自分の国に帰ったのに

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今日は少し記憶をたどって紹介したいと思います。

もう随分と前に読んだのですが、

ラストが強烈すぎて時々思い出します。

歴史的事実が物語り調に書かれていますが

相当な資料が必要だった思います。

海嶺.jpg

三浦綾子さん著の『海嶺』です。

漂流して生き残った人たちの中で

私はなぜか、音吉という名前しか覚えてません。

ラストの台詞が音吉のものだったのかどうか

もう一度、読んでみたい本です。

嵐にあって、太平洋を漂流して、アメリカ大陸に。。。。

漂流中の過酷な状況、異国の地でのさまざまな体験なども事細かく書かれていています。

鎖国時代の話です。

当時の船がアメリカ大陸まで流れ着いたこと自体が奇跡だと思います。

生き延びていたことも。。。

そして、その後、多くの方の助けによって、

東周りで、ヨーロッパ、最後はマカオから日本を目指します。

大変な思いをして

ついに!!

やっとやっと

本当にやっと自分の国に帰れる

と思ったのに、日本の幕府のしたことは。。。。。

泣けました。

歴史の教科書にも出てくる、『モリソン号事件』です。

映画にもなりました。

西郷輝彦さん?かなり古い映画なので、もう見れないかも知れませんね。

ぜひ、本で読んでみてください。とても長い本ですが、お勧めです。

(なごやの図書館スタッフ:小豆)

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