美しいものといたましいもの

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「遺憾なことに、ほんとうのものは大抵いたましい中から生まれるものだ」

 

とても美しいと感じるもの、たとえば音楽や絵画・人の行為や気持ち  などに触れ、

強く心を動かされたとき、私が思い出す言葉です。

この言葉を遺した人の家に行ってきました。

 

清水寺の近く、京都の東山にその人の家はあります。

河井寛次郎。陶芸作家として有名な人ですが、木彫や書や文筆など、

さまざまな創作活動を晩年まで精力的に行いました。

彼の死後、住居と仕事場が河井寛次郎記念館として、一般に公開されています。

 

今まで何度も京都に行きましたが、ここは私の京都ベストワンの場所になりました。

そのすばらしさを私の拙い文章では伝えきれないので、こちらをお読みください。

「京都MUSIUM紀行。第二回【河井寛次郎記念館】」

 

信念さえ感じるひとつの美意識に貫かれた空間で、私はなんども彼の言葉を思い返していました。

今度は人の少ない日を狙って、必ずまたお邪魔します。

 

手ぶらで帰るのがもったいない気がして、彼の本を1冊買いました。

「蝶が飛ぶ 葉っぱが飛ぶ 」

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蛇足ですが、

今週5/19(木)~29(日)に、JR名古屋タカシマヤで

『生誕120周年記念「河井寛次郎~生命の歓喜~展」』

が開催されるそうです。

興味を持たれた方はよろしかったら。

 

(瀬戸のスタッフ  うぱこ)

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