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パズルと天気

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こんにちは、ポテトまるです。
今回は映像化された作品も多い、伊坂幸太郎さんの作家デビュー25周年である2025年に刊行された『パズルと天気』を紹介します。

私は伊坂幸太郎さんの"殺し屋シリーズ"が好きなのですが、今回の『パズルと天気』はこれらの作品とはまるっきり違う雰囲気になっています。

マッチングアプリでしか出会えない「名探偵」に悩みを相談する話や、出荷した竹にかぐや姫が混入してしまい、 大捜索をする話など、謎解きやSFなどどれも優しくて不思議なストーリーが楽しめるまさに伊坂ワールド全開といえる作品になっていると感じました!

マッチングアプリでしか出会えない探偵に依頼するなんて、怖くて私には到底できそうにありませんが、皆さんはどうでしょう?アプリで出会った探偵は本物だったのか、このお話の主人公の悩みは解決したのか。その結末は皆さん自身でお確かめください!(短編なのでサクッと読めてしまうと思います!)
このお話以外にも不思議な物語が全部で5編収録されていますので、ご興味のある方は伊坂ワールドに足を踏み入れてみるのはいかがでしょうか。

パズルと天気.png

(名古屋の図書館スタッフ ポテトまる)

わが指のオーケストラ

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本当は高橋潔氏の娘さんが書かれたという『指骨』という本が読みたかったのですが

見つけることができなくて

漫画『わが指のオーケストラ』(山本おさむ)を読みました。

音楽の道を諦めた高橋潔先生は耳の聞こえない子供達に

『安寿とずし王』という話を

手話で伝えようと一生懸命手話を覚えました。

(この話は私も子供の頃にテレビで見てすごく印象的だったこと覚えています。)

 

子供達に感動が伝わった瞬間 

『手話こそが音楽』 

というセリフ。

高橋先生の心の叫びだったのかもしれません。

 

手話を知らない子供たちが手話と出会って

ただコミュニケーションができるという単純なことではなく

心の深いところで人間として大切な自分の言語を得たのだと感じました。

人間らしさという言葉が適切かどうかはわからないけど

聖書の語る

『あなたは高価で尊い(貴い)』に繋がってるなと思いました。

 

その後、後半の様子は凄まじかったです。

 

やっと

ろうの社会に手話が言語となりつつある時に

社会的な事件、

米騒動や戦争などを通して

聞こえない人たちの受けた傷

これは聞こえない人たちだけではなかったと思います

多くの日本人と違う人たち

少数派の人たちへの

差別から発生した残虐な仕打ち

これは人間の罪だなと思います。

 

やがて、

口話法を広めようとする動きが盛んになって、手話を禁止する動きが起こり、

国を挙げて、ろうの子供達の教育現場が

スパルタ?

強制?

手話を使う子供たちとの交流まで禁じる社会となりました。

親は子供の声を聞きたい一心で

子供達は親に応えたい、

逆らえない

そんな状況で心が死んだようになっていきました。

 

手話禁止が叫ばれる中、高橋潔氏とその同志たちは

手話で教える聾学校存続のため奮闘します。

一人の後輩者を

海外の口話法の状況を把握するために海外に送ります。

そこでヘレンケラーとも会うことができ、

指文字の必要性

さらに口話法と手話と併用する様子も見てきます。

そもそも口話法も元は海外から発生したもので

少し遅れて日本が導入したのですが

その後の経過においても

日本はやや遅れていたということでしょうか?

お国柄でしょうか?

良いと思ったら

口話法一本という考え方はどうでしょう?

 

今にも手話禁止が決定されるという会議で

高橋氏は

口話法に真っ向から反対するのではなく

一部の難聴者(中途難聴者や、少し聴力が残っている人)には

口話法が効果的であることも認めて

一人一人の聴力や適性を考慮した3つの教育法を主張しました。

 

口話法のみ

手話と口話法を併用するタイプ

手話だけ

 

それぞれの良いところを活かした教育

という感じでしょうか?

しかし、すぐに手話が認められたわけではありません。

🌷私が手話を勉強し始めて

ろう者の方々と会う機会もいただけて

感じていることは

まだまだ手話を言語として認めている人は少ないということです。

 

しかし、諦めずに聾者のために

手話を守り続けてこられた方々は

近くのろう者を理解しようと努めて

人生を捧げてくださいました。

今もその継承者が奮闘してくださっていることでしょう。

 

後日談、

口話法で教育を受けたろうの方々

3割くらいの方は

口話法が効果的だったとのことですが

7割くらいの人は

卒業後は手話で交流を続け

ろう者で協力し

社会に呼びかける運動を起こし

現在に至っています。

 

今、私たちが手話サークルに参加したり、

講座で手話を学ぶことができているのも

その流れの結果ですよね。

 

感謝

 

この漫画本

お勧めします。

悲惨なシーンもありますが

目を背けてはならない事実です。

 ぜひ、一度、手にしてくださいませ。

 ■この本は名古屋市図書館にあります。

 『わが指のオーケストラ

(山本おさむ)

手話に生涯をかけた男

高橋潔の魂の叫び

※4巻セットもあるみたいですが

私が読んだのは

3巻セット 平成12年発行のものです

★関連図書

手話讃美 : 手話を守り抜いた高橋潔の信念』は瀬戸図書館にあります。

こちらもおすすめです。

(瀬戸図書館スタッフ:小豆)

ニッポン駄菓子工場

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こんにちは、スタッフあまりんです。
今回は、童心に帰ることができる本を紹介します。building_dagashiya.png

ニッポン駄菓子工場

あ、これ食べたことある!
懐かしい!
と思える駄菓子を32種収録。
それぞれの駄菓子が誕生した背景や
製作工程を、豊富な写真と共に紹介します。

私は「セブンネオン」のページで、
カラフルなチューブに粉ラムネが詰まったお菓子を
一心不乱に齧っていたころを思い出し、懐かしくなりました。

みなさんもぜひこの本で、
好きだった駄菓子を探してみてください。

(なごやの図書館スタッフ あまりん)

子供の頃に憧れた場所

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こんにちは、おはぎです

「世界名作劇場」ときいてピンとくる世代は
今の学生の親世代かもしれません

ざっくりといえば1980年頃~2000年頃まで放映された
フランダースの犬、赤毛のアンなど
世界の名作を基にしたファミリー向けアニメのシリーズです
(厳密にはもうちょっとややこしいんですがほんとざっくりで)

この物語の主人公たちが暮らしていたり、旅先でみたりする
建物は、日本のものとは異なる海外の風を感じるものでした

当時このアニメを見て海外への憧れを抱いた人も少なくないはず

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「世界名作劇場」の家と間取り

そんな世界名作劇場の各作品ごとに
舞台となった国や時代の生活感を感じられる
建物の間取りを紹介しつつ、
アニメ制作時の資料集めの裏話や
モデルとなった街の写真なども交えて紹介する
ちょっと変わった切り口の本が本学図書館にあります

ぜひ手に取ってみませんか

(図書館スタッフ:おはぎ)

ごきげんよう、スタッフのかえるまんじゅうです。
皆さんは数学はお好きですか?数学と聞くだけでげんなりする、数式なんて見たくもない、という方もいれば、数学の美しさにうっとり、大好き!という方もいて、これほど好き嫌いの分かれる科目はないのではないでしょうか。
私はというと、面白さはわかるしそこそこ好きではあるけれども苦手で成績は良くなかった、といったところです。
今回は、数学が好きな方も苦手な方も楽しめるマンガをご紹介します。

pose_atama_kakaeru_man.png
数字であそぼ。」絹田村子 
主人公の横辺建己は、一度見たものは忘れない驚異の記憶力を武器に京都の名門大学に入学するが、最初に受けた数学の授業が全く理解できず、ショックのあまり2年間引きこもり留年してしまう。その後、何とか卒業するために個性豊かな友人たちの力を借りつつ数学に向き合っていく、というストーリーです。
大学の数学を扱っているだけあって、それなりに専門的な数学の話も出てきますが、基本はコメディです。マッチングアプリで効率的に恋人を探す方法、マルチ商法の末端会員が儲からない理由、福引きをひく最適なタイミングなどなど、身近な問題を数学で解消する方法も学べちゃいます。
京都での大学生活ならではのエピソードもあり、地域文化を垣間見られるマンガとしても楽しめます。舞台となっている大学ではありませんが、私も京都で大学生活を過ごしたので、当時を思い出してちょっと懐かしく感じました。
数学が苦手な方も、読めばきっと数学の魅力に気付ける、好きな方はより好きになる、そんな作品です。
(なごやの図書館スタッフ かえるまんじゅう)

いつもクレームをつけてくる客、混んでいるのに長居する客、バイトを経験したことのある人なら一度は遭遇したことがあるかもしれない「ちょっと、いやかなり?迷惑なお客様」。そんな客に「もう来ないでください」とガツンと言えたら・・・。無理だと思う人が大半でしょう。しかし存在するんですこの日本に!客を「出禁」にしてしまう喫茶店が。

みなさんこんにちは、ピアノです♪

tatemono_cafe.pngさて、本日は冒頭でご紹介した喫茶店を知ることができる、エッセイをご紹介したいと思います。それが『常識のない喫茶店』です。

そうですね、お客さんを出禁にするなんて、なんて常識がないのでしょう。でも、何度も言いますが現実に存在している喫茶店の話なのです!

この本を読んで私の心に響いた文をご紹介します。

 

「お金を払っているのだからお客様のほうが偉いんだ」という考えを持っている人は一定数いる。しかし、こちらから言わせてもらえば、働いている人に失礼な態度をとる人や迷惑をかける人は、お客様でもなんでもない。(p.33)

 

確かにそうだなと思います。著者である僕のマリさんは、実際にこの喫茶店で働き、何人もの客を出禁にしてきたそうです。

一体どういう経緯でそうせざるを得なかったのか。ぜひ読んで確かめてみてほしいです!ズバズバ言えたら爽快だろうなと思うか、ズバッと言える環境だとしてもこんな目には遭いたくないと思うか。

出禁にするということは、それだけ迷惑をかけてくるお客様に出会っている、ということでもありますから・・・。どちらがいいのかは考えものですね( ̄▽ ̄)

そして最後にもう一つ情報を!

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もしこの本を読んで面白かったなと思われた方にはぜひ『書きたい生活』も続けて読むことをオススメします。こちらは「常識のない喫茶店」を書いている時期から、出版して、この喫茶店を退職、その後の生活までが日記として書かれています。裏話なども読めるので、前作から続けて読めば楽しさが増しますよ♪

(なごやの図書館スタッフ ピアノ)

心配事の9割は起こらない

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こんにちは、ポテトまるです。

日々生活していると、ほんのささいなことでも心配なことや不安な事って出てくると思います。
かくいう私も、1つ心配なことがあると、ずっとそのことばかり考えてしまったり、心配事がさらに心配事を生む...。という無限ループに陥ることがあったりします。

みなさん、大なり小なり心配なことや不安なことがあると思いますが、この本の著者によると、そのほとんどが「思い込み」や「勘違い」、「取り越し苦労」に過ぎないそうなんです。

そんなまさか...。と思った人もいるかもしれません。
でも思い出してみてください。ふとした行動や言葉がきっかけで、それまでの悩みが小さなことのように思えたりした経験はないでしょうか。
禅僧でもある著者によると、「禅の教え」はそんなきっかけの宝庫だそうです。

禅の教えのポイントは"減らす"、"手放す"、"忘れる"だそうです!
具体的にどのように考えると、のびのびと前向きに生きていくことができるのかは、実際に本を読んでご自身の目で確かめてみてください!

心配事の9割は起こらない.png今回紹介した本は、しろとり図書館に所蔵されていますので、少しでも興味がある方は手に取ってみてくださいね!

心配事の9割は起こらない

(名古屋の図書館スタッフ ポテトまる)

その奇跡は真実か偽物か

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みなさんこんにちは、ピアノです♪

みなさんは読みたい本を探すとき、ジャンルで検索をしたことはありますか?

今日ご紹介する本のジャンルはミステリであり、ホラーでもあり、ゴシックでもある!もっと大まかに言ってしまえば事件もの、バディものとも言えるかもしれません。

ロザリオ.pngそんな一つの枠に収まりきらない本が『バチカン奇跡調査官』。天才科学者の平賀と古文書・暗号のエキスパートのロベルト、二人の天才神父コンビが秘密調査官として世界中を訪れ、奇跡の真偽を確かめていきます。

一つ言わせていください。この二人のコンビがすっっっっっごくいいんです!天才的な頭脳を持っているのに生活能力が皆無に等しい平賀と、料理を作ってあげたり掃除をしたりしながら平賀を支えるロベルト。でもそんなロベルトにも心の中に闇があって・・・。

とにかくこの二人を多くの人に知っていただきたい!バディ物が好きな方には本当にオススメします!

悪魔.png

さて、話は内容に戻しまして、二人が調査する奇跡は、

・涙を流すマリア像(1巻)

・奇跡の力で病気を治す男(4巻)

・悪魔に取りつかれた少女(12巻)

などなど。これは真実なのか、それとも人工的に作り出された現象なのか。

調査していく中で殺人事件が起きたり、悪の秘密結社が出てきたりと巻を重ねるごとに面白さは加速していきます。現在シリーズは番外編も含めて全26巻!この膨大な量に圧倒されてしまうかもしれませんが、まずは1巻を読んでみてください!

絶対・・・たぶん!その面白さにハマること間違いなしです。

海外を舞台にした小説はちょっと、と思う方は頑張って10巻まで読んでみて。これは日本が舞台なのですが・・・ちょっと先過ぎるかな?

それなら、作者である藤木稟さんは日本を舞台としたシリーズも書かれていますので、そちらもオススメなのですが、その話はまたいつの日か。

気になる方はぜひ検索して何の本のことを言っているのか調査してみてください♪

 

(なごやの図書館スタッフ ピアノ)

ポーランドのワルシャワで開催されるショパン国際ピアノコンクール。昨年は開催年にあたり、全国の若手ピアニストたちがしのぎを削っていました。

年齢制限があるコンクールなのです。

全ての課題曲がショパン。予備予選を通過し、本大会の一次予選、二次予選、三次予選を通過したピアニストだけが最後の本選に進めます。

日本からも13人の若きピアニストたちが本大会の予選に出場していました。

『ピアノの森』という漫画でもショパンコンクールが描かれていて、話題になっていたのを覚えている人もいるかもしれませんね。

白熱のピアニストたちの演奏は、ユーチューブでも見れますので、興味がある方はぜひ一度聞いてみてください。 ショパン.jpg

今回はショパンコンクールに寄せて、ショパンその人について書かれた作品を紹介します。

ショパン 花束の中に隠された大砲』 崔 善 愛(チェ・ソンエ)著  岩波ジュニア新書

 ショパンの人生の歴史的背景や、ショパンの苦悩や喜びに触れることで、ショパンの曲を聞いてみたくなるかもしれません。

全く知らないわ...と思っている人でも、CMや、フィギュアスケートなどで使われているので、あっ、これは聞いたことがある、という曲に出会えるのではないでしょうか。瀬戸図書館に所蔵してます。興味のある方は一度読んでみてくださいね。    

          瀬戸の図書館スタッフ みんみん

宮部みゆき ワールド2

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映画化やドラマ化された作品も多く知名度の高い作家、宮部みゆき。

社会派ミステリー作家というイメージが強いが、時代物なども幅広く手掛ける。

最近は、面白いけど現代の世相を反映してやや暗い内容に感じる。

個人的には、初期頃の作品が特に良いと思っている。

そんな作品を紹介したい。

『クロスファイア』

ヒロインは常人にはない力を持って生まれた。念じるだけですべてを燃やす念力放火能力。

正義とは何か!? 裁きとは何か!? 

超能力者の持つ、痛みや哀しさが伝わる。

(瀬戸のスタッフ:emirin)

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