2022年2月アーカイブ
最近、泣いたことありますか?
私、泣きました。
泣き虫おばさんです。
読んだのは、この絵本です。
ママのおかあさん、おばあちゃんのことを書いているお話です。
ママがとてもあたたかく
ママのおかあさんに接している姿を見て
この女の子もすこし大人になって
大切なものをママからもらったのかな
と思います。
私の母は私のことを忘れてなかったけど
だんだん私の知っている母ではなくなっていきました。
最期を看取ることができたのは、本当によかったと思っています。
私にも娘がいますが
できれば娘を煩わせないで逝けたらと願っています。
絵本の中から心に残ったことば
ながいながい
さよならのじゅんびをする
私自身もさよならの準備をしていかないとね。
そんなことも考えながら、
母のことを思い出していました。
『いつかあなたをわすれても』読んでみませんか?
(図書館スタッフ:小豆)
こんにちは もくもくです。
雨が降ってくると、独特のにおいがすることがあります。
土の湿った匂いとか、何か懐かしく感じるというか、そんな覚えはありませんか?
実はその雨の匂いにはペトリコールという名前があります。
"雨が降り始めたときに地面から立ち上るにおい"は、ある種の植物から発生した油が
乾燥した土や石に付着し、その油が雨に当たった瞬間に細かな粒子となって
舞い上がることで発生するのだそうです。
私はこの本で名前がついていたことを、初めて知りました。
他にも、空はどうして青く見えるのか?雲のかたちや虹についてなど
子供に頃に(大人になった今も)感じたワクワクに応えてくれています。
この本を読んでから、より空を見上げるのか楽しくなりました。
著作者の荒木健太郎さんは、気象庁気象予報研究所研究官・雲研究者で、
映画「天気の子」で気象監修も務めた方です。
瀬戸図書館に所蔵されていますので、名古屋学舎の方は取り寄せて読んでみてくださいね。
(名古屋の図書館スタッフ:もくもく)
ドラマを観るのが好きな私。
「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」が面白い。
姉妹と言っても、実の姉妹ではない。
阿佐ヶ谷のアパートでの、同居生活を綴ったエッセイをドラマ化したとのこと。
女優さん二人が余りにも阿佐ヶ谷姉妹の雰囲気に似ていてびっくり!
ドラマがとても良いので、エッセイも読んでみた。
おばさんあるあるネタに、ご近所さんとの暖かい交流。
えりこさんが二人暮らししたいと思った理由は、先行き不安とかいろいろあるけど、
自分自身が楽しく暮らしたいから。みほさんは至ってマイペース。
独身・アラフィフ女性二人の二人暮らし、飾らない日常に元気をもらえる。
同じアパートの隣の部屋が空いた為、えりこさんが引っ越し現在はお隣さん同士とか。
それもまた楽しそう。 (瀬戸のスタッフ:emirin)
『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』
先日、本屋さんで
NHKのテキスト『100分de名著』
カラマーゾフの兄弟の特集を見つけました。
この物語、気になっていましたが、長編すぎて読む自信がありませんでした。
このテキストによると、ドストエフスキーは続編を考えていたとか?
続編というか最初から2部構成で書くつもりだったようです。
このテキストを読んだことで、さらに読みたくなりましたが、
やはり長編ということで
瀬戸図書館でこんな本見つけました。
漫画です。かなり簡潔にまとめてあって
すぐに読めました。
このテキスト『100分de名著』を書かれた亀山郁夫氏の著書
『『カラマーゾフの兄弟』続編を空想する』も続けて読んでいます。
キリスト教の教えが意識の中にあるけど
社会の悲惨さ、残酷さに
神などいない
と思いたくなる状況の中で生きている。
そんな中で自分の罪深さに押しつぶされそうなときに
求めるものは何か。
私には難しすぎました。
ロシアの歴史や社会情勢に関心のある方には面白いと思います。
人の一生は、生まれた国や、時代、環境によって大きく左右されますが、
いつか自分の罪深さと向き合う時が来る。
そんな登場人物の一人一人の葛藤を興味深く読ませていただきました。
オリジナルは長すぎると思われる方に
漫画『カラマーゾフの兄弟』お勧めします。
(図書館スタッフ:小豆)
このブログでよく紹介している『青空文庫』
文学作品ばかりだと思ってましたが、
医学関連の作品もあることに気づきました。
作品といってよいのか、医学報告書というのでしょうか。
ジョン・スノウの『コレラの伝染様式について』を見つけました。
今まで思われていた伝染様式に疑問を持ち
様々なデータを記録し、
初期の症状から発生原因、伝染の究明の記録。
この作品?を見つけたのが
私にとっての意外な発見でした。
『青空文庫』の新たな楽しみ方を見つけたので
紹介させていただきました。
(図書館スタッフ:小豆)
ごきげんよう、スタッフのかえるまんじゅうです。
今回は、海外文学のちょっと変わった楽しみ方をご提案しましょう。
それはずばり、翻訳の読み比べです。外国語で書かれた作品を気軽に日本語で楽しめるのは、プロフェッショナルによる翻訳作業があってのものです。
また、外国語作品の翻訳には著作権から派生した「翻訳権」が関わるため、著作権保護期間内は著作者の許諾無しに自由に出版することはできません。
そのため、新しい作品の翻訳は少なく(たいていは1種類のみ)、古い作品ほどたくさんの翻訳が出版されているのです。
元の作品が同じものでも、訳された年代や翻訳者によって翻訳作品の雰囲気は様々です。
もちろん、作品全部を何度も読むのはいくら好きな作品でも大変なので、
読んでいて印象深かったシーンや好きなセリフだけでも色んな翻訳を読み比べてみましょう。
「この翻訳だと、このシーンはこんな雰囲気になるのか」
「こっちの翻訳も良いけど、好きなのはあの翻訳だな」
「地の文はこっちの翻訳、セリフはあっちの翻訳がかっこいい!」などなど、
読み比べてみることでより作品を楽しめますし、作品の解釈も広がります。
複数の翻訳が出版されるほど有名な作品であれば、図書館にもその内の何種類かを所蔵している場合が多いです。
同じ作品を何種類も買えるほどの余裕がなくても大丈夫。
これは無料で利用できる図書館があるからこその楽しみ方でもあるのです。
そうして読み比べる中でお気に入りの翻訳者が見つかったら、そこから次に読む本を探すのも面白いですよ。
海外文学がお好きな方、読書ライフをより充実させたい方は、ぜひやってみてくださいね。
(なごやの図書館スタッフ かえるまんじゅう)
こんにちは、スタッフゆまたろうです。
法学部資料室の新着図書を整理していたら、面白い本を見つけたので紹介します。
かつてU君には空想の世界に入り浸っていた時期がありました。
自分は竜騎士の転生体であると信じ込んで「ダークフレイムマスター」と二つ名を名乗り、決めゼリフ(ポーズ付き)の練習をしていたのです。『18歳からはじめる知的財産法』| 大石玄, 佐藤豊編
その後妹の手により、U君が当時書いたポエムがネット投稿されてしまいます。これは法律的に問題ないのでしょうか。
他にも、
・人気漫画の内容を混ぜて小説を執筆
・ストリートピアノを撮影してネット投稿
・有名恋愛ゲームの改造セーブデータの販売
・ラーメン店の秘伝のレシピ
など、身近で興味深い事例から、
著作権・特許法などの知的財産に関する法律を学ぶことができます。
そしてどの事例も読み物としてもとても面白いので、
つい読み漁ってしまいました。
YouTubeやTwitter等、誰でも情報をネットに投稿できる時代です。
知らず知らずのうちに問題のある行動をとらないために、
この本で知的財産について一度考えてみませんか?
(なごやの図書館スタッフ ゆまたろう)
大学教授黒川知文師のメッセージを
聞き逃して以来
気になっていた本
それは、おそらく10年近く前のことです。
ご自分の著書
をもとにメッセージされました。
当時、主人の入院治療が始まった頃でしたので、
気にはなりつつも、聞きに行くことができませんでした。
先日、図書館の検索ページで、
しろとり図書館に配架されていることを知りました。
気になる本は、検索してみるものですね。
名古屋学院大学とも関わりのある内村鑑三師に関する本です。
内容に関心が持てない方も、
前半は、
彼の人となりがわかるものとなっています。
どのような人でどのような人生を歩まれたのか、
知っていただきたいなと思って紹介させていただきました。
しろとり図書館にあります。
(図書館スタッフ:小豆)