キャッチャー

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20世紀アメリカ文学の一冊を紹介します

学校という社会、集団生活にどうしてもなじめない少年が

それでも自分らしく生きていく様を描いた小説

『キャッチャー・イン・ザ・ライ』

元の翻訳本の『ライ麦畑でつかまえて』 野崎訳

ありますが、その更新バージョン(村上訳)です


この小説、主人公の少年であるホールデンが一人称でとんとんと語っていくわけですが、

ある程度読み進めていくと、「う~ん、なんだこれは?」とつい目を細めてしまいます

始めはまあいいですが、少し立つとどうやらイライラのようなものが湧いてくるみたいです

書かれてある文章について、つまり少年くんに嫌悪感だとかうっとうしさみたいなものを感じてしまいます

「おいおい、こいつは何をやっているんだ」と

文章自体は読みやすいから割とすいすい進む、でも一方で心の中では何かがつっかえているような感じがするのです

  

結局のところこの少年が大人の世界だとか、学校や勉強というものに馴染めず、自分の中で迷い、さまよい、そしてぐだぐだやってしまう

そのようなところにこちらが苛立ち、「おいおい」となるのでしょう

でもなんで読んでて主人公にイライラするかというと

わたしたちも少年/少女の頃、彼と同じようなことを思ったり経験をしていたりしたからです

あるいは

彼のような性格のなかに自らの負のイメージがあるからでしょう


だから彼に対してこちらもあまり否定できません

これが青春時代というものだし「まあ、しかたないか」と

そして同時にわたしたちに青春を呼び起こしてくれる

 

つまり青春ってのはこういうものなんだ 笑っちゃうよ、

というわけです


50年以上も昔の小説ですが、いまだに若い層からの支持があるみたいで

 ということはつまり今の人も多かれ少なかれ、彼と同じように思い、迷い、さまよい、

そしてどこか生きにくさのようなものを感じているのかもしれません

 

ちなみにこの本の紹介は以前にもあったみたいですが、名作は定期的に何度も蘇えさせることでまた新たなものが見つかるというような気がするので、まあ良しとしましょう


 

ちなみにちなみに、村上春樹訳の小説は『ロング・グッド・バイ』だとか数々のアメリカ文学が訳されてあるのでそちらも割と気軽に読めると思います

  

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『キャッチャー・イン・ザ・ライ

 

 

学生サポーター あっきイ

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