、青空文庫の作品を紹介するようになりました。

青空文庫の作品の中からは、江戸川乱歩作品も多く紹介されています。

映像化されているお話も沢山ありますし、ぞわっとするミステリーが面白いですよね!

さて、そんな江戸川乱歩ですが三重県の名張市出身で名古屋に住んでいたこともあるんです。

お父様の仕事の都合で名古屋市内を何度も引越ししていたようです。

そして現在の瑞陵高校出身なんですよ~

そんなゆかりもあり、昨年10月に栄スカイル前に「江戸川乱歩旧居跡記念碑」が建立されました!

幼少期はこの辺りで暮らしていたそうです。

実際に行って写真を撮ってきました☆

ブログ用写真.png

怪人二十面相をかたどった石碑で、シルクハットが素敵です。

興味のある方は実物を見てみてくださいね~

では、今回はそんな江戸川乱歩作品の中から『人でなしの恋』を紹介します。

〈あらすじ〉

お見合いで旧家の美男子と結婚し、幸福の絶頂を感じていたはずの妻は、夫が夜な夜な蔵で女と逢引しているのを知り、

なんとか相手の女を突き止めようとしたところ、夫が愛していたのは・・・

妻を愛そうと努力している夫。だが努力している、無理をしていることに気付いてしまう妻。

気付かないまま、モヤモヤする気持ちに蓋をしておくのが良かったのでしょうか。

このお話を読んだ後「人でなし」という言葉に色々な意味合いを感じます。

※『人でなしの恋』青空文庫は、こちらから読むことができます。

(名古屋の図書館スタッフ:にこいち)

話題のあの本

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世間ではベストセラー!〇〇ランキング1位!という謳い文句で紹介されている

話題のこちらの本をチラッとのぞき見してみました。


『FACTFULNESS(ファクトフルネス) :10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』

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ざっくり言えば「私たちは本能が生む思い込みによって世界をありのままには見れていない、事実に基づくデータで世界を見てみよう」という本です。

話題の図書だけに、ネット上の書評では賛否両論。

ためになった、自分の世界を見る視点を疑う方法が分かった、というものや、ここで取り上げられている事実データそのものにバイアスはないのか、日本語訳版にはいくつか誤訳があるのでは?等多くの人が感想を寄せています。

今、世界はどうなっているのか。

どう捉えたらいいのか。

みんなが試行錯誤している中、この本はひとつの例を示しているのかもしれません。

個人的には筆者がこの本の出版以前に他界されており、出版に向けて整えていた原稿を家族の方が最終的にまとめ、出版されたという経緯に面白みを感じました。そういうカタチで出される本もあるんですね。

(図書館スタッフ:るん)

※本記事は2020/11/23に執筆された記事となります※

 

いつしか秋も深まり、、もう真冬はすぐそこ。

今秋は寒くなったと思ったら暑くなったりで体調管理が大変ですね。

今回、冬の季節に紹介したいのはこの1冊。

東野圭吾さんの「恋のゴンドラ」です。

東野さんと言えばミステリー小説が有名でほぼほぼ映像化も

されている大人気作家さんですね。(最近も日曜ドラマ化されてました)

けれどこの「恋のゴンドラ」はゲレンデを舞台にした恋愛揉め話です(笑)

ちなみに短編作なのですが、読み進めていくと何と全て話がつながっていく

連作集となっています!

ゴンドラで始まってゴンドラでオチがつくとこはさすが東野さんです。

ロープウェイ.png

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展開が怒涛なので一気読みできますヨ☆

    

    

★瀬戸のスタッフ 月ウサギ★

みなさん、こんにちは。スタッフのにこいちです。

突然ですが、みなさんは「しりとり」をしますか?

子どもの頃にお友達と「しりとり」した方も多いのではないでしょうか。

そんな「しりとり」のルールですが、順番に単語を言い合い、最後に「ん」が

付く単語を言っちゃった人が負けになります。

で、す、が、もし相手が「ん」が最後に付く言葉を言ってしまったら、

すかさず「ンクルマ」!と言ってあげてください!

そんな言葉あるのかい?と思っているそこの君!こちらをご覧ください。

ンクルマ : アフリカ統一の夢

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この方はクワメ・ンクルマさんといって、アフリカの他の植民地に先駆けて、

ガーナーを独立に導いた方です。

さらに全アフリカ解放の戦いの先頭に立とうとしたが、軍部のクーデターで失脚したり、

アフリカ統一の夢にこだわり過ぎて政権運営に失敗したと批判もされたりしたようです。

この本を読むと、しりとりで「ん」が出ても答えられちゃう上に、ンクルマさんについてや、

アフリカの脱植民地化についても学ぶことが出来る1冊です。

こちらの本は世界史リブレットになりますので、

しろとり図書館3階のブックレットコーナーに置いてあります。

寒い日にはこたつで暖まりながら読書としりとりはいかがでしょう。

(名古屋の図書館スタッフ:にこいち)

ヨシダナギ

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エチオピアの南西部に暮らしている少数民族、
「世界一ファッショナブルな民族」と言われているスリ族の写真集です。
普段は見れない装飾された姿、是非手に取ってみて下さい。

『Suri collection』

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(図書館スタッフ:アフリカゾウ)

こんにちはあかぎつね.jpg

こんにちは あかぎつね

て、みどりじゃん!

いえいえ、よーく見て。1、2、3・・・まばたきはガマンだよ。

じゃあとなりのページを見てごらん?

あっ!

  

補色って聞いたことありますか?あるいは反対色とか。

黒の反対は白。

これは誰でもわかります。

けれど黄色の反対の色は?赤の反対は?

色の3原色や補色について研究し明らかにした人は実は科学者ではありません。あの大詩人ゲーテが初めて解明しました。

このゲーテの色彩論を『はらぺこ あおむし』『パパ、お月さまとって』の作者エリック・カールが楽しい絵本にしてくれました。

ちいさいかえるの誕生日に来てくれたあかぎつね。でもおかあさんかえるにはみどりのきつねにしか見えません。

「おかあさん、よーくよーく見て。1、2、3」

左ページにはみどりのきつね。右にはただのまっしろなページ。

みどりのきつねを見つめた後、右のページに視線を移すとそこにはあかいきつねが現れます。

上手く見えるといいですね。

瀬戸の図書館員 とらねこ探偵ミロ

今日は少し記憶をたどって紹介したいと思います。

もう随分と前に読んだのですが、

ラストが強烈すぎて時々思い出します。

歴史的事実が物語り調に書かれていますが

相当な資料が必要だった思います。

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三浦綾子さん著の『海嶺』です。

漂流して生き残った人たちの中で

私はなぜか、音吉という名前しか覚えてません。

ラストの台詞が音吉のものだったのかどうか

もう一度、読んでみたい本です。

嵐にあって、太平洋を漂流して、アメリカ大陸に。。。。

漂流中の過酷な状況、異国の地でのさまざまな体験なども事細かく書かれていています。

鎖国時代の話です。

当時の船がアメリカ大陸まで流れ着いたこと自体が奇跡だと思います。

生き延びていたことも。。。

そして、その後、多くの方の助けによって、

東周りで、ヨーロッパ、最後はマカオから日本を目指します。

大変な思いをして

ついに!!

やっとやっと

本当にやっと自分の国に帰れる

と思ったのに、日本の幕府のしたことは。。。。。

泣けました。

歴史の教科書にも出てくる、『モリソン号事件』です。

映画にもなりました。

西郷輝彦さん?かなり古い映画なので、もう見れないかも知れませんね。

ぜひ、本で読んでみてください。とても長い本ですが、お勧めです。

(なごやの図書館スタッフ:小豆)

こどもから大人まで世界中で愛されているウサギのピーターラビット。

わたしも小さい頃、ピーターラビットを読んで、その挿絵からどこの国かわからないけれど、

"日本ではない外国で農家の畑のある田舎な場所"に思いを馳せ、あこがれていました。

大人になってから、その場所のモデルがイギリスの「湖水地方」ということを知り、

いつかピーターラビットのいるあの国、あの場所に行ってみたい・・・!と思いながら

結局まだ行けないままでいます。 

peter_rabbit.jpg

いたずら好きなピーターのほかにも、リスや猫やこぶたやアヒルたちが登場する物語は、

どれもかわいいだけじゃなくて、ちょっとシビアな世界です。

ピーターラビットは、小さな絵本のページをめくってこそ広がる世界だと思いますが、

「青空文庫」からこんな気軽に、この世界をのぞけるのは魅力的だと思います。

ピーターラビットがお初の方も、懐かしく感じる方もぜひ。

あなうさぎのピーターのはなし』青空文庫は、こちらから読むことができます。

 

(なごやのスタッフ 春)

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