2024年11月アーカイブ

新版:思考の整理学

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 問題解決のための代表的思考法の類として①批判的思考(クリティカルシンキング)

②論理的思考 (ロジカルシンキング)、③水平思考(ラテラルシンキング)等々があり

ますが、本書では研究テーマの見つけ方、そのテーマに対する思索の深め方について、

思考のための有効なプロセスを「体験的」に取り上げてくれています。

それを表しているのが、「朝の頭はそれだけで能率的」「思考の整理方法として寝か

せる」「発想のもとは個性である」「積んどく」「如何にうまく忘れるか」「とにか

く書いてみる」「声に出してみると脳は違った働きをする」等々のキーワード群です。

 本著旧版は40年以上にわたり多くの学生に読まれ、思考法のバイブルともいうべ

き存在てす。昨今の生成AIの伸展では、「コンピューター」の情報の記憶と再生とい

う機能をさらに超えて、膨大な情報量をもとに人間の思考の個性にも迫りつつありま

す。これに頼り切ってしまえば独自性は到底育まれません。これを取り込みつつも、

更に今一度、今一歩、自分らしい「考え」とははいかにあるべきかということについ

て考えるべき時と言えるでしょう。 

 『思考の整理学 ワイド新版-外山樹比古

思考の整理学.png

(しろとり図書館スタッフ 東空)

11月5日は「津波防災の日」、「世界津波の日」です。

この日は、安政元年11月5日の安政南海地震(M8.4)で和歌山県を津波が襲った際に、稲に火を付けて、暗闇の中で逃げ遅れていた人たちを高台に避難させて命を救った濱口梧陵の逸話にちなんで定められたそうですよ。

今年8月には巨大地震の発生に特に注意する措置があり、日常生活を送りながらも足元がおぼつかないような不安の中暮らした方も少なくなかったのではないでしょうか。

いつ、どこで災害にあったとしても、少しでも大丈夫なように。あなたやあなたの大事な人に役立ててもらえたらと「防災:その時に備えるために」をテーマに本を集めて展示しています。

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『防災ポーチ』とその中身『必携アイテム』も展示しています(参考:東京都総務局総合防災部防災管理課「東京暮らし防災」)。まとめてみるとたいしてかさ張らないものばかりなので、小さいけれども大きな安心をこの機に準備してみてはいかがでしょうか。

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【誰にでも役立つ17品】①モバイルバッテリー ②身分証明書 ③筆記用具・メモ帳 ④小銭(10円玉など) ⑤家族の写真 ⑥マスク ⑦ばんそうこう ⑧目薬 ⑨ウェットティッシュ ⑩汗拭きシート ⑪大判のハンカチ ⑫飴、ゼリー飲料 ⑬レジ袋
⑭携帯トイレ ⑮防犯ブザーや笛 ⑯小型ライト ⑰冷感タオル(夏用)や使い捨てカイロ(冬用)

(図書館員とらねこ探偵ミロ)

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