オススメ本の最近のブログ記事
本山(名古屋)にあるシマウマ書房に、時々でかけます。
先日も ふらっと立ち寄り、入口すぐに置いてあった本に
目が留まりました。
その本には、シマウマ書房で作られたオリジナルのブック
カバーがかけられ、カバー裏面には 本の一節が 印刷
されていました。
その本は、
ベルンハルト・シュリンクの 『朗読者』
読みすすむうちに、わかったのですが、
今、名古屋キャンパスで開催している「アウシュヴィッツ展」
と深く関わりのある本でした。
何気なく手にとった本が、今おきている身近な出来事につながる
・・・ おもしろいことです。
これも、シマウマ書房のオリジナルカバーのおかげです。
はずかしながら、世界中を感動させた大ベストセラーであった
ことも あとで知りました。
映画化もされ 「愛を読むひと」(2008年) として公開されています。
こちらの方も よく知られていますね。
(名古屋のスタッフ そら)

ジョナサン・サフラン・フォア著/近藤隆文訳
先日、映画館で大泣きしてしまった映画『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』。
アメリカのニューヨークで穏やかに暮らすひとつの家族が、
ある日"を境に、悲しみのどん底に突き落とされてしまう。
ある日・・・それは2001年9月11日。
その日、ワールドトレードセンターにいた父親トーマスは、
テロ事件によりこの世から消えてしまう。
家族を大きな愛で包んでくれていた父親を突然亡くし、
日常が一変してしまった母親と息子のオスカー。
悲しみの中、オスカーは父親のクローゼットから一本の鍵を見つける。
この鍵は、お父さんが残してくれたメッセージに違いない、と思ったオスカーは、
その鍵が開くはずである"鍵穴"をひとりで必ず見つけだす決心をする。
鍵穴を見つける調査とちいさな旅・・・それは父親からメッセージだけではない、
怖がりだった少年オスカーがたくさん人たちと出会い、発見する冒険だった・・・。
オスカーは、自閉症気味でアスペルガー症候群のような性質を持ち合わせる少年。
そのとても繊細な目線に、何度も胸が詰まりました。
そして物語には、何度も明るい光のような希望が見え隠れします。
人はどんな悲しみの淵にいても、きっとちいさく笑ったり、些細なしあわせを
感じ、そこから再生できることができるんだと、思わせてくれた映画です。
実はまだ原作は読んでいないので、これから読む予定です。
きっと映画よりも、登場人物たちの詳しい心情が描かれているはずだと
思うのでたのしみです。
(なごやのスタッフ 春)
小学生のころ、初めて辞書で調べた単語はなんだったんだろう、忘れてしまったけれど、
確か宿題だったので次の日みんなで答えを出し合ったのですが、
その中で、私が調べていった意味を先生が気に入ってくれたことを今でも覚えています。
「お、それがいいね。」と言ってくれた。
たまたま私が持っていた辞書にだけ、載っていたフレーズだったのでしょうかね。
あたり前なんだけど、辞書によってそれぞれ書いてあることが違うんだなぁと
その時思ったのです。
辞書って、どうやって作ってるんだろう。どんな人が書いてるの?
考えたこともなかったんだけれど、そうですよね、誰かが書いてるんですよ。それは当然。
三浦しをん著 『舟を編む』

出版社の辞書編集部を舞台に、国語辞典編纂に情熱を傾ける人々の、汗と涙の日々を描く
職業モノ小説です。
(日々、というより年月といった方がいいのかな、だって企画から完成までなんと15年程
かかってるんですよ!)
帯にはこうあります。
【辞書】言葉という大海原を航海するための船。(素敵!)
【辞書編集部】言葉の海を照らす灯台の明かり。(素敵!)
【辞書編集者】普通の人間。食べて、泣いて、笑って、恋をして。
ただ少し人より言葉の海で遊ぶのがすきなだけ。(絶対少しどころじゃないし)
とにかく熱い、半端じゃなく熱い人たちです→辞書編集者。
熱意をもって真剣に仕事に打ち込むことの素晴らしさを実感しました。
意外にも格好いいんじゃないの、などと思ったりもして。
(それに比べて自分、もっと本気だそうよと思わず反省...。)
そして、辞書完成までの気の遠くなるような作業量に、これは絶対好きな人じゃないと
やっていけないなと思いつつ、「仕事とはいえそこまでするか?」「無理。自分には
向いてない。」と最初は引いていたメンバーも、いつの間にかその熱の中に引きこまれて
いくところがまたいいんですよね。
堅苦しいイメージで、道具みたいに思っていた辞書が、こんな風に作られていると思うと、
見る目が変わってきます。なんだかいとおしい感じ。
最近はなんでもパソコンで検索してしまうので、滅多に辞書を引かなくなっていましたが、
(図書館にいるのに。そばにあるのに。)いろいろな辞書を引き比べてみたくなりました。
試しにどんな単語にしようかな。(やっぱりアレですか。アレですね。)
きっと誰もが紙の辞書を引いてみたくなるはずです。
もちろん、国語辞典を何種類も持っている人は少ないと思いますので、是非図書館で。
ウワサの「新解さん」こと『新明解国語辞典』の最新版も、もちろんありますよ。
紙の手触りまで、お確かめください。
(瀬戸のスタッフ くり)

吉田修一著
誰かとの"めぐり会い"は、ふしぎなもの。
出会った時は気が付かなくても、後で驚くような運命を感じることがあります。
あの出会いがなかったら、現在の自分はここにいなかったはず、と。
それは、出会いじゃなくても、"出来事"だったりすることもあります。
どん底だったあの出来事があったからこそ、今の自分になれたことに
気づくことがあったり。
『平成猿蟹合戦図』は、いろんな登場人物がでてきます。
歌舞伎町で働くバーテンダー、九州から来た子連れのホステス、ホスト、
クラブのママなどの夜の世界に生きる人たちから、有名なチェロ奏者と
そのマネジャー、冤罪の父を持つ女の子、東北で1人暮らしをしているおばあちゃん・・・。
彼らがめぐりめぐって出会い、そしてある"ひき逃げ事件"が彼らを結び付け、
物語は思いもしなかった方向へと向かいます。
はじまりは、生活感のないゆるい若者たちの登場に、
この先物語はどうすすんでいくのだろうと思っていたら、
途中からジェットコースターのごとくの展開で、目が離せなくなり一気にラストへ。
手に汗握るところあり、途中ほろりとするところあり、
最後には思わず拍手を送りたくなるような痛快な気持ちで読み終えた一冊です。
(なごやのスタッフ 春)
はい。私はリラックマに夢中です♪
家の中はもちろん、職場の机回りも
パソコンの壁紙やふせん、卓上カレンダーやメモ帳などなど
リラックマグッズがあふれています。
本当はフィギュアを持ってきて飾りたいのですが、さすがにそれは断念しました。
ちなみに、1年前の今ごろは、「カピバラさん」にはまっていました。
そのころ、もったいなくて使えなかったマウスパッドとひざ掛け。
今では、瀬戸のスタッフのかりんとうさんとりゃまさんが大事に使ってくださっています。
もういらないから捨てる、と言ったのを二人がもらってくださいました(涙)
私は、好きになるのも褪めるのも一気なのです。
そんな、数あるリラックマグッズのなかで、いちばん好きなのはこれ。
「リラックマ生活」シリーズ


「あなたは十分がんばっているよ」「今のままのあなたが素晴らしい」などの
大きなお世話的自己肯定本は生理的に受け付けない私ですが、
「まぁいいではありませんか」
「頼られる重みもわるくありません」
「これまでもこれからも ワタシはワタシですよ」などなど
リラックマからのメッセージすべてに添えられた可愛いイラストが、
の~んびり・ほんわか・ゆるゆる~の気分にさせてくれます。
最後に、一年でいちばんきびしい季節の今、
必死でがんばっている就活の学生さんや受験生たちへ
「それが正解ですよ 自分で考えたんですから」
by リラックマ
( 瀬戸のスタッフ ・ うぱこ )

栗田明子著
米国のエドガー賞の候補作として、東野圭吾の「容疑者Xの献身」が選ばれました。
エドガー賞は、アメリカ探偵作家クラブが前年に出版された作品から選ぶものです。この賞は、エドガー・アラン・ポーにちなんで命名され、ミステリー界ではもっとも権威がある賞といわれています。受賞作は2012年4月26日に発表される予定です。
ご存知のとおり「容疑者Xの献身」は、2006年の直木賞受賞作。日本では有名な作品です。英語への翻訳は、Alexander O.Smithによって行われ、2011年、北米で出版されました。英文タイトルは、The Devotion of Suspect X です。
さて、私たちが海外の小説を読むと、表題紙の裏などに"Japanese translation rights arranged with xxx company Ltd. through Japan UNI Agency Inc., Tokyo."と書かれていることがあります。このJapan UNI Agencyは海外の著作権を日本の出版社に仲介した代理店です。翻訳書の出版には、出版社以外にこのような代理店が必要なのです。もちろん、日本の出版物を海外で出版する場合も同様です。
従来、日本では海外の出版物の翻訳は盛んに行われてきましたが、国内の出版物を海外に紹介することには積極的ではありませんでした。栗田明子さんは、1970年代から日本の著作を海外へ紹介する仕事をつづけてきた方です。彼女の著書『海の向こうに本を届ける』は、著者の個人史でありながら、著作権輸出の業界史ともなっています。
日本人の著作を海外の出版社に紹介するのは、ビジネスを超えて異文化との交流することを意味しています。一冊の小説が翻訳され、海外の読書人に渡るまでに、もうひとつのドラマが隠されていることが本書から伝わってきます。たとえば、吉本ばななの『キッチン』の英訳では、先方の編集者からプロットの変更を求められたことがあるそうです。栗田さんは言下に断ります。「私たちはモノを売っているのではなくて、日本の文化を海外の読者に知ってほしいと思っているのよ」という言葉に、彼女の信条が表れています。
The Devotion of Suspect X がエドガー賞を受賞すれば、日本のミステリの大きな可能性を示すことになります。東野作品だけなく、他の小説も海外に紹介される契機となるからです。出版社や翻訳者も、そしてこの小説に可能性を見いだし海外に著作権を輸出した代理店も、大いにこの賞に期待していることでしょう。『海の向こうに本を届ける』を読んでいると、日本の小説が世界を賑わす日も近いと思えてきます。
(瀬戸のスタッフ りんたろう)
最近、わたしが眠る前に心を穏やかに、そしてそっと弾ませてくれている本がこちら。
『あしたも、こはるびより。: 83歳と86歳の菜園生活。はる。なつ。あき。ふゆ。』
現在、愛知県春日井市高蔵寺ニュータウンで自給自足の生活を送っている夫婦、
しゅういちさん(86歳)とひでこさん(83歳)の菜園生活が記された本。
おふたりは、86歳と83歳とは思えないほど、ハツラツとした毎日を送っている。
しゅういちさんは、高蔵寺ニュータウンを設計した人でもある。
おふたりの家は、1975年に作ったワンルームの丸太小屋。
設計したのは、しゅういちさん。
お湯は出ない台所だけど、そこには"キッチンガーデン"という200坪の庭がある。
180本のいろんな種類の木々に囲まれ、70種類の野菜と50種類の果実が育つ庭。
春にはさくらんぼが実って、夏には麦茶の大麦を摘んで、秋は栗でくりきんとん、
冬はゆべしと保存食作り。毎月の恒例は、餅つきの日、手作りベーコンの日・・・。
本に載っている写真をみていると、おなかがグゥとなりそうなくらい美味しそう!
ふたりの暮らしは、しゅういちさんが考えた工夫と遊び心にも溢れている。
「ガスがついてますよ、忘れないで!」「アテンションプリーズ!」などと書かれた
うっかり防止の伝言板があったり、何にでもお手製の名札をつけたり。
デザインも洗練されている。
人をもてなすことが大好きなひでこさんがとれたての野菜や果実で
作る料理とお菓子は、ひでこさんが少しずつ集めたお気に入りの器たちに盛られて、
お客さまたちへふるまわれるのだそう。
菜園生活は、野菜と果物を育てあげるまでに、きっと様々な大変なことも
あるのだろう。天候とか害虫とか・・・。
でも、それ以上に人生をこんな風に軽やかに楽しんでいる86歳と83歳のご夫婦が
いるなんて、とても楽しい気持ちになる。
"憧れる"なんていったら、おこがましい気もするが、お手本にしたいような生き方。
「あしたも、こはるびより」って思うような毎日、いいなあ。
(なごやのスタッフ りんこ)
堀孝彦名誉教授から、1冊の著書が送られてきた。『開国と英和辞書―評伝・堀達之助』(2011年9月、港の人発行)がそれである。
堀達之助(1823~1894)は、幕末明治の通詞として歴史に名を残している。1853年、ペリー来航時に、達之助は"I can speak Dutch!(私はオランダ語が話せる)"と公式の場で初めて英語を発した。この時が、日本における外国語がオランダ語から英語に転換した瞬間だったと言える。達之助は、1859年蕃書調所の翻訳方に就任すると、本邦初の本格的な英和辞書『英和対訳袖珍辞書』を編纂し、1862年に刊行した。
『開国と英和辞書』の巻頭は、あるエピソードから始まっている。2007年3月12日、高崎市の古書店主・名雲純一氏から堀氏へ電話があった。その時の様子を、名雲氏は、次のように書いている。
* * *
なるべくゆっくり静かな口調で『英和対訳袖珍辞書』の原稿を発見したことを告げると、堀氏は電話の向こうで相当に驚いた様子で動悸が治まらないからちょっと待ってくれとのことだった。さっそく翌日現物を見に来てくれた。やはり本物に間違いないことを確認した上で一言、「あぁ! 生きてて良かった」とおっしゃった。実に古本屋冥利につきる言葉である。
* * *
この原稿の発見には、前段がある。1994年4月、本学図書館に届けられた名雲書店の古書目録に『英和対訳袖珍辞書』(文久2年版)が掲載されていたのだ。このことを知らせると、堀氏はすぐに高崎の同書店に向かった。古書価が700万円ということもあって、入手はかなわなかったが、その時以来、同書店とのつきあいがつづいていたものと想像される。
また、古書目録で『辞書』を見つけたのと同じ頃、大英図書館にも『辞書』が保存されていることが判明した。『大英博物館所蔵和書目録』の記載を元に同館に手紙を出したことで、同館の館員によって現物が確認された。大英図書館蔵本は、のちに文部大臣となった外山正一(1848~1900)が幕府派遣留学生として英国に留学するときに持参したものと推察された。幕府からイギリスに派遣された外山正一は、留学中に幕府の瓦解を知り、日本からの送金を絶たれることとなった。その時の外山の心境は、どのようなものだったのだろう。大英図書館蔵の『辞書』には、筆で書いたと思われる"Japan where I can not"いう書き込みがあった。彼は「日本よ何処へ」と日本とその未来を案じていたに違いない(注1)。
『辞書』が海外で見つかったことは、堀氏の英学史研究にある変化をもたらした。『辞書』は、明治維新直前に誕生し、その後の日本の変革期を見つづけてきた。その編者である堀達之助もまた歴史に翻弄されたひとりであった。『辞書』は、英単語の意味を調べるという辞書としての役割を超えて、所有者とともに数奇な運命をたどることになった。『辞書』を探すことが、日本の開国という経験を照らすことにもつながっていった。
海外嫌い(?)の堀氏だったが、ついに2004年、オランダ、イギリスへと、堀達之助ゆかりの地を訪ねる旅にでた。『辞書』は、その所有者とともに波乱の時代を生きた。そして、その『辞書』を研究する側の人生にも、また少なからぬ影響を与えたに違いない。
(瀬戸のスタッフ りんたろう)
注1 堀孝彦、遠藤智夫 『英和対訳袖珍辞書』の遍歴―目で見る現存初版15本.
辞游社, 1999.6
自分は食べ物に関しては、かなり保守的な方だと思う。
食べたことがないものにはなかなか手が出ないので、食わず嫌いも結構多い。
他に食べるものがあるなら、あえて"初めて"には挑戦しないだろう。
でも、未知の食べ物しかなかったらどうする?
熊田忠雄 『拙者は食えん!: サムライ洋食事始』

幕末から明治初期、開国間もない日本から海を渡ったサムライたちの、
「洋食との出会いと闘い」を、当時の日記や手紙からたどっていく歴史エッセイ。
ほとんどの人は慣れない味や食感にとまどいながらも、徐々に慣れていった
けれど、中には「絶対に無理!」という人ももちろんあったわけで、
味の許容範囲の狭い私などは、たぶん後者だろうなと思う。
そう考えると、「何でできてるかわからないパンとか気味悪いし、どれもこれも
油の匂いがしてなじめないし、味薄いしなんか甘い?物足りないよね味付け」とか
言って、一切口にできず、すさまじい空腹感に苦しむ姿を決して笑ったりはできない。
そして、狂おしいまでの醤油への渇望。
「ここに醤油さえあれば・・・」「どうしても醤油じゃなきゃダメなんだ!」
それほどまでに日本人の舌は醤油に依存しているのか。もしかして今も?
(海外からやって来て、日本の空港に降り立つと醤油の匂いがするという話も
まんざら嘘ではないのかも。)
そうは言っても食べなきゃ飢えて死んでしまう。
ついには肉の臭みをごまかすために、石灰の粉を振りかけて食べるという、
今なら絶対そっちの方が無理でしょという荒業におよぶなど、とにかく必死。
まさに"闘い"と呼ぶのがふさわしい。
ちなみに、かの福澤諭吉センセイは、洋食問題なし!すぐ慣れたとか。
さすが。こんなとこでも大物。
(瀬戸のスタッフ くり)

この本では、「強運」を身につけるコツをマスターしながら、夢をかなえる、いますぐできる実践的なアドバイスや秘訣を紹介。
夢や目標に向かってがんばっているけれど、なかなか思うようには行かないなぁと悩んでしまう人。
また、いつも元気ですべてが順調な人でも、ときに不安を抱えることや、自分がなにをやりたいのかわからなくなることありませんか?
そんな時、この本を活用してみるのはどうでしょうか?
大きく6つのPart
①愛されタイプになる
②行動力を身につける
③なにごとにも楽天的に考える
④好きな仕事を見つける
⑤人を喜ばせる習慣をつける
⑥未来を確かなものにする
に構成され、分かりやすく100のルールを紹介しています。
たとえば......
■自分の直感にしたがってみる
■トラブルが起きたらラッキーと考える
■目の前にいる人を大切にする etc.
なりたい自分探しのコツ修得してみませんか。。
☆名古屋のスタッフ りん☆


