<06>図書館スタッフ: 2013年7月アーカイブ
いつも周りに何かしら生き物がいたような気がします。
ペットとして飼っていた生き物以外にも、庭や、時には家の中まで入って来る
野良や野生の生き物たち。
犬、猫、ウサギ、小鳥、金魚、カエル、トカゲ、蝶、バッタ...。
特別動物好きと言えるほどではないと思うのですが、人から見ると
いまだに素手でトカゲやバッタを持ってしまう私は、やっぱりちょっと
変わってるんでしょうか。
去年の夏、私がまだ瀬戸図書館にいたころ、事務室に迷い込んできたトカゲが
何日も室内を逃げまわっていました。
は虫類が苦手な人はもちろん、そうでなくてもいきなり目の前を横切られると
ギョッとしてしまいますよね。
実はその前の年にも同じことがあって、その時は段ボール箱に追い込んで
箱に入れたまま外へ持って行き、さかさまにして放しました。
でも去年のその時は、トカゲの動きにそれ程素早さがなかったので、手で捕まえて
外に出しました。
数時間後、そのトカゲは私が放したその場所で、裏向きになって死んでいました。
なんで?どうして?
いきなり掴んだのがいけなかったのか。
そういえば動きにキレがなかったのは弱っていたせいなのか。
それを追いかけまわして捕まえたりしたから、ショックで死んでしまったの?
なんだかとても悲しい気持ちになりました。ごめんね、トカゲ。
『生き物の持ち方大全 : プロが教える持つお作法』 松橋利光, 神谷圭介, 高岡昌江著
生き物には正しい持ち方があるんだって。
あのトカゲも正しく持ってあげれば死ななかったのかも。
というわけで、いろいろな生き物の持ち方を面白おかしく写真やマンガで紹介している
本です。
ただこの、面白おかしく、というところが曲者でして、正直ウケ狙いのオヤジギャグが
とても鼻につくというか、だんだん腹が立ってくるというか、あのかわいそうなトカゲへの
仕打ちをとても反省している身には、許しがたいふざけっぷりではあります。
もちろん持ち方については(変なネーミングだけど)正しく紹介されているみたいだし、
写真も、持たれている生き物たちが嫌がっていない様子がうかがえて、やっぱりちょっと
ほほえましく感じたりもしますので、読んで損したとまでは全然思いませんでしたけど。
(私はオオカマキリのカメラ目線にやられました。とてもキュート!)
まあ、最後には「そんな動物絶対持つ機会はない」というものまで出てきたりもしますが、
そこはもう、突っ込んでくれというお約束ですから。
いろいろな生き物を自分の手で持ってみたいと思っている方は、一度見てみると面白いかもしれません。 (・・・いますか?そんな人)
(名古屋のスタッフ くり)
今年の梅雨は案外雨が少なくて
窓から見える空は、すっかり夏空です
さて、今日は少し前に読んで印象に残っている本を紹介します
『インパラの朝:ユーラシア・アフリカ大陸684日』
中村安希 著
インパラがこちらを見ている表紙の写真にひかれて手にしました
バックパッカー旅行記でした
たった一人で見知らぬ土地を歩き
彼女が見たもの、感じたことを書いています
旅の初めの中国で、まず洗礼をうけます
耐え難い状況の列車の中で思うのです
「私は『すべて』を諦めた
ゴキブリの点検を諦め、耐えることをやめた
意味づけることを諦め、うまく乗り切ろうという望みを捨てた」
旅は始まったばかりでした
それまで持っていた当たり前の感覚でいてはだめだと気づき
そこにあるものをそのまま受け入れなければ
旅は続けられない
この時改めて
この旅をする覚悟を決めたように感じました
その後いろいろな困難な目に遭いながらも
たくましく旅を続けます
(瀬戸のスタッフ:FUJI-san)
皆さまこんにちわ。
翼館の2Fにある法学部資料室にはもう行かれましたか?
今年度から新しく開かれた図書館のひとつです。
カウンターにいると、
「法学部の学生ではないですが、入っても大丈夫ですか?」
という質問をよくされます。
もちろんどの学部の学生の方でも歓迎していますので
いつでもお越しくださいね。
現在は来館者が少なめなので、静かに過ごせる穴場的存在ですよ!
でも、法学のことなんてわからないし。
法学関係の本とかしかないんでしょ?
興味ないなあ...
とお思いの他学部生のアナタ!イヤイヤイヤ!
そう思うことなかれ。
実際、自分の学部以外のことってあんまり興味なかったりしますよね。
でも意外に自分の学部だけじゃなく、ほかの学部も
何してる学部なのか、聞かれたり考えたりする場面って多くないですか?
実はそんな時ほかの学部のことがすこーし分かってると、
比較して話しやすかったりするんです。
私も法学部がどんなことしてるかわかる本ないかなと思い探してみたら
さらっと紹介してくれるいい本を法学部資料室でみつけました。
木村草太著
ちょっとおかしな法学部の先生と高校生が出会うストーリー仕立てになっていて、
対話の中で簡単に法学の概要や、思考方法を説明してくれてます。
へえ、法学部ってこんなことやってるんだぁ...と、
他の学部との比較から教えてくれるシーンもあったりして
ちょっと目からウロコが落ちました。
あ!法学部の学生さんにとっても、基本で学ぶ内容をざっくり解説して
くれているので、まとめにはお役立ちなのではないでしょうか。
この本の中のおススメの図書はなかなか参考になりそうですよ!
そんな本も見つかる法学部資料室。
ちょっと足を運んでみませんか?
(名古屋のスタッフ るん)