<01>学生: 2024年3月アーカイブ
こんにちは豆太です。
よく晴れた休日、野外に出て自然の中に身を置き、体を動かすことはとても楽しく魅力的です。
日常から解放されて、何でも自由にできるような気分にさせてくれます。
そんなこともあり、いまアウトドアはブームになっています。
しかし、何でも自由にしてよいかというと、そうではありません。
日本は法治国家です。数多くの法令があります。
これらの法令にはそれぞれの目的があり、自然や生き物を守るためのもの、住民の快適な生活を守るためのもの、事故を起こさないためのルールを定めたものなど様々です。
『アウトドア六法』では、少しでも分かりやすく法令を解説するために、場所別に「山」「川・湖沼」「海」「都市近郊・公園」と章を4つに分けています。そしてそれぞれの章ごとにQ&A形式で解説しています。
折角、楽しいアウトドアも警察沙汰やあとから罰金が科せられたらもともこもありません。
正しく自然を楽しみ、守るための法律を理解していれば楽しさも倍増します。
ご自身の好きなジャンルからアトランダムに読んでいただければいいと思いますよ。
それでは問題です。
山で山菜、キノコ、山野草などを採ってもいいでしょうか?
答えは、許可なく採取することは違法です。
このような形式だから楽に、興味深く読んでいただけると思います。
法律を知っているとアウトドアももっと楽しくなることは請け合いです。
(名古屋図書館スタッフ:豆太)
こんにちは豆太です。
この本は法学部資料室にあります。
伊佐千尋によるノンフィクション小説で副題「布川事件の不正義」です。
昭和42年(1967年)に茨城県で発生した強盗殺人事件の犯人として、事件に無関係の
青年二人が逮捕、起訴され30年近くにわたって投獄された冤罪事件を描いています。
テレビサスペンスドラマの警察・検察・弁護士そして裁判所を思い浮かべて見てください。
逮捕から実に44年、この間 桜井・杉山両氏が受けた苦しみは想像もつかず、警察・検察・裁判所はどのようにして責任をとり、二人の何十年の人生を償うのだろうか?
これは桜井・杉山両氏だけの問題ではない。
警察・検察・裁判所が法に基づいた公正な取り調べとあるべき審理を行なっていれば、
この不幸な事件は防止できたはずである。
最近も話題になっている袴田事件冤罪もしかりである。
きちっとした物証がないにもかかわらず辻褄を合わせ、あたかも犯人に仕立てる算段で事にあたるやり口は依然行われているように思えて仕方がない。
サスペンス映画感覚で読んでいただくと法律にも興味が湧いてくると思います。
(名古屋図書館スタッフ:豆太)