本にまつわる話: 2015年12月アーカイブ
先日、「琳派 京を彩る」の展覧会を観に、京都に行ってきました。
琳派が何のことなのか、
美術に詳しくなくても、日本史で必ず教わっているはず、だそうで、
家族で知らなかった(忘れていた)のは私一人だけでした。
「りんぱ」という言葉の響きはすごく素敵だなと思ったくらいです。
開館前に現地に着くと、
平日にもかかわらず、すでに綴れおりの長蛇の列が...(@_@)
当然中もすごい人で、作品に近づくこともままならず、
係員さんの「立ち止まらず、ゆっくり進みながらご覧ください」という声の中、
もみくちゃになりながら観始めました。
美術にも日本史にも弱い私のような人のために、下記にWikiをコピペしておきます。
※琳派(りんぱ)とは、
桃山時代後期に興り近代まで活躍した、同傾向の表現手法を用いる造形芸術上の流派、
本阿弥光悦と俵屋宗達が創始し、尾形光琳・乾山兄弟によって発展、
絵画ばかりではなく、陶芸作品や工芸品、
織物や書など、さまざまなジャンルの作品がありました。
そして、国宝や重要文化財などもたくさん。
品のある美しさ、構図の妙と斬新さは圧巻で、
ここまでのお宝たちが一堂に会するのは、そうそうない貴重な機会であることを
遅ればせながら、観ながら実感したのです。
特に、俵屋宗達の「風神雷神図屏風」、「蔦の細道図屏風」
光悦・宗達のツートップコラボ「鶴図下絵和歌巻」
生で観られてほんとに良かった。。。
帰宅後、改めて琳派について調べてみました。
尾形光琳の「琳」の字を取って、琳派と名付けられたこと。
宗達や光琳は生まれた年代が全く違い、直接の師弟関係はなかったのに、
その作品に感銘を受け、師として仰いでいたことなど、
ちょっと調べただけで興味深い話がいろいろありました。
予習していけば、また深い見方ができたかもしれません。
本学にも、琳派に関する本が何冊かありました。
余韻が醒めないうちに読んでみようかな...
(瀬戸のスタッフ・うぱこ)