2025年7月アーカイブ
少し前に
『マイ・ニューヨーク・ダイアリー』という映画を観ました。
作家サリンジャーへのファンレターに返事を書くという仕事に就いた主人公
彼女はサリンジャーの作品を読んでいない。
実のところ私も最近、読もうとしたのですが最初の数ページで挫折しています。
主人公はサリンジャーに送られてくるファンレターを読むうち
次第にサリンジャーに関心をもつようになります。
実は彼女にはあきらめかけた夢がありました。
ついに彼女はサリンジャー本人からの電話をとってしまうのです。
彼女の夢への道は開かれるのか?
なんとなく興味を持って、この映画の原作
『サリンジャーと過ごした日々』を読んでみたいと思いました。
この本は『愛知県図書館横断検索愛蔵くん』から検索してお近くの所蔵館を見つけてくださいませ。
そして、挫折した私もついに再度、挑戦してみることにしました。
『ライ麦畑でつかまえて』野崎孝訳
『キャッチャー・イン・ザ・ライ』村上春樹訳
こちらの2冊はどちらも瀬戸図書館にあります。
(瀬戸図書館スタッフ:小豆)
こんにちは、ポテトまるです。
今回は、『六人の嘘つきな大学生』という作品を紹介します。
2022年の本屋大賞にもノミネートされていた作品です。
急成長中のIT企業「スピラリンクス」の最終選考に残った6人の就活中の大学生が、内定の枠を巡って繰り広げるサスペンスストーリーとなっています。
映画化もされたので、ご存じの方も多いかもしれませんね。
私が作中で印象だったのは、物語が進む中で、登場人物一人一人の印象が二転三転していくところです。
ついさっきまで信頼していた相手の悪い部分を知ったことで、それまでの関係が一気に崩れてしまうところがリアルで、人間らしいなと感じました。
人間は誰しも善と悪の二面性を持っていて、自分の中の物差しだけで判断すると、相手の本当の姿が見えないこともあるということを改めて考えさせられる作品でした。
物語の最後には散りばめられた伏線がどんどん回収されていく爽快感も味わえたので、ミステリーが好きな人にはオススメな作品です。
皆さん是非読んでみてください。
(名古屋の図書館スタッフ ポテトまる)
Nintendo DS用ソフトの「脳トレ」を監修している筆者が、脳機能の発達に関する研究で読書の大切さを取り上げています。紙の本を読むこととタブレットやスマホで読むことの違いについても触れられていてとても興味深く思いました。
自分が普段なんとなく感じていることが、研究結果として現れていることに納得感がありました。
コロナ以降子どもたちが学校でタブレットを使っていますが、こちらについてもその危うさに触れられています。
MRIなどを使った調査によると電子機器を見ているとき脳はリラックス状態になっていてあまり働いていないとか。
脳の発達には子どもにとっても高齢者にとっても読書(そして音読!)が有効なのだそう。
本好きにはもちろん、子育て世代や年配の方にも読んでみる価値があると思います。
【図書館スタッフ:フエルトうさぎ】
こんにちは♪ あかトマトです。
先日3年越しで待望の「安曇野ちひろ美術館」へ行ってきました❣
息子が長野県に引越してからこの3年、年に3回は長野に行っているのに、結局いつも息子の部屋の掃除や買い物に追われ...やっと今回念願が叶いました☆
あいにくの大雨で本来なら安曇野の美しい景色も見られるはずだったのですが、それは叶わず...でも駐車場から美術館の入口まで傘の貸出をしていたり、入る前から来館者に優しい美術館でした。
私は幼い頃に読んだ絵本『ひさの星』が好きで、いわさきちひろの絵のファンになったのですが、絵心は全くなく...
ただ素敵だなぁという感覚なのですが、油絵を習っている娘は食い入るように長時間かけて観ていました。
それでもド素人の私の心にも響く、あの透き通るようないわさきちひろの絵の美しさに囲まれて、本当に来てよかったなぁと思える素敵な時間でした。
館内には信州産のりんごジュースやアイスティー、地元のお菓子やパンをいただける「絵本カフェ」もあり、お土産も充実していて、特にいわさきちひろのファンでなくても年齢問わず1日楽しめる場所です♪
長野へ行った際には、ぜひ一度訪れてみてくださいネ☆
(なごやの図書館スタッフ:あかトマト)
ごきげんよう、スタッフのかえるまんじゅうです。
みなさんには何か趣味はありますか?
語学、スポーツ、楽器、ダンスなどなど、サークルや個人で楽しむために日々努力している方もいらっしゃるでしょう。
今回ご紹介するのは、そういった何かしらに打ち込んでいる方におすすめの一冊です。
なぜ反復練習によって技術が身に付き上達するのか、初級者・中級者と上級者の違いはどういう所にあるのか、上達した人はどこが違うのか、などの論理面だけでなく、効率よく上達するための方法論についても書いてあります。
中級者から上級者にレベルアップするためにどうすればいいのか、どんなスキルにも応用できる具体的な練習方法も紹介されています。
どうせするなら効果的な努力をしたいですよね。
(なごやの図書館スタッフ かえるまんじゅう)
こんにちは。
現在、曙館3Fしろとり図書館では"お茶"に関する本をぎゅっと集めた「お茶の時間です」展示を開催中です。
お茶といっても、紅茶、日本茶、中国茶、台湾茶・・・など、
いろいろな種類があり、楽しみ方もさまざまですね。
紅茶なら、とっておきの楽しみはやはりイギリス発祥のアフタヌーンティーでしょうか。
段々のスタンドにサーブされたケーキやスコーン、小さな焼き菓子、そしてサンドイッチなどのセイボリー。
それらをゆっくりといただきながら、香り高い茶葉の紅茶をポットからティーカップに注ぐ・・・
はあ、なんて優雅な時間でしょうか。
その一方で、ほっとひと息つきたい時に毎日飲む、という人も多い ほうじ茶や緑茶などの日本茶。
ほんのちょっと淹れ方のコツを知ることで、ぐんとおいしくなるそうです。
そこに和菓子があったら最高のひとときになりますね。
日常のなかにあり、そして過ごし方によっては、贅沢な時間にもなる
あなただけの「お茶の時間」を見つけてみませんか。
(なごやの図書館スタッフ つぶあん)
こんにちは、スタッフあまりんです。
現在、曙館3Fしろとり図書では
ミニ展示「戦後80年」を開催中です。
今年は、戦後80年を迎える節目の年です。
あの頃、人々は何を信じどう行動していたのか。
同じ過ちを繰り返さないために、
過去を学び未来に生かすための本を選びました。
ぜひ一度お越しください。
(なごやの図書館スタッフ あまりん)
7月になりました!そろそろ梅雨明けして、夏本番がやってきますね。
ふと疲れたときや落ち込んで気力が出ないとき、見るだけで元気になれる「本」があれば、
心の処方箋になります。ほんとうは誰かに話したいけれど、そんな気持ちの余裕すら
ないときはそっと本を開いてみて下さい。
本はいつでもどこでもあなたに寄り添ってくれる「友人」のような存在なのです。
この展示ではスポーツを通した「本の処方箋」をセレクトしてみました♪
(名言や体験談、スポーツ小説など取り揃えました)
この夏、ぜひ心を揺さぶられてみませんか?
(★瀬戸の図書館スタッフ ティズ★)
本の展示とともに紹介文をまとめた豆本も配布予定しています。
瀬戸図書館企画展示『キミの心を支える本たち
-スポーツを通して心豊かに-』
展示期間 2025年7月~9月
こんにちは、もくもくです。
今回ご紹介するのは『みどりのゆび』です。
「じぶんの子どもをとてもかわいがっているのに、ほかのひとの子どもたちを
みなしごにするために、兵器をこしらえている」そんな父親のもつ兵器工場の
おかげで裕福な生活を送る少年 チト。
彼は不思議な力をもっていて、様々な人々や社会に触れ、本当に大切なものは
なにかを考え、行動を起こしていきます。彼の持つ力を使って街中を花で
満たし、人々を笑顔にしていったのです。
父親の兵器工場で作られた武器を使った戦争が始まろうとした時、
彼のとった行動は?その結果起きたことに父親はどんな対応をしたのでしょう?
公共図書館に所蔵されていますので、興味を持たれた方は
手に取ってみてください、少年が何者かがわかります。
そして最後にある「訳者のことば」も、是非読んでみてください。
この物語をより深く感じられると思います。
(名古屋の図書館スタッフ:もくもく)