風が吹くとき

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新米ライブラリアンPiです。

 

今回は私のおすすめする絵本です。

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Raymond Briggs (レイモンド・ブリッグズ) によって書かれた

「When the wind blows (風が吹くとき)」です。

米ソの終わりのない核開発とその結末が意味するものを一市民の目線から描いた作品です。

 

オリジナルがイギリスで出版されたのは1982年のことです。

当時は冷戦下であったため、核兵器に対する人々の関心も高かったものと推察されます。

 

現在では、ご存知の通り、冷戦は終わっています。

 

ではこの作品は色あせてしまったのでしょうか。

 

いや、初版から30年以上たった今でも、決して色褪せてはいません。

むしろ、21世紀に突入している今だからこそ、その輝きが増しているように私には思えます。

 

また、この「風」が「吹く」という比喩が何とも形容しがたいものに思えてなりません。

 

日本語翻訳版も発売されています。

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こちらの表紙は英語版より更に強烈ですね。

 

それでままた次回。

 

(名古屋学生サポーター: Pi)

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