「キリスト教 聖書」と一致するもの

受難日 レントその7

レントも終盤、今回は受難日について。 

 

前回まで↓ 

灰の水曜日 レントその1

 ムラサキの季節 レントその2

 血しおしたたる レントその3

 なんで十字架に? レントその4

 受難週 レントその5

 洗足木曜日 レントその6

 

この受難日にイエスは十字架にかけられて死にいたります。

キリスト教徒にとって、十字架はイエスの愛、罪の許し、信仰の象徴なんです。なので受難日や聖金曜日などと特別な呼び方をします。

その十字架、クロスモチーフとしてアクセサリーなんかに使われていますねー。

でも、この十字架刑、めちゃくちゃ残酷な死刑なんです・・・。

わかったうえで信仰の証として身に着けるならともかく、オシャレな感じで知らずに身に付けている人を見ると・・・ギロチンをぶらさげているのと変わりない(むしろギロチンの方がまだマシ?)なんて思ってしまいます。

 

この受難のくだりは、J.S.バッハの作品で有名なマタイ受難曲、ヨハネ受難曲としても展開しています。

もしクラッシックに興味のある方は、聖書を読むとより理解が深まりますよ!

それでは今回はここまで。

洗足木曜日 レントその6

ひさしぶりにレント、受難週について。

junansyu.jpg

前回まではこちら↓をご参照ください。

灰の水曜日 レントその1

ムラサキの季節 レントその2

 血しおしたたる レントその3

なんで十字架に? レントその4

 受難週 レントその5

 

今回は洗足木曜日について。

レオナルド・ダ・ヴィンチ作品で有名な『最後の晩餐』はこの日の出来事を描いたものです。

 

キリスト教の大切な儀式に聖餐式というものがあります。

イエスの十字架と復活が救いのためにおきたと信じている、そのように告白するために行われるとても大切な儀式です。それはこの最後の晩餐の中に出てきます。

「一同が食事をしているとき、イエスはパンを取り、賛美の祈りを唱えて、それを裂き、弟子たちに与えながら言われた。「取って食べなさい。これはわたしの体である。」また、杯を取り、感謝の祈りを唱え、彼らに渡して言われた。「皆、この杯から飲みなさい。これは、罪が赦されるように、多くの人のために流されるわたしの血、契約の血である。 」

『日本聖書協会 新共同訳聖書』 マタイによる福音書26章26~28節

 

・・・ということとは別で"洗足木曜日"と呼ばれるのは・・・こんなエピソードがあったからです。

晩餐の後、イエスは逮捕され、十字架にかけられます。

イエスは自分の運命を知っていました。だからこの晩餐が弟子達ととる最後の食事になることもわかっていました。弟子達はそんなこととはつゆしらず、誰が一番弟子の中で偉いのかときそいあっていました。

そこでイエスは弟子の足を洗いました。

当時は舗装してない道をサンダルみたいな靴で歩いて移動していましたから、足はとっても汚い部分でした。そして↓のように言われました。

 

「あなたがたに新しい掟を与える。互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。」

『日本聖書協会 新共同訳聖書』 ヨハネによる福音書 13章34節

 

本学の建学の精神「敬神愛人」とはどういうことだろう?と考える時に大切な場面の一つだと思います。

麥粒NO.120!

いよいよお披露目。

麥粒NO.120が完成しました!!!

 

CIMG1509.jpg

内容は・・・

・「聖書の中にみる隣人愛」

・「私の望み」  

・「あなたの信仰」

・「祈りと歌の力」

の4本立てです。

 

名古屋キャンパスチャペル、キリスト教センター 、瀬戸キャンパスチャペル、学内ラック他に設置予定です。また本学ホームページでもpdfファイルにて公開予定です。

見かけたらぜひお手にとってご覧ください。

「東日本大震災追悼と連帯の祈り」のご案内

3月11日(月)中部地区のキリスト教学校の生徒・学生・教職員・同窓生を中心に「東日本大震災追悼と連帯の祈り」(主催:中部地区キリスト教学校教務教師会)が日本基督教団名古屋中央教会にて行われます。

大震災から2年を経て、改めてこの出来事を心にとめ、犠牲になられた方々を追悼し、被災地に生きる方々の慰めと再生のため祈りをささげます。

 

以下詳細(転記)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

東日本大震災の発生から2年がたとうとしています。被災地では、かけがえのない人を失った悲しみと孤独のなかにあって、懸命に生きている人たちがいます。また、離散させられた人々は、今もなお困難のなかにあります。
あの日からちょうど2年目を迎える日に行われるこの集いでは、災害で犠牲になられた方々を追悼し、今もって甚大な被害に直面し悲しみと困難のなかにある方々を覚えて、この地区のキリスト教学校に連なる者で祈りをあわせます。被災地のために祈りをささげる時、私たちは悲しみや苦しみの中にある人たちに共感しようとします。そして、その祈りをあわせる時、共感から被災地をエンパワーする<つながり>が生まれます。
今年の集いでは、被災地に立つ日本基督教団名取教会の牧師である荒井偉作先生をお招きして、ともに聖書のみ言葉に耳を傾け、祈りをあわせます。

日時:2013年3月11日(月) 16:30~17:30
礼拝終了後「交流会」として、被災地での支援活動を展開するキリスト教NPO団体が提供して下さった映像を見ます。お時間のある方はご参加下さい。

礼拝のメッセージ 荒井 偉作先生(日本基督教団名取教会)
東京で生まれ育ち、新潟や海外でも過ごす。国際基督教大学・東北学院大学卒業英語教師などを経て2年前より名取教会牧師。
これまで中部地区の教務教師は、東日本大震災で被災した教会を説教で応援してまいりました。名取教会は私たちが応援することのできた教会のひとつです。そのつながりもあって、荒井先生を東北の地からお招きすることができました。

場所:日本基督教団 名古屋中央教会

      名古屋市東区久屋町8-6 (地下鉄栄駅5番出口正面)

PDF資料:20130311.pdf

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

事前の申し込みなどは必要ございません。

ぜひ共に祈る時をもちましょう。

創世記2章~ その6

さー、今回のブログは長くなりそうです。

建学の精神「敬神愛人」の「愛人」に関わるからです。

創世記2章~ その5の続きです。

 

『主なる神は言われた。「人が独りでいるのは良くない。彼に合う助ける者を造ろう。」』

日本聖書協会『聖書 新共同訳』創世記  2章 18節

 

ということで動物がつくられました。

しかしアダムは動物のなかに"自分に合う助けるもの"を見つけられませんでした。

そこで神はアダムが眠ると、彼のあばら骨の一部をぬきとって、その骨で女(エバ)をつくりました。 

 

目覚めたアダムはエバと出会います。彼は独りではなくなり、自分に合う助けるものと出会いました。

これを男女関係だのアレコレ抜きにして考えるとすごく大切なことが含まれています。

 

ある"平和"についての話しの中で、

もし世の中の人間がたった一人だったら平和だろうか?

という提議がありました。

戦争は一人じゃおこしようがないし。

人と傷つけあうことがないのが平和なら、一人じゃできないから、平和じゃない?と・・・

 

 

でも一人じゃこれっぽっちも幸せになれそうにないなー。そんなん平和じゃない。

一人ぼっちの平和なんてイヤじゃないですか?

 

 

その時にこの「人が独りでいるのは良くない。彼に合う助ける者を造ろう。」に注目しました。

 

なんで一人じゃなく、独りなんだろう?

もし一人じゃなく何人もいても、独りじゃ意味がないってこと???

 

平和って争いがないこと、ではなく、みんなが独りじゃないことで、

敬神愛人の「愛人」って、人を独りにしないことじゃないかな。

 

独りでいる人によりそうことが隣人として共に生きていく愛なら、 敬神愛人を実行することは平和を実現することになる。

そんな想いを創立者のクライン博士はもっていたのでしょうか。 

 

 

ひとまず創世記2章はここまで。

1章では、光→天(空)→海と地と植物→太陽と月→魚と鳥→動物と人間の順番で世界が創られたのに・・・

2章からは天地→アダム(男性)→植物→動物→エバ(女)の順で創造されています。

これについての解釈やら、他にもあれやこれや???なとことかありますが、それはまた別の機会に・・・あ、キリスト教センターでは随時『聖書を読む会』がありますので、気になる方はどうぞご利用ください。

終わった?

Merry Christmas!!!

救い主イエス・キリストの誕生の大きな喜びと神の恵みが皆さまと共にありますように。

 

・・・遅いですか?

・・・・・・クリスマスは終わった?

たしかに昨日(25日)はケーキ屋さんが「クリスマスケーキは今日で最後です!」と叫びながら売っていましたね。

今日は街のお店では正月飾りが出現しクリスマスの飾りが跡形もなく消えていますしね。

 

クリスマスって12月25日のことだと思われている方。

 

 

クリスマスは1月6日まで続きます。

 

 

聖書には4種類の福音書(イエス・キリストの生涯の物語)が入っています。

・マタイによる福音書

・マルコによる福音書

・ルカによる福音書

・ヨハネによる福音書

その中でクリスマスのこと、つまりイエスの誕生の次第を書いているのはマタイとルカですが、この2つの福音書には、それぞれ別のことが書かれています。

マタイでは、星に導かれた東方の占星術の学者たちがイエスの誕生を祝います。

ルカでは、羊の群れの番をする羊飼いたちに天使がイエスの誕生を知らせます。

 

このマタイによる福音書の学者たちが到着した日を公現日、1月6日としています。

そのため、イエスが誕生を祝う12月25日を降誕日、そこから1月6日の公現日までを降誕節といって、クリスマスの期間となっています。

名古屋学院大学が属するプロテスタント系のキリスト教では12月25日をメインにキリストの誕生を記念して祝いますが、正教系のキリスト教では12月25日ではなくて1月6日がメインに祝われるようです。

 

旧約聖書で約束された救い主の誕生を信じて待っていた当事のユダヤの人々。でも祝いにやってきたのは東方の占星術の学者と羊飼いでした。

東方の占星術の学者というのは、ユダヤの人にとっては戦争になるといつも敵がやってくる不吉な方角であり、神の救いから外れている異邦人でした。

羊飼いは、羊の面倒をみるために働いてはいけないと律法で定められた安息日にも働かなければいけない職業でした。そのために、律法を守れない職業だとさげすまれていました。

律法を守る由緒正しいユダヤの人のところではなく、そんなユダヤの人からさげすまれる東方の学者、羊飼いのところにこそイエス・キリストの誕生の喜びがつげ知らされました。

このことが建学の精神でもある「隣人を愛する」の象徴だと思います。

 

CIMG1267.jpg 

ではあらためまして、Merry Christmas!!!

いのちの尊さと・・・

20日(火)のチャペルアワーの奨励題は「いのちの尊さと七五三」です。

七五三。

やっていないので羨ましかったなー。

 

聖書箇所はマルコによる福音書10章13~16節。

こども祝福式(キリスト教式の七五三・・・のようなもの)の箇所です。

 

あ、そうそう、名古屋キャンパスチャペルが変わりました。

どこが変わったかわかりますか?

ヒント:あるモノが増えたのです。

 

CIMG1172.jpgわからない?

じゃあ、もうちょっとズズッと寄ってみましょう。

 

CIMG1170.jpg

「まるで最初からあったみたい」トナリの上司(仮名)さん談。

というぐらい違和感のない馴染みよう。

 

答えはコレ!

 

CIMG1173.jpg入り口に、聖句の額が飾られたのです。

これ、学生さんが書いてくれたんです。プロかと思う出来栄えです。きれいな字、それも独学だとか・・・すごい!!!

たくさん練習した努力の結晶です。これはもう是非見ていただきたいです。

 

日比野学舎と白鳥学舎の他の建物にもかかったので是非みてくださいね。

瀬戸キャンパスと栄サテライトには30日に開架予定です。お楽しみにお待ちください。

 

チャペルにお越しの際は聖句の額にご注目ください!!!

キリスト教主義大学との交流

本学はキリスト教主義大学のため、同じキリスト教主義大学の学校と様々な分野で交流を行っています。その一つがキリスト教文化学会の活動です。

20日の土曜日に、その学会が名古屋学院大学を会場にして開かれました。

基調講演は「すべての人に対して善を図りなさい」という題で止揚学園(知能に重い障害を持つ子どもの施設)の創立者で学園長の福井達雨先生が、聖書の言葉を通じてお話をしてくださいました。

CIMG0849.jpg講演後の記念撮影。

 

大変有意義なお話で、事務局としての仕事をしつつ、ドアから漏れ聞こえてくるお話に、すっかり耳を傾けてしまいました。

キリスト教センター紹介 番外編

チャペルの見学の際、たまに懺悔(ざんげ)室はどこですか?と聞かれることがあります。

どこにあるでしょう?

 

chapelr.jpg

なんと、ここに懺悔のための部屋はありません!

多くのプロテスタント系のキリスト教と同じで、本学のルーツであるメソジスト・プロテスタント教会も懺悔という習慣はありません!

なくて良かった~もしあったら・・・・一日中部屋に篭って懺悔しなければ・・・例えば食欲を節制するといいながら全く節制していないこととか・・・でも一応スポーツの秋も実践しているから・・・と言い訳していることとか・・・懺悔ばかりです。あああぁ。

 

よく「くいあらためる」という言葉が聖書の中に出てきます。漢字で書くと・・・

〇「悔い改める」

×「食い改める」

自分の所業を振り返って、心を改めることです。そんなわけで、これから食い改め・・・じゃなく悔い改めて週末を過ごしたいと思います。

 

週明け月曜日は名古屋キャンパスのチャペルでオルガンアワーです!

創立記念日礼拝のご案内

週明けの15日は創立記念日礼拝!!!ということで、改めてお知らせです。

kinen2012.jpg日時:10月15日(月) 12:40~ 13:10

奨励:葛井義憲 宗教部長

場所:白鳥学舎 チャペル

   瀬戸学舎 嗣業館4階会議室(TV会議システムによる)

 

1964年に開学した本学ですが、そのルーツは約125年前にまでさかのぼります。

1887年、アメリカのメソジスト・プロテスタント教会の宣教師として来日したF.C.クライン博士が開設した私立愛知英語学校がもとになっています。クライン博士が掲げた「敬神愛人」を建学の精神として、キリスト教信仰に基づく人格教育に力を注いでいます。

「敬神愛人」は聖書のみ言葉に基づいています。

『第一の掟はこれである「心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くし、力を尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。」第二の掟は、これである。「隣人を自分のように愛しなさい。」この二つにまさる掟はほかにない。』(日本聖書協会『新共同訳約聖書』 マルコによる福音12書章29~31節)

これはイエスが、「一番大切な掟はなんですか?」と問われた時に答えたことです。

 

先日のチャペルアワーで「互いに愛し合う」ことが一番大切、という話を聞きました。他にもいっぱいルールはあるけれど、突き詰めれば全部「人を愛する行為」かどうかにかかっているというメッセージでした。

日頃の自分の言動は、人を愛する、人を思いやっているものか、常に問い続けることが「敬神愛人」が示すメッセージの一つだと思いました。

 

創立記念日礼拝で、これまでのあゆみが守られたことに感謝をし、これからのあゆみに導きを祈るだけではなく、名古屋学院大学での様々な出会い、一緒に集えたことの喜びの気持ちを持って、ともにお祝いできればと願います。

 

※創立記念日礼拝にともない、10月15日(月)のオルガンアワーはお休みさせていただきます。

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26  
Powered by Movable Type 7.903.0

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。