身近なところを歴史探検
故郷地元の歴史に関心を持たれる方は多いと思います。さらに身近な所に史跡が
あれば、より一層興味も深まろうというもの。そんな身近な史跡の史実を今更なが
ら調べてみようという方にお薦めの一冊。本書は古代から昭和までの名古屋の史実
を大胆にセレクトし、コンパクトにかつ写真も多く分かりやすく纏めたものです。
題名『ナゴヤ歴史探検』、副題(大人も知らなきゃ恥ずかしい)という、郷土の
歴史を学ぶ中学生に配られている副読本でもあります。
さて、この白鳥キャンパスにほど近い史跡とは?
本の中から2か所。地下鉄神宮西駅を降りて西に
向かって歩き出し、寺社の間を抜けてくると堀川
の手前に何やら鬱蒼とした森の中に佇む小山。
目立たぬ中にも、霊気を感じると思えば、白鳥古墳。
6世紀の中頃この地を収めた尾張氏の墳墓とのこと。
ただし、その地の縁起によれば日本武尊に繋がると
いう説もあり。
さらに、堀川に出て橋を渡るとキャンパス手前に広がる貯水池。この池自体は江戸
時代から白鳥貯木場と呼ばれる広大な木場の一部にすぎず、この白鳥キャンパスも、
堀川と行き来する木曽ヒノキの一大集積地(池)の跡地とのこと。後者の活況振り
は、本からだけでは十分に知ることはできず、傍らにある中部森林管理局名古屋
事務所内の歴史館にてさらに確認することが可能です。
(しろとり図書館スタッフ:東空)
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