オススメ本: 2024年10月アーカイブ
今日紹介するのは『成瀬は天下を取りにいく』だ。
なるべく目立たず、皆と同調しながら穏やかな日常を送っていきたいと思っている人が大半の世の中。
成瀬あかりは周囲の視線なんてお構いなしで入学式当日に突然丸坊主頭にしてきたり、お笑いの頂点M-1グランプリにいきなりエントリーしたりしてしまうすごすぎる女子高生だ。
こんな子はいないだろうなと思いつつもこういう人になりたいと読後に清々しく思える内容だった。
人生は結果より、やりたいと思うことに挑戦し続ける事でキラキラ輝くのだと教えてくれた。
私も年齢を言い訳にせずに、挑戦することで得られる新しい世界に向かってワクワクしながら突き進められる人になりたい。
全体的に読みやすくて学生さんにおすすめしたい本だ。
※ 2024年「本屋大賞」受賞作品
(瀬戸図書館スタッフ:かるみあ)
何十年ぶりかで読み返してみました。
『星の王子さま』
子ども向けのお話なのかもしれませんが、大人になってから、あるいは私のように随分と歳を重ねてから読み返すと忘れていた"とても大切なこと"に気づかせてくれる大人のための本とも言えると思います。有名な本ですから、「読んだことある!」という方、たくさんおられると思います。
年数を隔てたのち、もう一度、読んでみませんか?
☆私の気になったことば、少しだけ紹介
①大切なものは目に見えない←これはとても有名なことばですね。
これとお仲間的なことば、もう一つ
②『砂漠が美しいのは、どこかに井戸を隠しているから、
家でも星でも砂漠でも、その美しいところは、目に見えない
③水は心にいいものかもしれないな
④お別れのときが近づいた時のことば
「遠すぎるんだよ。ぼく、とてもこのからだ、持ってけないの。
重すぎるんだもの。」
ぼくはだまっていました。
「でも、それ、そこらにほおりだされた古いぬけがらとおんなじなんだ。
かなしかないよ、古いぬけがらなんて‥‥」
私たちの死の時を重ねてみました。
天国に持ってゆけないものは手放さなければなりません。
本当に必要なもの、目に見えない大切なものは、どこに行っても一緒です。
星の王子さまは今、どこにいるのでしょうね。
『星の王子さま』は、しろとり図書館の文庫・新書コーナーにあります。
その他にも、英語や他の言語で読む星の王子さま、関連する本、たくさんあります。
『図書館のホームページ』から検索してみてくださいね🌸
写真は私のアルバムより
(図書館スタッフ:小豆)
こんにちは、ポテトまるです。
皆さんは、好きな小説のジャンルはありますか。
ミステリーやSF、恋愛、青春、ホラーなど様々なジャンルの種類があって、自分の中で"こういうストーリーが好き"というのがある方も多いのではないでしょうか。
私もミステリーのジャンルが好きでよく読んでいるんですが、それ以外のジャンルはあまり読んでいませんでした。
今回紹介する『ノウイットオール : あなただけが知っている』は5つの異なるジャンルの物語が収録されています。
ですので、きっと皆さんの好きなジャンルも含まれているはず!そして今まで読んでこなかったジャンルに挑戦するという意味でも、すごく入りやすい作品だと思います。
一つ一つは全く別ジャンルのお話なんですが、少しずつお互いの物語が影響しあっています。
登場人物同士のつながりもあるので新しいジャンルでも、楽しく読めるのではないかと感じました!
どう物語がどう繋がっているのかが気になって、ページをめくる手が止まらず、一気読みをしてしまいました。
中でも私は、高校生二人組が「M-1グランプリ」出場を目指すお話がお気に入りです。(ちなみにジャンルは"青春"になります)
あまり書くと、ネタバレになってしまうので控えますが、とにかく最後まで読んだときに、私は衝撃を受けました。
その点も含めて、読み終わった後、もう一度読みたくなること間違いなしですよ。
(名古屋の図書館スタッフ ポテトまる)
みなさん『バムとケロ』シリーズの絵本を知っていますか?
しっかり者の犬(とは判断し辛い)のバムと子供っぽいカエルのケロちゃんの楽しい日々を描いた絵本です。
一頁の中のコマ割りが多くて、個人的には読み聞かせをするなら少人数がお勧めかと思います。
この絵本は子供たちにも人気ですが、私も大好きです。
まるで画集に物語がついていると言っても良いくらい
頁の隅々まで丁寧に描かれていています。
インテリアの小物ひとつひとつや落ち葉の葉脈に至るまで・・・。
とにかく書き込み細かくてずっと見ていても飽きることがないです。
瀬戸図書館には『バムとケロのもりのこや』を所蔵しています。
ぜひ一度手に取っていただいて
バムケロシリーズの魅力を知ってもらいたいです。
(瀬戸の図書館スタッフ:かるみあ)
いつもと違う道を選んで歩いていたら
こんな看板を見つけました
二葉亭四迷、一度は学校の授業で聞いたことありませんか
有名な『浮雲』という作品を残した日本の小説家です
その人が、幼年期過ごした家の跡地が
なんと名古屋市内にあるらしい
東京生まれの二葉亭四迷ですが
母方の実家のある名古屋で
過ごしていた時期があったことを
こちらの看板で初めて知りました
いやぁいろんな道を歩いてみるものです
さて、これを機にと
本学図書館に彼の作品があるか探してみました
ありました、岩波文庫版の『浮雲』
落語のような、リズミカルな会話が軽快で
現代とは違う言い回しなども解説付き
1880年代に書かれた作品ながら
割と調子よく読めてしまいます
しろとり図書館に所蔵しています
たまにはこんな本との出会いもいかがでしょうか
(図書館スタッフ:るん)
ミステリーを始め、幅広いジャンルで活躍する赤川次郎。
多くのミステリー小説シリーズが人気で、あまりにも有名な作家である。
テンポ良く会話が進んで、読みやすい文章。
気に入ったシリーズが見つかると、つい次々と読んでしまう。
シリーズといっても、順番に読まなくても大丈夫。
中でも、赤川次郎初の時代小説シリーズを紹介したい。
江戸の町で噂の盗賊、「鼠」。その正体は、「甘酒屋次郎吉」として知られる遊び人。
妹で小太刀の達人・小袖とともに、次郎吉は江戸の町の様々な事件を解決する。
(瀬戸の図書館スタッフ:emirin)
こんにちは、スタッフゆまたろうです。
指定図書を知っていますか?
指定図書とは、教員が授業に関連して
学生に読むことを薦める資料の事です。
図書館内の専用コーナーに別置してあり、
同じタイトルの本が複数ある場合は、1週間貸出が可能です。
今回は、指定図書の中からおすすめの本を紹介します。
『生きる力を身につける14歳からの読解力教室』
※指定図書ではない通常版もあります
この本は、タイプの違う中学生3名と教員が
なぜ勉強するのか
どうやったら記憶力が上がるのか
たくさん本を読めば読解力は向上するのか
マンガではダメなのか
といった疑問を、対話形式で解決していきます。
p.121にある、読解力を向上させる6つの方略は必見ですよ!
(なごやの図書館スタッフ ゆまたろう)
こんにちは! あかトマトです。
今日ご紹介する本は、雨穴著『変な家』と、同著者による『変な絵』です。
『変な家』が映画化されたとのことで、『変な絵』も読んでみました。
『変な家』の方は映画化で話題となったので、皆さんももうある程度ご存知かと思うのですが、私は個人的には『変な絵』の方が好みでした。
作品の中には何枚かの絵が出てきて、初めは別々の事件のように思えるのですが、それがつながった時の恐怖が何ともよかったです♪
でも好みは人それぞれなので、是非とも両方読んでほしいと思います。
本学の図書館に所蔵のものは字体も大きく、どちらもとても読みやすいので、一晩で読めてしまいますよ!
余談ですが、私はミステリーやサスペンスが大好きなのに、読んだ後は必ずと言っていいほど(良い作品であればあるほど)1人でトイレに行くのが怖くなります(^_^;)
狭いマンションなので、トイレまで廊下が少しあるだけなのですが、今回もちょっと早足でトイレにいきました★
大きな古い一軒家に住んでいると、『変な家』読後のトイレは怖さ倍増かもしれません...
(名古屋の図書館スタッフ:あかトマト)