たんぽぽのお酒
こんにちは、もくもくです。
今回ご紹介するのは、『たんぽぽのお酒』です。
1928年イリノイ州にあるグリーンタウン(架空の街)にまた夏がやってきます。
いつもと同じ夏の始まり、でもその年にダグラス少年が見つけた、生きている実感や喜び
人生に忍びよる陰。町で起こった様々なできごとが、その夏を特別なものにして
たんぽぽのお酒のなかに次々と詰められていきます。
そして訪れる秋や寒く冷たい冬に、このお酒の栓をあけ、あの夏の日を思うのです。
著者の作品は比喩が多いためか、イメージがとても広がり、特にこの物語では色や香り、
空気の質感が伝わってくるのも印象的です。
夏休みの終わりが近づいた時の、どこか感傷的な気持ちを思い出す素敵な物語です。
(名古屋の図書館スタッフ:もくもく)