思考力を鍛える

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問題:ファミリーマートの売り上げを伸ばす企画を考えなさい。

 

という問題が出されたら、あなたはどのように答えますか?

・大学の中にファミリーマートをいれてもらう

・手作りお弁当を採用する

・etc

 

と色々アイデアが浮かぶのではないでしょうか。

 

この問題のように、私たちは日々の生活の中で考えなければならないことが、

山ほどあります。

その時にどのようにして自分なりの解答を出せるか、

つまり考える力がどれほど身についているかが、大変重要になってきます。

 

そもそも思考力がある人に対して、どのようなイメージがありますか?

ダウンタウンの松本人志さん、フットボールアワーの後藤さんみたいに、

その場でパッと的確に答えられる人のイメージでしょうか。

「そこそこいい女か!」とか(えっ

私のイメージは違います。

 

本当に頭がいい人というのは、時間がかかっても、限りなく質の高い解答に

たどり着ける人だと思います。

もしこの問題を上司に出されたとして、「すみません、少し考えさせてください」といって、

市場分析、競合分析、自社分析、コンセプト設計、マーケティング計画など、

ひとつひとつの段階を踏みながらより高い企画を完成させる人こそ

頭がいい人ではないでしょうか。

 

そのために何が必要なのでしょうか。

それは日々の積み重ねです。

本を読んですぐできるものでなければ、練習だけをして出来るものでもありません。

学びながら常に自分で考える習慣を身につけなければならないのです。

 

「自分が社長だったらどうするか」

「そもそもこの企画の目的・趣旨はなにか」

「この問題提起の背景には、何が起こっているのか」

 

そこで今回紹介する本は、思考力を磨くための本、『イシューからはじめよ』です。

この本が訴えているのは、「バリューのある仕事」をしなさい、ということです。

バリューのある仕事を簡単に説明すると、

取り組むべき課題が見極められ、なおかつ解答の質も高い仕事です。

本質をつきとめてから、最高の解決策をみつけなさい、ということです。

内容を説明したいところですが、またブログが長くなるので(汗

 

どうしてこのような本を薦めるのか。

それはぼくの失敗経験を、周りの人にも伝えたいからです。

大学生活で買った本は700冊ぐらいありますが、

身についている本は、あまりありません。

いわゆる「○○代ですべき○○のこと」「人を××する○○の法則」

という本の割合が多かったからです。

無駄、というわけではありません。

ただ、学生生活はせいぜい4年間しかなく、その間に読める本も限られてきます。

また、最近忙しい生活を送ってわかったのですが、本をじっくり読む時間というのは、

学生時代にしかないと思うのです。

時間がある4年間だからこそ、質が高く難しい本に取り組むべきだと思います。

ビジネス書なんて、働き始めてからでも腐るほど読めます。

ただ頭が柔らかく、社会への準備となるこの貴重な期間だからこそ、

質の高い本に取り組むべきです。


物事の本質、真理は何百年たってもかわらないところがあります。

なので表紙がピッカピカで魅力的で、いかにも誘惑してくるビジネス書ではなく、

歴史、宗教、古典などに取り組むことをおすすめします。


【学生サポーター:けんけん】

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