「聖書」と一致するもの

東ってどういうイメージ?

 イエス・キリストの誕生を祝いに東方の占星術の学者たちがやってきたということは、クリスマスのエピソードの中でもかなり有名なものです。"東"ってどういうイメージ?ときかれてもさっぱり何も浮かばないです。あえていうなら日が昇る方向だしまあいい方角なんじゃーないでしょうか、といったところです。ですが、聖書が書かれた時、その当時の聖書の読者はこうおもったはずなのです。
「なんて不吉な!!!」
当時のユダヤの人たちからすると、東にできた大国が攻めてきて国が滅ぼされて支配されることが何度かあり、まったくもって東の国からやってきた人には良いイメージがないはずです。ということで、イエス・キリストの誕生を祝いにきたのが、あえての東方の学者たちだったのはなぜか!?ということが聴けばピンとくるかもしれない明日のチャペルアワーのメッセージをお楽しみに!!!

チャペルアワー詳細
日 時  2016年12月6日(火)12:40~13:10
場 所  名古屋キャンパスチャペル
奨励者  岩本和則先生(日本基督教団 名古屋中村教会牧師)
奨励題  東方の学者たち
聖 書  マタイによる福音書 2章7~12節

まねき

 旧約聖書の旧約は、旧い(ふるい)約束ということですが、その約束のなかに安息日を守るというものがあります。安息日、わかりやすくいうと休日のことです。休日といっても休日返上で働くなどといったことは許されず、みんな仕事をしてはいけないという強制的な休日なわけです。それでどこまでが仕事でどこまでが休みにしていいことなのかあれこれ取決めがあるわけです。それで人の病気を治すことも仕事になっていまして、明日読まれる聖書は、イエスが安息日に病気の人と出会う場面です。いったいイエスはどうするのでしょうか。

日 時  2016年10月25日(火)12:40~13:10
場 所  名古屋キャンパスチャペル
奨励者  杉本美由紀先生(名古屋キリスト教社会館チャプレン)
奨励題  主イエスの招き
聖 書  マルコによる福音書3章1~5節

ちなみにこの約束、キリスト教徒は旧い約束ではなく新しい約束を守っているので現代では何の制約もありません(一部の守っている教派もあります)。ですがユダヤ教徒の人たちにとっては現役の約束なので大切にしています。現代では電気のスイッチを入れるのも仕事に入るので、エレベーターのボタンを押すのも仕事になってしまいます。そこでイスラエルのエレベーターは安息日に自動制御で各階にとまるように設定されているんですよ。
冷蔵庫も扉をあけるとライトがつきますよね、それが仕事になるということで、ライトがつかない安息日モードがあるなど、いろいろな家電もユダヤ教使用になっているそうです。

誰をブレインとするか

 さて、今週のチャペルアワーではなかなか珍しい聖書箇所、歴代誌下からのメッセージです。歴代誌という文字のとおり、イスラエルの歴史書です。イスラエルが北部のイスラエル王国と南部のユダ王国に分裂している時にユダ王国について主にかかれています。明日選ばれている箇所ではちょうど分裂かはたまた一つになるのかという重大な局面をむかえるドキドキの場面です。

日 時  2016年10月18日(火)12:40~13:10
場 所  名古屋キャンパスチャペル
奨励者  石田聖実先生(鈴鹿教会牧師・本学非常勤講師)
奨励題  誰をブレインとするか
聖 書  歴代誌下10章1~15節

ぜひお越しください。

心が清いと見える?

 さて、明日のチャペルアワーの聖書箇所には心の清い人には見えるものがあるとかいてあります。私には見える自信がこれっぽっちもありませんが、だからこそ気になるこのメッセージ、どうぞ聴きにきてください。

日 時  2016年10月4日(火)12:40~13:10
場 所  名古屋キャンパスチャペル
奨励者  池田慎平先生(津示路教会牧師)
奨励題  心清い者への祝福
聖 書  マタイによる福音書第5章8節

12使徒 その19 マイナーな弟子グループ?

 もう8月最後の日になりましたね。全部の弟子を紹介しきれるのか心配になりますが、ここから聖書の記述が少ない弟子たちが続きますから、さささーっと進んでいきますよ。
それで、今回は5人目フィリポのご紹介です。

フィリポとイエス・キリストの出会いは、前出の4人を弟子にした次の日イエスがフィリポに出会い私に従いなさいと声をかけたというものです。
それ以降の目立ったエピソードとしてイエス・キリストが5000人の人にパンを分け与える場面で、フィリポに質問をしたということです。

そんなわけでフィリポの象徴はこれです。

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十字架とパンのかたまり、です。
これはパンを分け与えるエピソードと、フィリポが十字架で竜を追い出したという伝説(聖書には記載されていません)に由来します。

12使徒 その16 ヨハネといえば

 聖書の中の文書で、『ヨハネによる福音書』、『ヨハネの手紙一』、『ヨハネの手紙二』、『ヨハネの手紙三』、『ヨハネの黙示録』がこのヨハネによって書かれたと伝承されてきました。別のヨハネやヨハネの名をかりて書かれたという説が近代以降では有力な説となっています。

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ちなみに福音書にはそれぞれシンボルマークがあり、『ヨハネによる福音書』のシンボルマークは鷲です。

12使徒 その15 ヨハネ(ゼベダイの子、ヤコブの兄弟)

 使徒を紹介していくシリーズ、4人目はヨハネです。
ヨハネも聖書の中に洗礼者ヨハネという同名の有名人がいるのでちょっとややこしい人物の一人です。
前回までご紹介していたヤコブの兄弟で、ヤコブと一緒にイエスの弟子になりました。"雷の子たち"(ボアネルゲス)という異名を持っています。

"イエスの愛しておられた弟子"という記述が聖書にあるのですが、それがヨハネではないかといわれています。
イエスが十字架にかかった時、その近くに"イエスの愛しておられた弟子"がいたとあるので、ヨハネが立ち会っている絵画などがあります。
また、最後の晩餐の場面でイエスによりかかっているように描かれるのはヨハネです。


12使徒 その12 ヤコブも最期は

 12使徒のほとんどが実は殉教しているんですが、ヤコブもかなり早い段階で殉教しています。イスラエルのヘロデ王によって剣で殺されたと聖書に書かれています。

ヤコブの遺体がスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラという場所で発見されたためにスペインの守護聖人とされているようです。
スペイン語で「サンティアゴ」は「聖ヤコブ」という意味です。

このサンティアゴ・デ・コンポステーラは巡礼地として人気がある場所らしいですよ。

12使徒 その11 熱心なお母さん

 ペトロとヨハネ、ゼベダイの子ヤコブの3人が弟子の中の筆頭だったようで、イエスは3人だけをつれていくことがよくありました

ところで、12使徒の中では地位争いみたいなことがおきていたようで、ヤコブとヨハネのお母さんがイエスに2人を弟子のナンバー1とナンバー2にしてほしいと直談判する場面も聖書にはでてきます。
その時に「一番偉くなりたい人は、人に仕えるしもべになりなさい。」というのがイエスの教えでした。そのイエスは十字架という身分が低い人の処刑方法で死ぬことになりました。

12使徒 その10 ヤコブは他にもいるから...

 12使徒を紹介していくシリーズ、3人目はヤコブです。
なんてさらりとヤコブと書くと「どのヤコブ!?」となるのです。ややこしいことに、ヤコブという名前の人は12使徒の中にもう一人ヤコブがいるのです。しかも12使徒ではなくそのもっともっと大昔の旧約聖書に超有名なヤコブがいまして、さらにいうなら新約聖書に「ヤコブの手紙」というのがありますが、どうもまた別人のヤコブじゃないかという話でして、非常にややこしいのです。一応他のヤコブと区別するためにゼベダイの子ヤコブまたは大ヤコブといわれます。

長くなりましたが、ゼベダイの子ヤコブと呼ばれている使徒についてご紹介いたします。

ゼベダイという人の子どもで、ヨハネという兄弟と一緒にイエス・キリストの弟子になりました。兄弟で"雷の子たち"(ボアネルゲス)という異名を持っています。雷みたいな性格だったのでしょうか...。

ヤコブとヨハネはペトロやアンデレと同じガリラヤ湖の漁師でした。イエスに声をかけられお父さんのゼベダイも船も道具もその場に置いてイエスの弟子になりついていきました。

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