本にまつわる話: 2015年11月アーカイブ
こんにちは。
この前、本屋さんで「名作アニメ絵本シリーズ」を見かけましたが、
まだあるんですね。回転式の本棚に入った小さな絵本で、たいてい本屋さんの入り口にある、あの本です。
シンデレラ、白雪姫、人魚姫・・・
誰もが知っている童話ですが、
さて、どれがグリム童話で、どれがアンデルセンでだったでしょうか。
そこで、それぞれの代表作品を調べてみました。
【グリム童話】
シンデレラ、白雪姫、ヘンゼルとグレーテル、狼と七匹の子山羊、
ラプンツェル、赤ずきん、ブレーメンの音楽隊・・・
【アンデルセン】
親指姫、人魚姫、白鳥の王子、みにくいアヒルの子、赤い靴、
マッチ売りの少女、雪の女王・・・
グリム童話はディズニーにもなっているように、ハッピーエンドが多い感じがします。でも、実際に想像すると、なかなか痛そうなシーンがあったりして、ちょっと怖いイメージもあります。
一方で、アンデルセンは悲劇が多いですよね。マッチ売りの少女なんかは暗すぎてあまり好きじゃなかったですが、いま思うとどれも素敵なお話です。
童話といえば、グリム童話やアンデルセンがでてきます。
では、日本で有名な童話作家は誰でしょうか。
この答えはわかりませんが、私は最近、日本のアンデルセン・小川未明の短篇集を読んでいます。
これが、童話?と思うこともありますが、童話だからって、子どもだましとは限らないですよね。なにより未明の世界、言葉はとても魅力的で好きです。白鳥と瀬戸にいくつか所蔵がありますので、ぜひどうぞ。
学生サポーター、myuでした。
こんにちは。
突然ですが、皆さんは国語の授業が好きでしたか?
私は、あまり好きではありませんでした。授業なら理数科目の方が面白いと思ったし、好きでした。それに、好きだと思う先生も理数系の先生ばかり・・・
なぜそうだったのでしょうか?
その理由は先日読んだ本、
大村はま、刈谷剛彦・夏子著『教えることの復権』 にありました。
冒頭での質問は、この本を国語の授業が嫌い、という人はもちろん、特に好きでもなかったという人にぜひ読んで欲しいと思ったからです。
著者の1人、刈谷夏子さんは国語の授業が嫌いな子どもだったそうです。
決して国語の成績が悪かったわけでもなく、ただ自分なりの理由があって嫌いだったと言っています。
しかし、それは中学のときの転校先の国語教師との出会いで変わることになります・・・
これを読んで、「なるほど!」と思いました。
きっと同じように思っている人はほかにもたくさんいるのではないでしょうか。ざっくり説明すると、国語の授業は他の科目に比べて発見や新たな追求がなく、授業の必要性が見出せなかった、といったところでしょうか。
刈谷夏子さんの書く文章は「まさにそうなの!」と言いたくなるくらいしっくりくる表現で、とてもユーモラスです。
私の足りなさ過ぎる表現より、実際に読んでみたほうが納得してもらえると思います。
そして、本編では、刈谷さんが出会った国語教師の大村はまさんが授業について書いています。自分の知らない国語の授業でとても面白いです。
刈谷夏子さんの著作本は少なく、さらにこの本自体は本学図書館には所蔵していませんが、大村はま著作の本は数冊あります。
機会があれば是非読んでみて下さい。
学生サポーター、myuでした。