舵のない船
こんにちは豆太です。
この本は法学部資料室にあります。
伊佐千尋によるノンフィクション小説で副題「布川事件の不正義」です。
昭和42年(1967年)に茨城県で発生した強盗殺人事件の犯人として、事件に無関係の
青年二人が逮捕、起訴され30年近くにわたって投獄された冤罪事件を描いています。
テレビサスペンスドラマの警察・検察・弁護士そして裁判所を思い浮かべて見てください。
逮捕から実に44年、この間 桜井・杉山両氏が受けた苦しみは想像もつかず、警察・検察・裁判所はどのようにして責任をとり、二人の何十年の人生を償うのだろうか?
これは桜井・杉山両氏だけの問題ではない。
警察・検察・裁判所が法に基づいた公正な取り調べとあるべき審理を行なっていれば、
この不幸な事件は防止できたはずである。
最近も話題になっている袴田事件冤罪もしかりである。
きちっとした物証がないにもかかわらず辻褄を合わせ、あたかも犯人に仕立てる算段で事にあたるやり口は依然行われているように思えて仕方がない。
サスペンス映画感覚で読んでいただくと法律にも興味が湧いてくると思います。
(名古屋図書館スタッフ:豆太)