2022年6月アーカイブ
世界史、苦手ですが
ざっくり古典が読めることに興味あり!!
20もの古典が
ざっくり読める
魅惑的じゃないですか?
じっくり読みたい古典を探す?
という読み方もありです。
一度、読んだことのある古典
有名過ぎて知ってるよ!
という古典も今、もう一度、読んでみると
あらたな発見もありそうです。
当時の社会、背景などを知ることによって
国民性は命取りにもなる病のようだなとか
そもそもそれは真実なのか?
そんなことを思いながら
広い視野で物を見ることが重要だなと思わされます。
歴史に学ぶことは多いです。
というか歴史に学ぶべきだなと。
【紹介されている20の古典】気になる古典はありますか?
イリアス/オデュッセイア、史記列伝、英雄伝、三国志演義、神曲、デカメロン、ドン・キホーテ、アラビアンナイト、ハムレット、ロビンソン・クルーソー、ファウスト、ゴリオ爺さん、大いなる遺産、戦争と平和、カラマーゾフの兄弟、夜明け前、山猫、阿Q正伝、武器よさらば、ペスト
(図書館スタッフ:小豆)
こんにちは! あかトマトです。
今日はちょっとお堅いブログになってしまいそうです...
先日しろとり図書館である本が目にとまり、少しの間この本を手に取ろうか迷いました。
もうあれは20年近く昔の話なのですが...私はその頃劇団に所属し、ある年の公演で『アンネの日記』を上演しました。
私の役は、アンネの姉マルゴットでした。
それまで演じてきた演目に比べて、特に思い入れのある作品だったわけでもなく、いつも通り3ヶ月間稽古をし、本番に臨みました。
そして2日間4公演目の千秋楽、最後の場面、アンネ達の隠れ家が見つかり、連行される瞬間...それまで幾つかの舞台に立ち、いろんな役を演じてきましたが、一度も経験したことのないことが起こりました。
アンネ役の子が、アンネとその家族にこれから待ち受ける運命を悟って、それでも私(マルゴット)に微笑みかけるシーン...私の目に映ったのは、アンネ・フランクその人だったのです。
そしてアンネに微笑み返す私は、その時紛れもなく姉マルゴットでした。
お客さんやスタッフの方々からも、「アンネが舞い降りてたね」と言われました。
別に私たちの演技がずば抜けてよかったとか、そういうことではないんです...でも、宗教的な話ではなく、アンネはあの時確かにそこにいたように感じたのです。
アンネは今でも私たちを見守り、戦争の悲惨さを伝えたかったのではないかと個人的には思っています。
今、ある国で起こっていることをアンネはどう思っているのでしょうか...
さて、ご紹介した図書ですが、密告者が誰なのか、人一倍気になりますし、憤りも感じます。
でもそれらは全て戦争が引き起こした悲劇で、もはや個人の責任ではないのではないでしょうか。
私には中学3年生の娘がいます。高校受験がありますし、もちろん目の前の勉強も友人関係も大切です。
けれどあの時のアンネと同じ14歳を生きる娘に、一度立ち止まって「アンネの日記」を読んでほしいな、と思います。
こんな時代だからこそ、14歳ではない方も、是非アンネの声をもう一度聞いてみて下さい。
(図書館スタッフ あかトマト)
こんにちは豆太です。
MR=医薬情報担当者を主人公に製薬業界の裏表を描いた医療ビジネス・エンターテイメントです。
分厚いが短編集なので読みやすく、各章で起承転結があるのも読みやすさのポイントです。
MRとは「医薬情報担当者」と呼ばれ、製薬業界の医薬営業です。
かつてはプロパーと呼ばれていましたが、医師への過剰な接待攻勢で癒着や安全性の無視などが問題になったため、 日本製薬工業協会(製薬協)が自主規制する形で、プロモーションコードを作成しました。
それにより、プロパーは厳しいルールの下でしか営業活動のできない「MR」に変わったのです。
MRは製薬協に属しMR資格が必要です。新入社員が入社すると,
このMR資格を取得するために8ケ月間猛勉強します。
当然、自分のところの製品教育+薬効・薬理、疾患、PMS、プロモーションコードに沿った勉強を行います。
この試験は年1回12月に実施され、合格率は85%前後です。不合格ですと翌年12月追試を行います。
この試験がMRの第一関門になります。当たり前ですが業界試験なので薬剤師の資格があっても受験します。
病院によってはこの資格が名札になる施設もあります。無いとこの病院の担当者にはなれません。
とにかく、厳しい勉強を経てMRの誕生です。薬学部、理系だけでなく、文系もたくさんいます。
この主人公の人たちも文系が頑張っています。業界に入ればハンディはありますが、 ひとの命に携わる者として一生懸命知恵を絞って立ち向かう姿が面白く描かれています。
読み始めたらやめられなくなります。ライバル会社のMRが登場すると競争相手にいかに勝つか、という話になり
さらに、ライバル会社に勝ってもまだ話が終わらず、今度は内部と戦う話になります。
どちらかといえば現実に近く、半沢直樹の製薬会社版と理解していただいても差し支えないかもしれません。
非常に興味深々で読んでいただけると思います。
追伸:リハビリテーション科だけでなく、文系の皆様も医療業界に足を踏み込んでみませんか。
(名古屋図書館スタッフ:豆太)
季節外れの紹介でごめんなさい。
最近、気づいたので、忘れないうちに書いてみたいと思いました。
少し前にこのブログで
『素晴らしき哉、人生!』を紹介しました
最近、別の映画からこの映画を観かけたので
つい紹介したくなりました。
今回紹介させていただく映画は
『クーパー家の晩餐会』です。
私、ダイアン・キートンさんが好きなのです。
クリスマスのお話なんですが、今どきのアメリカの様子がうかがえます。
あったかいような残念なような?
残念、というのは、今や、アメリカはクリスチャンの国ではなくなってしまったのかな?
と思えるシーンがありまして。
それでもまだ完全に拒否してるわけでもなさそうなので
ちょっぴり期待したり
そんな思いで観ていました。
政治、宗教、民族など、今どきのアメリカ事情を垣間見ることもできます。
叔母さんがイスラエルの曲を歌いだすというのも興味深かったです。
そして、今回、紹介したいなと思いましたのは、
この映画の中のワンシーンに
を、ある家族がテレビ?で観ているシーンがありました。
そして、別のシーンで、一人の出演者のセリフの中に、この映画に関連する言葉がありました。
もし、観られるチャンスがありましたら、
その二つのシーンを探してみませんか。
もう一つの映画の楽しみ方、いかがでしょうか。
季節外れで本当に申し訳ありません。
(-_-;)
(図書館スタッフ:小豆)
おすすめ映画の紹介です。
フランス映画『最強のふたり』を知っていますか?
事故で首から下が麻痺する障害を負った富豪の男性と
介護役として雇われたスラム出身の黒人青年の交流を描いた
実話を基にした物語です。
介護人として雇われながら 障害を笑い飛ばす言いたい放題の介護人ドリス。
無礼とも思える態度だけれど、病人扱いせず一人の人間として
向き合っていることが頑なだったフィリップの気持ちを次第に変えていきます。
ドリスがフィリップのひげで遊ぶ場面などユーモアにあふれ思わず笑ってしまいます。
障害をどこか特別に思いがちで、接し方に戸惑うことのある自分に
こんな風に自然に接することができたらと(実際はかなり難しいと思いますが...)
目からうろこ?の映画でした。
(図書館スタッフ:フエルトうさぎ)
こんにちは、もくもくです。
冷凍睡眠(コールドスリープ)とタイムトラベル、そしてタイムパラドックス。
今の私達から見ると、SFものとして受け入れやすい内容ですね。
しかし、1956年に発表された当時としては、画期的だったのではないでしょうか。
猫を相棒として暮らす、技術オタクな青年が主人公ですが、
彼の考案した機械が興味深く、なかには「もしかしてル〇バ?」
という物が書かれていて、流石ハインライン!世界観と設定が素敵なのです。
ほかの機械も実体化されると面白いですね。リアルに稼働するところを見てみたいです。
『夏への扉』
日本では1958年に刊行されました。
家庭用ロボットやCADらしき機械や、それらの操作方法の解説を
当時イメージし翻訳する方も大変だったのではないかと思います。
図書館で所蔵しているのは、1958年に翻訳されたものですが、
2009年に別の出版社から新訳が刊行されたので、読み比べてみるのも楽しいですね。
ご存知の方がいるかもですが、日本で舞台化や実写映画化されたのだそうです。
そして、山下達郎がこのお話をモチーフに作曲をしています。
タイトルは勿論「夏への扉」。
(名古屋の図書館スタッフ:もくもく)
こんにちは♪ あかトマトです。
先日、新着図書を並べ替えていて、こちらの本が目に止まりました。
ちゃんと2/29の分があるので、366日なんですネ☆
この手の本があるとつい手にとって、自分や子供達の誕生日のところを読んでしまうのですが、娘の誕生日の隣りにあった11/20の「トルストイの言葉」がおもしろ過ぎたので、ご紹介しますね!
"結婚しなくとも生きて行けるのに 結婚する人間の行為は、つまずきもしないのに 倒れる人間の行為と同じである" (by トルストイ)
思わず笑ってしまいました~(^_^;)
トルストイは名声、才能、お金、健康すべてを手にしましたが、家庭円満には恵まれなかったそうです。なんてこともこの本からは知ることができます。
笑える内容だけでなく、宮沢賢治や川端康成など文豪の心にしみる言葉も多数あり、これ1冊で色々な楽しみ方ができます。
午後のひととき、お茶のお供にページをめくってみてはいかがでしょうか?
あなただけの名言に出会えるかもしれません...
(図書館スタッフ:あかトマト)