図書館スタッフの最近のブログ記事
こんにちは、本日はおすすめ映画DVDの紹介です♪
『キングダム』
超人気コミックの実写映画シリーズです。
古代中国の春秋戦国時代末期における、7つの戦国国の
争乱背景とした作品。中国史上初めて天下統一を果たした
始皇帝と、それを支えた武将李信にまつわるストーリー。
(原作は2013年、第17回手塚治虫文化賞のマンガ大賞を受賞)
壮大な乱世のお話で、ハマっている方もいらっしゃるかと思います。
実写化もよく出来ていて、大変な人気作ですよね。
瀬戸の図書館にもシリーズで揃っています。
是非見に来てください♪
(★瀬戸の図書館スタッフ ティズ★)
内村鑑三の生き方、考え方にとても興味があって、最近は、関連の図書を難しいですが、あれこれ頑張って読んでいます。そんな中で、読みやすくアレンジされた本を見つけました。
内村鑑三の『後世への最大遺物』をわかりやすく、今の言葉に編集した
を紹介いたします。
まず、最初のページに紹介されてた漢詩のメモをシェアいたします。
天地無始終
人生有生死
意味:天地は永遠で、始めも終わりもない。人間には生死があり、人生には限りある。頼山陽(江戸後期の漢詩人)
残すといえば、お金?事業?、。。。そんな財産が欲しいと欲を持つのはいけないことか?
私には残せるものなど何もありませんが、
誰もが残せる唯一のものがある
と、内村鑑三は言っています。
今の私たちに足りないものはお金ではない
さて、それは?
この本を今、読む人への解説が後半に記されています。
この作品は内村のキリスト信仰を伝道するために書かれている本ではない。彼は宗教としてではなく、自己啓発として話した、とこの解説者は説明しています。
確かに聖書の話や福音についての内村鑑三の礼拝メッセージ的なものはなかったように思います。
しかし、彼の生き様を知る助けにはなると思います。
今日からの生き方が変わる、そんな一冊です。
文字も大きく、読みやすく編集されています。
ぜひ一度、読んで見てくださいませ。
内村鑑三に興味をもたれましたら、図書館の検索ページから探してみてくださいね。図書館には、内村鑑三に関する本がたくさんあります。『内村鑑三』で検索してください。
『図書館のページ』
‼️おまけ‼️
もう一冊おすすめいたします。
『内村鑑三とその周辺』は瀬戸図書館書庫にあります。図書館カウンターにお尋ねください。
※下の写真は内村鑑三の墓碑銘である言葉と私のお気に入りの写真です。私のアルバムより。
(図書館スタッフ:小豆)
こんにちは、もくもくです。
今回ご紹介する作品は、中国の古典をもとに書かれた作品で,
高名な詩人になる望みに破れ、虎になった男が自分の数奇な運命を友人に語る変身譚。
某アニメから興味を持たれた方もいるかもしれません。
中島敦の『山月記』です。
教科書でふれた方も多いと思います。
"己は詩によって名を成そうと思いながら、進んで師に就いたり、求めて詩友と交って切磋琢磨に努めたりすることをしなかった。
かといって、又、己は俗物の間にすることも潔ぎよしとしなかった。"
この場面は切なさを感じさせますね。
臆病な自尊心と尊大な羞恥心のために他者との交流を断ってしまう。
ここまで強くはなくても、誰しも心当たりがある思いではないでしょうか。
漢文古典に対する素養が深く、漢文的で硬質な文体を特徴とする
著者はこの作品と「文字禍」という作品で文壇デビューしました。
今、読み返してみると授業で読んだ時とは、違った感想を抱くかもしれません。
青空文庫では新仮名・旧仮名で、図書館所蔵では他にもマンガ版などがありますので、
お好きなものを読んでみてください。
(名古屋の図書館スタッフ:もくもく)
ごきげんよう、スタッフのかえるまんじゅうです。
皆さんはドストエフスキーの『罪と罰』を読んだことはありますか?
作者とタイトル、大まかなあらすじと登場人物を2,3人知ってる、くらいの方が大多数だと思います。とても有名な作品だけどなんだか堅苦しそうだし結構な長編だから、あまり読む気にはならないな......なんて思ったり。
現に私もそうでした。数か月前に実際に読んで、あまりの面白さと読みやすさに驚いたものです。
今回ご紹介するのは、『罪と罰』を読んだことのない4人がこの作品について語る読書会の記録です。
『「罪と罰」を読まない』
作品を読まずに読書会をするなんて、そんなのアリ?!と思われるかもしれませんが、
これも『罪と罰』が誰もがタイトルを知る超有名作だからこそ出来ることなんでしょう。
本の前半では、4人の読書会メンバーがおぼろげな知識をもとに、また時々作品の一部を覗き見しながらストーリーを推理し話し合っています。
そして後半ではメンバーが実際に「罪と罰」を読んだ後に、推理の答え合わせをしつつ、作品についてしっかり語り合っています。
もちろん作品の内容にしっかり触れているので、ネタバレを気にする方はご注意ください。
今回ご紹介した『「罪と罰」を読まない』だけでなく、『罪と罰』そのものもおすすめです。
確かに登場人物の名前や作中の文化、習慣にはなじみがないのでそこが少しネックになるのは否めませんが、長さを感じさせないほど惹きこまれるし、主人公の犯行前後の心理描写が細やかでリアリティたっぷりのスリル満点のエンタメ犯罪小説です。
本学の図書館が所蔵している翻訳は瀬戸としろとりで4種類ほどなので、ぜひともお好みの翻訳で読んでみてくださいね。
(なごやの図書館スタッフ かえるまんじゅう)
それまでは世間の常識・自分にとっても当たり前
そう思っていたものが「そうではないのではないか?」
という疑問や気付きを得るというのは
場合によってはその後の人生や世界を左右するほどの
とても大きな衝撃があるものなのかもしれません
その瞬間に出会ってしまったら
人はどうするのでしょうか
この漫画はそんな衝撃に出会ってしまった人達の物語
地球はほかの惑星とともに太陽の周りを
自転・公転しつつ動いているとする地動説をめぐり
人は時に己の感動、正義、信仰、絶望、信念
いろんなものに翻弄されながら
物語の主人公となっていったり、悪者となったりしていきます
最近アニメ化もされ
色々考えさせられるお話です
こちらの全8集は名古屋キャンパス曙館3Fの図書館にあります
館内のみで閲覧可能ですので
講義の合間に読んでみてはいかがでしょうか
(図書館スタッフ:るん)
何十年ぶりかで読み返してみました。
『星の王子さま』
子ども向けのお話なのかもしれませんが、大人になってから、あるいは私のように随分と歳を重ねてから読み返すと忘れていた"とても大切なこと"に気づかせてくれる大人のための本とも言えると思います。有名な本ですから、「読んだことある!」という方、たくさんおられると思います。
年数を隔てたのち、もう一度、読んでみませんか?
☆私の気になったことば、少しだけ紹介
①大切なものは目に見えない←これはとても有名なことばですね。
これとお仲間的なことば、もう一つ
②『砂漠が美しいのは、どこかに井戸を隠しているから、
家でも星でも砂漠でも、その美しいところは、目に見えない
③水は心にいいものかもしれないな
④お別れのときが近づいた時のことば
「遠すぎるんだよ。ぼく、とてもこのからだ、持ってけないの。
重すぎるんだもの。」
ぼくはだまっていました。
「でも、それ、そこらにほおりだされた古いぬけがらとおんなじなんだ。
かなしかないよ、古いぬけがらなんて‥‥」
私たちの死の時を重ねてみました。
天国に持ってゆけないものは手放さなければなりません。
本当に必要なもの、目に見えない大切なものは、どこに行っても一緒です。
星の王子さまは今、どこにいるのでしょうね。
『星の王子さま』は、しろとり図書館の文庫・新書コーナーにあります。
その他にも、英語や他の言語で読む星の王子さま、関連する本、たくさんあります。
『図書館のホームページ』から検索してみてくださいね🌸
写真は私のアルバムより
(図書館スタッフ:小豆)
いつもと違う道を選んで歩いていたら
こんな看板を見つけました
二葉亭四迷、一度は学校の授業で聞いたことありませんか
有名な『浮雲』という作品を残した日本の小説家です
その人が、幼年期過ごした家の跡地が
なんと名古屋市内にあるらしい
東京生まれの二葉亭四迷ですが
母方の実家のある名古屋で
過ごしていた時期があったことを
こちらの看板で初めて知りました
いやぁいろんな道を歩いてみるものです
さて、これを機にと
本学図書館に彼の作品があるか探してみました
ありました、岩波文庫版の『浮雲』
落語のような、リズミカルな会話が軽快で
現代とは違う言い回しなども解説付き
1880年代に書かれた作品ながら
割と調子よく読めてしまいます
しろとり図書館に所蔵しています
たまにはこんな本との出会いもいかがでしょうか
(図書館スタッフ:るん)
コミュニケーションが大切だと言われる昨今ですが
皆さん、自信ありますか
私は大の苦手です
いくつになっても自信なんて持てないままです
図書館の仕事なら本に向き合っていればいいんじゃない?
なんて、世間一般には思われていそうですがとんでもない
図書館のカウンターには日々、学生の皆さん、先生方、大学の職員、
そして学外の利用者さんや業者さんもやってきます
常連さんばかりではありません、一期一会の方もいらっしゃいます
そんな皆さんを相手に本の貸し借りだけでなく
質問に答えたり、本探しのご相談を受けたり...
時には
講義にお邪魔して図書館の利用方法や検索の仕方を
大勢の皆さんの前でご紹介することもあります
そんな時はいつも
緊張して震えあがりながら人前に立っています
そんな日々の中、こちらの本を見つけました
『「人前で話す」怖さを消す方法 : 話し方が変わる45のプチレッスン』
フリーアナウンサーの坂野典子さんがその経験から
思いを口に出して伝えることの大切さや、
上手に話さなくても失敗しても大丈夫だということを教えてくれる本です
簡単な言葉で、どこからでも読めるよう工夫されています
この本を読んで、少し心が軽くなったような気がしました
それでも現実はなかなか、思うようにいかないものですが...
人前でのやり取りに苦手な気持ちがある方に
この本が届いたら良いなと思います
(図書館スタッフ:るん)
ミステリーを始め、幅広いジャンルで活躍する赤川次郎。
多くのミステリー小説シリーズが人気で、あまりにも有名な作家である。
テンポ良く会話が進んで、読みやすい文章。
気に入ったシリーズが見つかると、つい次々と読んでしまう。
シリーズといっても、順番に読まなくても大丈夫。
中でも長く愛される「三姉妹探偵団」シリーズを紹介したい。
タイプの違う美人三姉妹。三姉妹の動くところ、なぜか事件が起こる。
魅力的な三姉妹が、各自の特徴を生かして毎回大活躍!
(瀬戸の図書館スタッフ:emirin)