<06>図書館スタッフ: 2021年1月アーカイブ
今日は少し記憶をたどって紹介したいと思います。
もう随分と前に読んだのですが、
ラストが強烈すぎて時々思い出します。
歴史的事実が物語り調に書かれていますが
相当な資料が必要だった思います。
三浦綾子さん著の『海嶺』です。
漂流して生き残った人たちの中で
私はなぜか、音吉という名前しか覚えてません。
ラストの台詞が音吉のものだったのかどうか
もう一度、読んでみたい本です。
嵐にあって、太平洋を漂流して、アメリカ大陸に。。。。
漂流中の過酷な状況、異国の地でのさまざまな体験なども事細かく書かれていています。
鎖国時代の話です。
当時の船がアメリカ大陸まで流れ着いたこと自体が奇跡だと思います。
生き延びていたことも。。。
そして、その後、多くの方の助けによって、
東周りで、ヨーロッパ、最後はマカオから日本を目指します。
大変な思いをして
ついに!!
やっとやっと
本当にやっと自分の国に帰れる
と思ったのに、日本の幕府のしたことは。。。。。
泣けました。
歴史の教科書にも出てくる、『モリソン号事件』です。
映画にもなりました。
西郷輝彦さん?かなり古い映画なので、もう見れないかも知れませんね。
ぜひ、本で読んでみてください。とても長い本ですが、お勧めです。
(なごやの図書館スタッフ:小豆)
こどもから大人まで世界中で愛されているウサギのピーターラビット。
わたしも小さい頃、ピーターラビットを読んで、その挿絵からどこの国かわからないけれど、
"日本ではない外国で農家の畑のある田舎な場所"に思いを馳せ、あこがれていました。
大人になってから、その場所のモデルがイギリスの「湖水地方」ということを知り、
いつかピーターラビットのいるあの国、あの場所に行ってみたい・・・!と思いながら
結局まだ行けないままでいます。
いたずら好きなピーターのほかにも、リスや猫やこぶたやアヒルたちが登場する物語は、
どれもかわいいだけじゃなくて、ちょっとシビアな世界です。
ピーターラビットは、小さな絵本のページをめくってこそ広がる世界だと思いますが、
「青空文庫」からこんな気軽に、この世界をのぞけるのは魅力的だと思います。
ピーターラビットがお初の方も、懐かしく感じる方もぜひ。
『あなうさぎのピーターのはなし』青空文庫は、こちらから読むことができます。
(なごやのスタッフ 春)
みなさん、こんにちは。スタッフのにこいちです。
最近寒くなってきて、温かい飲み物とお菓子でぬくぬくしたい季節になりましたね。
バターたっぷりの洋菓子も好きですが、あんこが詰まったおまんじゅう和菓子も大好きです!
名古屋市のイベントで和菓子巡りがあったので色々な和菓子を食べている今日この頃ですが、
今回はそんな和菓子の中からこちらに注目したいと思います!
その名もずばり『ようかん』です!
表紙からも美しさ美味しさが伝わってきますね。
こちらの本は和菓子で有名な虎屋の資料室、虎屋文庫が書いた本です。
ようかんの歴史から、ようかんの楽しみ方、様々な作家さん達がようかん愛について語り、
さらに全国のようかんが有名なお店が掲載されています。
美しい数々のようかんの写真も掲載されていて、見ているだけでも楽しい1冊です。
そして、ようかんに詳しくなること間違いなしです!
あの夏目漱石もすべてのお菓子の中で、ようかんが一番好きらしいですよ。
(名古屋の図書館スタッフ:にこいち)
時は大正時代。
叔父が終の棲家にと買い込んだ土地には、長いこと買い手がつかなかった幽霊や屋敷が建っている。
この屋敷の時計塔には、凝り性の施工主が箱根細工のような仕掛けを施し、出口も入口もわからない秘密の部屋があるという。施工主自身が自分の作った塔に入って落命することにおよび、以来この塔は幽霊塔と呼ばれている。
26歳の血気盛んな青年北川光雄は、幽霊塔で絶世の美女野末秋子と出会った。秋子はそこで何をしようとしていたのか?
作者はかの有名な、体はコドモ頭脳はオトナな名探偵の名前の由来となった江戸川乱歩。
ですが、乱歩が黒岩涙香の「幽霊塔」を原案して書いた小説なんです。涙香版『幽霊塔』は青空文庫でも読むことができるので、興味のある方はそちらものぞいてみてくださいね。
ところで表紙の美女にどこか見覚えがありませんか?
そう、表紙を描いているのは宮崎駿さんなんです。ジブリファンの方にはすぐわかりますよね。『ぼくの幽霊塔』と題した宮崎さん渾身のカラー解説口絵が16ページもあります。宮崎ファンにもうれしい1冊です。
北川青年と美女秋子の対面シーンが宮崎さんによって描かれた絵コンテがあってですね、読んでいて宮崎監督作品の印象深さの一端に触れられたような気がしました。
最後本スジとはややずれた紹介となりましたが、とらねこ探偵ミロが紹介させていただきました。
こんにちは。
自称映画好きな私。
特に映画に詳しい訳ではなく、偏った趣味でございます。
ドイツ~フランクフルト~ハイジという流れで
この本を手にしました。
ドイツというと?
ファシズムとかむつかしいことはわかりませんが
ゲーテの詩集は、読んだことあります。
映画と原作、背景など比較しながら映画からドイツを見るといった感じでしょうか。
文芸映画の中には、ファウストについても書かれています。
ファシズムをどう描くかといったテーマについては、歴史的事実との向き合い方など
私にはむつかしい内容です。
この本の中にはアルプスの少女ハイジについても書かれていて
私は、ハイジに惹かれてこの本を開きました。
アニメのハイジは日本でも大人気で私も何度も見ました。
改めて原作を読み返してみたほどです。
映画のハイジも見ました。
アニメも映画もそれぞれに素晴らしいと思いますが
私は原作のハイジがとても好きです。
おじいさんとハイジの心の変化がとても美しく書かれているからです。
今回おすすめしている本の中の、ハイジに関する章の
見出しの一つ
誰が車いすを壊したのか?
これは、原作とアニメ、映画で比べるポイントの一つになると思います。
皆さんは
映画を見てから原作を読む派?
原作を読んでから映画を見る派?
いずれにしても楽しめる(考えさせられる)本だと思います。
(なごやの図書館スタッフ :小豆)