オススメ本: 2023年2月アーカイブ
こんにちは、もくもくです。
皆さんは好きな音楽を何で選んでいますか?
サブスクのおススメ?TVや映画の主題歌からでしょうか。
音楽ストリーミングサービスは、聴けば聴くほどAIが好みを学習してくれ、
おススメの精度をあげてくれる、コスパが良いものですね。
そういったサービスがない頃は、ラジオから流れて来る音楽の中から見つけることが
多かったと思います。自分の知らないジャンルや、海外の聴いたことのない素敵な音楽が
流れて来るのを、自然に聞いていました。
今回は、いい音楽をつたえたい、次代に受け継ぎたいと奮闘し続けているブロードキャスター
のお話です。デジタル放送、ネットラジオを経てクラウドサービスとの競合時代と変遷を
重ねるなかで、ラジオのもつ役割を考え、優れた音楽を紹介する仕事に
情熱を傾けてきた著者の半生記。
様々なものがデータ化され検索が可能だけれど、そもそもどんなものがあるか
知らなければ探し出すことができない。何を見ればよいのか、聴けばよいのか、
その手掛かりになるような存在、メディアが必要だと著者はいいます。
そのために、ラジオ以外にも著者の選んだ音楽映画祭や音楽フェスの監修といった
活動も積極的に行い、いい音楽を紹介しつづけています。
AIのおススメも良いけれど、たまにはラジオに耳を傾けてみませんか。
(名古屋の図書館スタッフ:もくもく)
こんにちは豆太です。
またまた日比野ライブラリーにある本(図書)を紹介します。
朝すっきり目が覚めて、出社、通学のときはやる気まんまん。
落ち込んでも、イライラしてもすぐ回復する。
夜ベッドに入ったら、すぐに寝ついて朝まで熟睡。
私はあなたに、食事でこういうからだをつくってほしいのです。
そのために必要なのは、カロリー計算でも、特別な食事でもありません。
これからご紹介する「脳を操る食事術」なのです。をコンセプトにした本(図書)です。
著者は石川三知栄養管理士です。数多くのアスリートやチームを栄養面からサポートしてきたひとです。
フィギュアスケートの荒川静香選手、高橋大輔選手、サッカーの長友佑都選手、スピードスケートの岡崎朋美選手などトップ選手との出会いにも恵まれ、その中でたくさんの気づきを得ることができ、その経験をビジネスパーソン、スクールパーソン(大学生)に向けて伝えています。
PART1~PART6までの項目があります。興味を引くところからいくつか紹介します。
★2リットルの水はマスクより風邪予防になる
風邪を引きやすいという人は「水分不足」が原因かも知れません。
乾燥しているのは手や足だけではなく、 喉や鼻の粘膜も同じように乾燥しています。
★「カロリーゼロ」で太る
カロリーゼロを謳う清涼飲料水の多くには、砂糖の代わりにアスパラテーム、
スクラロース、アセスルファカリウムといった人工甘味料が使われています。
★なぜ一流の人は朝食を欠かさないのか。
少し難しいですが睡眠中の副交感神経の状態を交感神経優位のモードに切り替え、
さらに、これから活動するために体温を上げるということです。
★アイデア出しには「りんご」ストレス解消は「みかん」
頭を働かせたいときはリンゴ、気分転換にはみかん、夕方の栄養補給にはバナナ。
★糖質抜きでは「太りやすい体質」になる。
単純に糖質を減らすだけでは、からだはエネルギー不足になります。糖質を極端に制限する
ことで、脂肪がたまりやすい体質になってしまいます。
などわかりやすく説明しています。まだまだ興味を引く内容がゴロゴロしていますよ。
体質を変えたい人、食生活を変えたい人、いいアイデアを出したい人は一度読んでください。
きっと期待に添える内容だと思います。
(名古屋図書館スッタフ:豆太)
表題『Life shift(ライフ・シフト):100年時代の人生戦略』は、イギリスの経営学教授、リンダ・グラットンにより2016年に刊行されました。
2017年には、日本においても、「100年時代構想会議」が設置され、筆者もその有識者として会議に招聘されています。
会議の基調、基本認識として筆者の研究データから、日本人で、2007年に生まれた子供が2107年には、50%が生存する(100歳)という予測が出されました。
このことから、超高齢化社会の到来を見据えて、人々はいかに活力を持って、時代を生き抜いてゆくかを考えるべきと説いています。
具体的には、働けるうちは働けというのが、基本的な考え方で、これまでの「教育→仕事→引退」という「3ステージ」の人生から、人生の節々で多様な選択を可能にする「マルチステージ」での生き方に変えてゆこうというのが、筆者の提案です。
日本の労働慣行の一つと言われる終身雇用制においては、仕事の時代が終わったら、「引退」ということでしたが、そうではなく、今後は長い人生の中で「活動」期と「充電」期を繰り返し、全く違うステージで生きることも視野に、健康である限りは、目標をもって生き(活動し)続けることが大切なのだと思います。
そのためには、若い時から将来やりたい色々なことをまず沢山溜めこんでおくことも必要となりますね。
( 図書館スタッフ 東空 )
皆さんチョコレートはお好きですか?
私は年に1度巡ってくるバレンタインデーの時期には
貯金をはたいて自分用のチョコを1年分くらい買い込む
勢いのチョコ好きだったりします
実はチョコレートに関する図書は本学図書館にもあります
最近手にして面白い!と思ったのはこちら
『チョコレート語辞典』
辞典とあるので
小さな字でいっぱい知識が詰まってるような本なのかな
と思いきや絵本のような読みやすさで
チョコレートの歴史や作り方が
絵と説明でわかりやすくまとめてあったり
一見チョコレートとなにか関係あるの?
と思うような用語からとびだす
チョコレートにまつわる豆知識が
いろんなところにちりばめられていて
どこのページから開いても面白い
チョコ好きさんでない方も、チョコ好きさんならなおのこと
それはもう楽しい楽しい本です
こちらはしろとり図書館に所蔵されています
その他にもチョコに関する本は色々ありますので
ぜひ、図書館のHPで「チョコレート」と蔵書検索してみてくださいね
(図書館スタッフ:るん)
皆様こんにちは、勝山道です。
何を隠そう私、基本的に本を読みません。こうしてブログに記事を書く度その体たらくを誤魔化し誤魔化し、どうにかこうにか白日の下に晒しているわけです。
とはいえ、好きな本のジャンルというものはいくつかあります。その中でもとりわけエッセイなぞは本が読みたい気分になると、つい手に取ってしまうことがあります。
人様の話というのはそれだけで面白い。それを本に書いて売るというならさぞ面白かろうと期待するも一興、さぞ面白おかしく脚色しておろうと斜に構えるのも一興。
なんにせよ、内容の面白さだけが真実なのです。それ故このような無粋を楽しむ余地さえあると言えるのではないでしょうか......どうでしょうか?
というふうにエッセイを楽しんでいる人間の戯言が参考になるかは分かりませんが、最近また二冊ほど読みましたのでご紹介させていただきます。
前者はさくらももこ、後者はオードリー若林の著作。
双方ともに分類としてはエッセイなのですが、その内容には異なる傾向が認められる......と思い至りましたので、簡単な比較を下記に。適切かどうかはこの際捨て置きましょう。
『もものかんづめ』は自らに起きたことや身の回りの出来事を綴り、それに対する感想や対応をシニカルに描写することが多い一方、『ナナメの夕暮れ』はひたすら内省的。こういうことがあったけど自分はこうだった、それは自分がこうだからだ、という展開が目立ちます。
同じジャンルとはいえ、書き手の傾向が異なれば受ける印象も異なります。どちらのほうが好みかというのは読み手次第ですが、私としましてはどちらも楽しく読ませていただきました。
強いて評するなら前者のほうが面白く、後者のほうが共感するという楽しみ方でした。どちらもよいものです。
そのような違いがあるかもしれない『もものかんづめ』『ナナメの夕暮れ』はどちらもしろとり図書館3階に所蔵されています。ご興味あります方は是非お立ち寄りください。
それでは失礼いたします。
(しろとり図書館スタッフ:勝山道)