ライフ・シフト(Life Shift)

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 表題『Life shift(ライフ・シフト):100年時代の人生戦略』は、イギリスの経営学教授、リンダ・グラットンにより2016年に刊行されました。

2017年には、日本においても、「100年時代構想会議」が設置され、筆者もその有識者として会議に招聘されています。

会議の基調、基本認識として筆者の研究データから、日本人で、2007年に生まれた子供が2107年には、50%が生存する(100歳)という予測が出されました。

このことから、超高齢化社会の到来を見据えて、人々はいかに活力を持って、時代を生き抜いてゆくかを考えるべきと説いています。

具体的には、働けるうちは働けというのが、基本的な考え方で、これまでの「教育→仕事→引退」という「3ステージ」の人生から、人生の節々で多様な選択を可能にする「マルチステージ」での生き方に変えてゆこうというのが、筆者の提案です。

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日本の労働慣行の一つと言われる終身雇用制においては、仕事の時代が終わったら、「引退」ということでしたが、そうではなく、今後は長い人生の中で「活動」期と「充電」期を繰り返し、全く違うステージで生きることも視野に、健康である限りは、目標をもって生き(活動し)続けることが大切なのだと思います。

そのためには、若い時から将来やりたい色々なことをまず沢山溜めこんでおくことも必要となりますね。

( 図書館スタッフ 東空 )

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