【部屋の中で見る青空】ひとでなし
昨年から栞輪ブログでは図書館にある本だけでなく、青空文庫の作品を紹介するようになりました。
青空文庫の作品の中からは、江戸川乱歩作品も多く紹介されています。
映像化されているお話も沢山ありますし、ぞわっとするミステリーが面白いですよね!
さて、そんな江戸川乱歩ですが三重県の名張市出身で名古屋に住んでいたこともあるんです。
お父様の仕事の都合で名古屋市内を何度も引越ししていたようです。
そして現在の瑞陵高校出身なんですよ~
そんなゆかりもあり、昨年10月に栄スカイル前に「江戸川乱歩旧居跡記念碑」が建立されました!
幼少期はこの辺りで暮らしていたそうです。
実際に行って写真を撮ってきました☆
怪人二十面相をかたどった石碑で、シルクハットが素敵です。
興味のある方は実物を見てみてくださいね~
では、今回はそんな江戸川乱歩作品の中から『人でなしの恋』を紹介します。
〈あらすじ〉
お見合いで旧家の美男子と結婚し、幸福の絶頂を感じていたはずの妻は、夫が夜な夜な蔵で女と逢引しているのを知り、
なんとか相手の女を突き止めようとしたところ、夫が愛していたのは・・・
妻を愛そうと努力している夫。だが努力している、無理をしていることに気付いてしまう妻。
気付かないまま、モヤモヤする気持ちに蓋をしておくのが良かったのでしょうか。
このお話を読んだ後「人でなし」という言葉に色々な意味合いを感じます。
※『人でなしの恋』青空文庫は、こちらから読むことができます。
(名古屋の図書館スタッフ:にこいち)
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