絶滅の危機にある動物たち

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こんにちは。おりぃです。

地球上には数えきれないほど多くの動物が生息していますが、
乱獲などによって個体数が減っている動物も多く存在します。

例えばサイ。
サイの角はベトナムを中心に闇市場で貴金属の金より高い値段で取引されています。
どうやら古くよりサイの角は漢方薬として重宝されているらしく(科学的な根拠はない)、
密猟者が後を絶たないために、絶滅に危機にある種があるそうです。

そんな消えゆく動物たちを写真に収めるため、いま世界中を飛び回っている写真家がいます。
ジョエル・サートレイ氏はナショナル・ジオグラフィック誌を中心に活躍している写真家で、
彼の発案により世界中の動物を写真に収める「フォトアーク」というプロジェクトが始動しました。

そういった経緯で撮影された動物の写真を集めた本が、

動物の箱舟.jpg

ページ数は400ページあり、一種一種がとにかく美しい写真で、
ジョエル氏がこれらの写真にどれだけ熱意を持っているのかが伝わってきます。
それと同時に、これだけ美しく活き活きとしている動物たちが、
その多くは人間の手によって絶滅へと追い込まれているのだということにショックを受けます。

東山動物園で人気のシャバーニくんも絶滅危惧種です。
シャバーニくんはニシローランドゴリラというゴリラで、学名はゴリラ・ゴリラ・ゴリラ。
本書にもシャバーニくんではありませんが、ニシローランドゴリラもしっかり載っています(p.184-185)。

本書のタイトルが「動物の箱舟」であるように、私たちヒトも私たち以外の動物も同じ地球という船で航海をする仲間ですから、
人間のエゴイズムで殺しをするのがいつか無くなれば良いなと思います。
もちろん「だったらケンタッキーでチキンを食べるために鶏を殺すのも人間のエゴだろ!」という事も言われそうですが......。

今回この本を紹介したことによって、一人でも動物に関心を持つ人がいてくれたら嬉しいですね。
ぜひぜひ。


(学生サポーター: おりぃ)

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